ペット 動物 鳥 植物 山 海 魚 鯨 珊瑚 自然カテゴリの記事一覧

宇宙から漁場を予測する『魚予報』開発に奮闘する齊藤誠一さん



夢の扉プラス、今回は、

宇宙から漁場を予測する『魚予報』開発に奮闘する、

北海道大学大学院 教授の齊藤誠一さんを取り上げています。



齊藤さんは、漁師の経験と勘が頼りだった漁業に革命を起こそうと、

IT技術でスマート水産業を目指しています。



気候変動による不漁や、燃料費の高騰などにより厳しい状況が続く漁業。

不漁は、漁師の生活だけでなく食卓に並ぶ魚にも影響を及ぼします。



齊藤誠一さんの『魚予報』は、宇宙から魚の居場所を探すシステムです。


衛星から送られる水温や潮流、植物プランクトンなどの海洋デー タをもとに解析し、

過去の漁獲高と照らし合わせて漁場を予測します。


なんと、3日先の漁場まで予測可能だといいます。



北斎藤さんは青森県八戸市でアカイカの不漁を解決するため、予測システムの開発に励みました。



斎藤さんの開発により、

大量のアカイカをとることに成功し、燃料費の削減もすることができ、大成功を収めました。



漁場予測システム開発は、途中、出資企業の撤退などもあり困難を極めましたが、ようやく日の目を見る日が来たようです。



気象庁が2014年度から導入を決めている気象レーダ『フェーズドアレイレーダ』



気象庁が2014年度から導入を決めている気象レーダがあります。

それは、大阪大学大学院 工学研究科 准教授/牛尾知雄さんが開発した『フェーズドアレイレーダ』です。



従来の気象レーダは、竜巻をもたらす積乱雲を観測するのに5分程かかっていた為、

『気象庁が発表する「竜巻注意情報」の適中率は、10%にも満たない』と酷評されていました。



『フェーズドアレイレーダ』は、

降雨の構造を、3次元(3D)で観測できる高性能次世代レーダで、雨雲をリアルタイムで捉えることができ、積乱雲の発達の過程も、約10〜30秒間隔で観測可能です。



竜巻やゲリラ豪雨などの突発的な気象災害の監視や、予知・予測に役立つと、大いに期待されています。



ヒマラヤ産リンドウで少女を救うプラントハンターの渡邉高志さん



夢の扉プラス、

今回は、全世界を飛び回り有効成分を持つ植物を見つけ採取している、
プラントハンターの、高知工科大学教授 渡邉高志さんを取り上げています。


未だ数多くの植物がその効果を知られることなく眠っていますが、
そんな可能性を秘めた希少な植物を求めアマゾンを初め世界中を飛び回っているのが渡邉高志さんです。

 

約38万種も存在する地球上の植物ですが、その中には有効成分を持つ物が有り、
医薬品や化粧品、食品などの開発に利用されてきています。



特に薬品の分野では、 血圧を下げるものや、抗癌作用のあるものなど、
数千万人の治療に役立っていて、今、渡邉高志さんの採取した植物で抗HIV薬の開発も始まっています。



『人を健康にする力を持つ植物』を求め世界中を飛び回っていた渡邉さんですがまる時から、

『人を幸せにする力を持つ植物』を目標に植物を使って産業を起こすことを始めました。



そのきっかけはネパール山中での出来事です。
ある母親が「自分の娘とあなたの財布を交換してくれませんか」と言ってきました。

この母親の一言が渡邉さんの生き方を変えました。


現地に住む人々の想像以上の困窮ぶりに突き動かされ、有効生物を持つ植物発見に邁進。


ヒマラヤ産リンドウに目を付け日焼け止めクリームを開発、
現地の人にヒマラヤ産リンドウの栽培方法を教え日本に売る道を開きました。



そして今、一人当たりの国民所得が最低の高知県に着目。

『黒文字』のお茶作りに精を出し、今年中の発売を目指して奮闘中です。


今までになかったタイプのプラントハンターを目指す渡邉高志さん、
今後の活躍が大いに期待されています。


国産スギを使うことで林業再生を目指している飯村豊さん



夢の扉プラス、

今回は、国産スギを使うことで林業再生を目指している、
宮崎県木材利用技術センター所長の飯村豊さんを取り上げています。



植林されたまま、『柔らかすぎる』という理由で使われていない国産スギを有効活用し、
山を健康にしようとしているのが飯村豊さんです。



杉の持つ特性を調べ上げ、

『柔らかくて折れやすい』という杉の弱点を
『しなやかで順応性がある』という利点に変えました。



しなやかで変形が容易で復元力に優れた杉を重ね合わせることで
頑丈で耐久性に富んだ材木へと変えていきます。



そして、その木材を使って建てられたのが宮崎にある木製ドームの『木の花ドーム』です。

直径122m、高さ最大38mのドームを見事杉材だけを使って完成させました。



見捨てられた国産スギを使って林業を盛んにしようと挑戦している飯村さんは、
次にガードレールに目をつけます。



衝撃吸収力に優れた杉を使った木製ガードレールは、国の定めた安全基準を充分に満たしたものが完成し、
現在は変形や割れを防ぐための薬剤を内部に浸透させることもやっています。



又、農林水産省から「杉の復元力を生かしたネジを作って欲しい」との依頼を受け、
先端が細いネジを完成させ、現在特許出願中です。



飯村さんは日本のスギを使って韓国に小さな美術館を建て感謝されていますが、
将来的な国産杉のアジアへの輸出も視野に入れています。


花粉の飛ばない無花粉杉の開発に成功した斎藤真己さん




夢の扉プラス、

今回は、花粉の飛ばない無花粉杉の開発に成功した、

富山県森林研究所主任研究員・農学博士の斎藤真己さんを取り上げています。


国民の5人に1人が罹患し今や国民病ともいわれる花粉症、


微小粒子状物質(PM2.5)との関連もあり、より深刻な影響を与えていますが、

花粉症の元凶の花粉が飛ばない無花粉杉の開発に成功したのが斎藤真己さんです。



一本の無花粉の杉を見つけてから、

将来の日本人が花粉症で苦しまないようにとの思いで苦節10年、


全国各地から優良杉品種の花粉を300種以上取り寄せ、

無花粉杉と1種ずつ交配させ続けた結果、

ついに、『無花粉になる遺伝子』を持つ品種を発見しました。


そして、

種子から無花粉の杉を大量生産する技術を確立し、植林にまでこぎつけています。



雷から人の命や生活を守るために、『避雷器』を開発した吉田修さん




夢の扉プラス、今回は、雷から人の命や生活を守るために、『避雷器』を開発した音羽電気工業社長の吉田修さんを取り上げています。


全国でその被害額が年間2000億円にも及ぶという雷の被害ですが、

音羽電気工業はその雷から人々の命や生活を守るための『避雷器』を専門に扱っている会社です。


雷には、直接被害を受ける直撃雷と、町中の電線を伝って被害を受 ける誘導雷があります。

避雷針が備えてある設備でも雷の被害を受ける場合があるのは誘導雷によるものです。



吉田さんが開発した避雷器は、一定以上の電圧が掛 かった時だけ電気を通す特殊なセラミックスが入っていて、雷などの特に強い電気が通る場合のみ地面に電気を逃がします。



避雷器は、日本全国の電柱に500万個、そして、山間部の放送局中継基地や 携帯電話基地局、又、東京スカイツリーや清水寺でも使用されています。



雷に徹底的にこだわる吉田さん、三菱重工と共同で『対雷試験装置』を開発し、雷対策や一般市民への啓蒙活動を行なっています。

この、雷を再現できる『対雷試験装置』はアジアでも唯一の施設で、当時の年商の半分以上の費用をかけて作られたものです。



吉田さんは、野外コンサートの落雷事故に衝撃を受け、すぐに、

雷雲が近づき落雷の可能性が高まると警報を鳴らす、すぐに移動可能な『移動式雷レーダー』の開発に取り掛かかり完成させ、検証実験を成功させる段階まで来ています。



そして来年から、大阪・阿倍野に出来る、展望台、ホテル、オフィス、美術館、百貨店を備えた、地上300mという日本一の超高層ビル『あべのハルカス』の雷対策に取り組む予定です。



【家庭用避雷器】

音羽電機 ホームアレスター HA...

音羽電機 ホームアレスター HA...
価格:5,355円(税込、送料込)





タグ:避雷器

レスキューハーネスを開発した山岳警備隊員・谷口光洋さん



夢の扉プラス、今回はレスキューハーネスを開発した山岳警備隊員・谷口光洋さんを取り上げています。


谷口光洋さんは、岐阜県警に所属する日本トップクラスの山岳警備隊員で、山岳警備歴36年という大ベテランです。


岐阜県だけでも去年の遭難事故は100件を超えていますが、一分一秒を争う遭難時の救助の際に大きな役割を果たすのがレスキューハーネスです。

レスキューハーネスは谷口さんが20年の歳月をかけて開発し改良したものです。



ハーネス(Harness) は本来、パラグライダー本体にパイロットをつなげる役割をするもので、ほかには、ロッククライミングや工事現場用のもの、カーレース用の4点式以上のものをさします。



ちなみに、クライミングやレスキュー用のハーネスを購入する場合は「フォールアレスト対応」のものを選ぶほうがいいようです。

フォールアレスト対応のハーネスだと、滑落時に最短距離でとどまることができ、ぶら下がりの体勢も身体に負担が少ない状態が維持できるようですので。



谷口さんが山岳警備隊に入隊した当時、救助道具は十分ではなくザイルで遭難者を救助していましたが、ザイルは救助する方、される方共に体への負担が大きく、救助道具としては問題がありました。



谷口さんは、当時、山岳ヘリ救助の先進国だったフランスとスイスへ研修に出向き、見たこともない救助専用の道具に驚かされ、帰国後登山用品メーカー社長の高橋さんを訪ね、山岳救助専用のハーネス作りを始めました。


何度も改良を重ねてついに「着脱が容易で遭難者を包み込むことができる」最強のレスキューハーネスが完成し、現在は後輩のレスキュー隊員が更なる改良を加えています。



今年4月、岐阜県警の谷口さんは、山岳警備隊では全国で2人しかいない警視庁指定広域技能指導官の指定を受け、遭難者救助活動と並行して後輩の指導に当たっています。



ビデオゾンテでたくさんの気象データを集め、ゲリラ豪雨の予測に役立てようと調査している中北英一さん



夢の扉プラス、今回は『ビデオゾンテ』で雨雲の中の雨粒を撮影し形状を観測、

たくさんの気象データを集め、ゲリラ豪雨の予測に役立てようと調査している、京都大学教授の中北英一さんを取り上げています。


中北教授が雨雲を撮影しているビデオゾンテは小型ccdカメラを搭載した機械で、巨大なバルーンに取り付け雨雲の中心の雨粒の撮影に使われます。



急に洪水をもたらし、一度発生するとかなりの被害者が発生するゲリラ豪雨、

都会のヒートアイランド現象がその原因の一つとも言われていますが、いまは、予測不能の気象現象として知られています。


ゲリラ豪雨の犠牲者が頻繁に出つつある今、予測不能とされるゲリラ豪雨を気象予報に普通に加えようと尽力しているのが中北英一教授です。


中北教授はゲリラ雨が発生するメカニズムを解明し気象レーダーの分析の精度を、気象レーダーだけでゲリラ豪雨の予測を可能にするほどに高めて気象予報の精査化に努め、

将来は普通の天気予報でゲリラ豪雨注意報が流せる状態を作ることを目標にしています。



ゲリラ豪雨発生メカニズム解明のために飛ばすバルーンの落下地点が調査の難点で、

今までは都心での調査は避けてきましたが、落下地点を山に定めたうえで飛ばす事を決意し実行、見事に成功しました。



ヒートアイランド現象が起こる都会でも調査可能になり、

ゲリラ豪雨発生メカニズム解明にための調査はより精度を高めゲリラ豪雨の予測を可能にする日は近いのではないでしょうか。



赤潮などの海の異変を素早く感知し知らせる装置の『貝リンガル(言葉)』を開発した永井清仁さん


夢の扉プラス、今回は、赤潮などの海の異変を素早く感知し知らせる装置の『貝リンガル(言葉)』を開発したミキモト真珠研究所所長 永井清仁さんを取り上げています。


海の異変を素早く感知し知らせるのは貝、具体的にはアコヤ貝が知らせてくれます。メールで「タスケテー」と。


この、海の異変を素早く感知し知らせる装置の『貝リンガル(言葉)』を開発したのが真珠養殖で有名なミキモトの真珠研究所の所長永井清仁さんです。


永井さんが『貝リンガル(言葉)』を開発したきっかけが、1992年に三重県で起きた新型の赤潮。

赤潮では死なないはずの真珠を育てるアコヤ貝が大量に死に、約30億円もの被害が出ました。

調べてみると、原因は貝だけを殺す新種のプランクトンの『ヘテロカプサ』でした。


永井さんはヘテロカプサから貝を守るのは貝の立場になることと決め、貝と会話するという案を掲げ当時九州大学教授の本城凡夫と相談しながら共に開発を進めました。


大部分の2枚貝は開閉運動の目的を体内の浄化にしています。アコヤ貝は貝を開ける回数は1時間に2回ほどですが、ヘテロカプサを与えると閉じます。


この貝の開閉運動を感知するために貝にセンサーをつけました。

センサーが磁場の電気を電気信号に変換することで開閉運動を把握でき、これによって海の異変を素早く感知し知らせることが可能になったのです。


現在、赤潮以外にも酸素濃度低下や硫化水素発生をも伝える貝リンガル、アコヤ貝以外にも牡蠣、ホタテ、あさりなどの言葉の研究も進められ、

更に牡蠣の養殖が盛んで日本と同じように赤潮の被害に遭っている韓国まで貝リンガルは進出しようとしています。



地崩れ防止に、一切木を伐採することなく斜面を補強する『ノンフレーム工法』を開発した岩佐直人さん



夢の扉プラス、今回は、地崩れ防止に、一切木を伐採することなく斜面を補強する『ノンフレーム工法』を開発した、日鐵住金建材株式会社 土木商品開発部長・岩佐直人さんを取り上げています。


今まで、山の斜面の地崩れ防止と言えば、山の木を全て伐採し整地し、斜面全体をコンクリートで固める方法が一般的でしたが、

岩佐さんが開発した最新の斜面補強技術・『ノンフレーム工法』は木を一本も切りませんので、自然環境や景観も保ったままで出来る地崩れ防止効果抜群の工法です。


『ノンフレーム工法』とは、

斜面に対して垂直に鉄製の補強材を数カ所打ち込みそれをワイヤーでハニカム(蜂の巣)状に結びつけ地盤を安定させるという方法です。


土木技術の革命『ノンフレーム工法』は地層に目を付けたもの。いわば地層に楔を打ち込む方法です。

木が生えていることによってある程度の地板の強化は出来ますが、木の根はどちらかと言うと横に広がっていきます。


『ノンフレーム工法』は、より深い地層の部分を補強する方法で、木の根の横広がり補強に加える縦の人工の根といってもいいでしょう。


まず山の斜面に垂直にロックボルトを打ち込み、それを支圧板で締め付け、その支圧板同士をワイヤーで蜂の巣状に結びつけお互いを補強しあいます。



『ノンフレーム工法』を行うことによる一番の利点は山の景観を全く損なわずに補強が出来ること。地崩れを起こしてしまった山も数年後には再生できますので自然環境保全の役割は大きいものがあります。


そして今岩佐さんが取り組んでいるのが『ノンフレーム工法』に使用する鋼材の軽量化、もちろん今の強度は保った上でのことです。




地球の砂漠化に歯止めをかけ緑化しようと、エチゼンクラゲを利用し、土壌改良材『クラゲチップ』を開発した江崎次夫さん



夢の扉プラス、今回は、地球環境を改善し、砂漠化・乾燥化に歯止めをかけ緑化しようと、

エチゼンクラゲを利用して土壌改良材『クラゲチップ』を開発した愛媛大学農学部客員教授の江崎次夫さんを取り上げています。



2005年にクラゲの中でも大きく一メートルもあるエチゼンクラゲが大量に発生し漁業に大きな被害を与えてきましたが、

その海の邪魔者・エチゼンクラゲを有効利用して地球環境を改善し、砂漠化・乾燥化に歯止めをかけ緑化しようとしているのが愛媛大学農学部客員教授の江崎次夫さんです。



地球の陸地の三分の一が砂漠化し、このまま進んでいけば今世紀中に森林が消失すると言われていますが、その地球の砂漠化を阻止しようと奮闘している江崎次夫さんが目を付けたのがエチゼンクラゲです。



江崎さんが目を付けたのはエチゼンクラゲが持つ『保水力』。

エチゼンクラゲが持つ『保水力』の理想的な利用法開発の為に、地元にあるクラゲの珍味を作っている『マルトモ』に協力を依頼、共同開発に乗り出しました。


エチゼンクラゲが含んでいる塩分が植物に悪影響を与えるので、まず塩分を抜くことから始めます。

この問題はナメクジが解決のヒントになります。つまり、浸透圧の仕組みを利用し塩分を抜くことに成功。

そのクラゲを乾燥させ、保水材・『クラゲチップ』が出来上がりました。


クラゲチップはその保水性が優れていると共に、植物の成長に欠かせない三代成分の窒素・燐酸・カリウムを豊富に含んでいることもわかりました。


素晴らしい天然肥料でもあるクラゲチップを使用し土壌改良した場合と、クラゲチップを使用しない場合とは明らかに木の成長速度が違います。



植物の成長に欠かせない水と肥料、その二つの要素を合わせ持つ土壌改良材のクラゲチップ、引く手あまたかと思いましたが当初は反応がありませんでした。


2008年、クラゲチップを学会に発表、日本ではほとんど反応がなく資金援助もありませんでした。



山の荒廃が社会問題化している韓国、現在国を挙げて山の再生に取り組んでおり、江崎さんも2年前から研究を援助してもらっていますが、そこから協力依頼がありました。


韓国の江原大学の学内施設ではモンゴリナラでクラゲチップの使用実験が行われていて良い成績を上げています。

そして、学生の手で土砂崩れのあった斜面に黒松の苗が植えられました。もちろん、土壌改良材のクラゲチップも使用して。



現在は愛媛県今治市でも植樹が行われ、

アラブ首長国連邦での砂漠緑化実証実験も予定されているようですので、今後の展開が楽しみです。



世界的な視点を持って地球の砂漠化問題に立ち向かっている江崎氏が開発したクラゲチップ、その威力は?





『海の生き物教室』を全国で開催し、海の楽しさと生命の大切さを伝えている林正道さん



夢の扉プラス、今回は、全国で年間500回もの『海の生き物教室』を開催し、海の楽しさと生命の大切さ伝えている海洋“楽”者・林正道さんを取り上げています。


林さんが全国の子供たちに海の素晴らしさを伝えるのは発泡スチロールなどの廃材から作った『魚ロボット』です。

アカウミガメ、シャチ・イルカ、マンボウ、マグロなどがプールを泳ぐ。マグロは堂々と、カメの赤ちゃんは少しぎこちなく。

その泳ぎは優雅さには欠けるもののほんものそっくりで、プール周りに集まってみている子供たちからは「可愛い」という歓声が上がります。



林さんの作る魚ロボットはゴミや廃材を利用しています。例えば、カメの背は刺身のプラスティク皿で、マグロの身体はウェットスーツの端材という具合です。

そして林さんのロボット作りの一番の特徴は設計図もマニュアルもなしで作り上げること。
図面は引かず、本物の魚の動きをよく観察し、頭のイメージで一から作り上げています。

ですから、有害泳ぐ大学の研究所で作られる魚ロボットと比較して、林作魚ロボットは野性味溢れる独特の動きをし、それが本物の魚が持つ可愛らしさにつながっています。



林さんは大学では海洋学を専攻し、ダイビングを楽しみ海と深く関わった暮らしをしていましたが、11年前に肺がんであることが分かり余命3カ月と言われました。

療養のために向かった沖縄の宮古島。そこで海に打ち上げられたゴミを見て、そのゴミで魚のオブジェを作り始めます。

その魚のオブジェが子供たちに大人気で、「動くといいな」の言葉に発奮し始めたのが魚ロボット作りです。



そして今、林さんは名古屋に住む山本博之くんと知り合いました。生まれつき障害があり、少しの衝撃で骨折してしまうため、今まで一度も海で泳いだことがない少年です。



林さんは、「海を楽しんでほしいと」という思いから、泳ぐ車椅子の開発を始めました。昨年夏泳ぐ車椅子は完成し、山本博之くんが初めての海に挑戦しクマノミなどが観察でき大満足していました。



林さん、今現在は人間が一体となって乗ることが出来るイルカロボット開発に余年がありません。

『生きているうちは、楽しくなくちゃ』が信念の林さん。全国の子供たちを楽しませるための新魚ロボット作りは続きます。


鮭節を誕生させた朝倉奉文さん



夢の扉プラス、今回は、今まで捨てられていた鮭『ホッチャレ』で、かつお節ならぬ『さけ節』作りに挑戦している鮭漁師・朝倉奉文さんを取り上げています。


『ホッチャレ』とは産卵の為に川を上ってくる鮭のことで、

『ホッチャレ』の語源は「放ってしまえ」だとも言われているほどで、その身は脂が抜け落ちて味も悪く熊でも食べないと言われています。



北海道羅臼町では、卵をふ化させ稚魚を放流するため大量にホッチャレが捕獲されますが、その身は見向きもされず、捨てられていたり肥料にされていました。


鮭漁師の朝倉さん、この『ホッチャレ』を何とか活かし、加えて流氷接岸による漁閑期の地元の雇用に繋げたいとの思いを持ちます。


食品加工研究センターの阿部研究員に相談したところ、脂分の少ないホッチャレは節に最適だと助言され、そこから朝倉さんの『鮭節』作りの挑戦が始まります。



朝倉さんは、かつお節作りと阿部研究員の助言とを参考に鮭節作りの挑戦を始めますが、鰹と鮭では肉質が違い同様にやると表面だけが乾くため、なかなかガラス状の節を作ることはできませんでした。


が、製造面では大手カツオ節メーカーの(株)にんべんの技術指導を得たり、

設備投資の為の資金面では、共同開発者の阿倍研究員がこの事業の将来性を訴え国や道から助成金を得ることで乗り越え、

苦節四年、試行錯誤の末『鮭節』は完成しました。



朝倉さんと安倍さんが作り上げた鮭節、それは鰹節を上回るものでした。

味覚センサーでは、甘味成分のグリシン・アラニン、旨味成分のアスパラギン酸・グルタミン酸、共に鰹節を凌駕しています。


鮭節、納得のいくものが出来上がりました。

鮭節の商品化に伴い、漁師仲間が鮭節作りを手伝い、息子さんも手伝いを始め、朝倉さんの夢でもあった雇用が少しずつ生まれてきています。


あとは鮭節の良さを伝えていくだけです。


朝倉さんは、地元での鮭節を使った調理教室を企画したり、スーツを着て札幌での食クラ・フェスタなどにて鮭節の営業を行なったり、色んな方法で鮭節を広める活動を行なっています。


そしてついに、料理の伝統を重んじる土地・京都に出かけます。


京都にある創業76年の格式ある京料理の名店『料亭『木乃婦』を訪れ、ソムリエの資格も持つ三代目主人高橋さんに鮭節を吟味してもらいます。


高橋さんからまず言われたのは、「鮭節で取った出汁が濁ってしまったら終わり」だということ。


高橋さんが鮭節で取った出汁はきれいでまずは一安心。次は一番肝心な味の方ですが、


『木乃婦』主人高橋さんの感想は、「旨みがあり一点突き抜けた味わいがある、長所を上手く活かせば問題ない」とのお墨付きを貰いました。


早速京料理の名店『料亭『木乃婦』で使ってもらえることになった鮭節、

今後は羅臼昆布に負けないような羅臼の特産品にまで成長させることが朝倉さんの夢です。


朝倉さん自信作 『鮭節』  食べてみましょうか。




上野動物園飼育係班長・リーリーとシンシンのパンダ舎担当の倉持浩さん。


夢の扉〜NEXT DOOR〜から夢の扉プラス(+)にタイトルも変わり、中井貴一・坂口憲二・向井理の3人がナレーターとして参加、装いも新たに新しいシリーズが始まりました。


夢の扉プラス(+)今回は、向井理さんのナレーションによる、上野動物園飼育係班長・倉持浩さんのドキュメンタリーです。


1972年の日中国交正常化後により日中友好のシンボルとして中国から上野動物園に贈られたカンカンとランランの2頭のジャイアントパンダは大人気で日本中にパンダ・ブームを起こしました。

その後16年間来園者を笑顔にしてくれたリンリンが2008年に死亡したためパンダ不在となっていた上野動園でしたが、今年2月にリーリーとシンシンの2頭のパンダを借り入れ、そのパンダの飼育を任されたのが倉持浩さんです。


当初はパンダを贈ることで友好関係を保つパンダ外交を展開していた中国ですが、今は貸与しか行っておらずその金額はジャイアントパンダ2頭で年間1億円とも言われています。



何はともあれ、上野動物園に来たジャイアントパンダ2頭は大人気で、4月1日のリーリーとシンシンの初男披露目の日は入場を待つ人の長い列が出来ていました。

パンダ舎担当の倉持さんが笑顔にしたいのは、そんな上野動物園に訪れた熱狂的なパンダ好きの来園者。



パンダを見に来た人を満足させるにはパンダが元気でいる必要がありますが、今や国家的なプロジェクトにまでなっているパンダの飼育、生半可な気苦労ではないようです。


パンダの健康状態はどうやら糞の量で判別するようです。パンダのエサは竹、そしてトウモロコシの粉と竹の粉を混ぜて作ったパンダ団子。

パンダの食欲不振解消にこれらのエサに様々な工夫をしています。孟宗竹や篠竹など食べさせる竹の種類を変えたりなど・・・。



そして倉持さんが目指しているのがパンダの繁殖。

日本では人工授精により3頭のパンダが生まれていますが、倉持さんが目指すのは自然繁殖です


パンダの自然繁殖は本当に難しいようです。何しろメスパンダの受胎が可能な期間は1年間で3日間のみということですので。


メスパンダの発情の兆候を見極め、発情のピークでオスパンダと一緒の部屋にする。このタイミングが合わないとオスとメスが喧嘩をするとか。


番組ではメスパンダの発情の兆候を見せ、発情時の山羊鳴きという鳴き声の変化も聞かせましたが、なぜか1度もオスパンダとメスパンダを一緒にせずに発情のピークは過ぎ去ってしまいました。


あまりにも慎重になりすぎたのでしょうね。残念。



遭難者数全国一、『魔の山』谷川岳、その谷川岳警備隊・隊長、伊藤武さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜  今回は、遭難者数全国一で『魔の山』と呼ばれる谷川岳、その谷川岳警備隊・隊長、伊藤武さんのドキュメンタリーです。


今は空前の登山ブーム。中高年はもちろん、『山ガール』と呼ばれる若い女性も数多く山登りを始めています。アウトドアグッズやウエアもよく売れているようです。


数ある山の中でも『日本百名山』の一つの群馬県谷川岳は大人気で、年間4万人もの人が訪れます。

谷川岳は標高1977mで『谷川岳ロープウェイ』も通り、気軽に高山植物観賞やハイキングができるスポットとして人気があるんですね。

一方、谷川岳は昭和6年からの統計で遭難死者数が800人近くにのぼる『魔の山』としても知られています。

谷川岳で遭難者が多発している原因の一つは、山の本当の怖ろしさを知らない『軽装備登山』が多いこと。

合羽・地図・コンパスなどの登山の基本装備を用意せずに登る人が見受けられることです。特に夏場は軽装登山者が多いようです。


そして谷川岳は、標高は2,000mにも満ちませんが岩場が険しいことでも有名です。

特に一ノ倉沢が有名なのですが、谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、『ロッククライミングの聖地』とまで呼ばれているほどです。

そんな険しい岸壁と変わりやすい天候のために、谷川岳での遭難者が抜群に多く、その死者数は、日本はもちろん世界の山のワースト記録となっています。


谷川岳に気楽に登って万事休すになった登山者や、谷川岳で予測不能の事態に陥った登山者の最後の砦が、群馬県警『谷川岳警備隊』です。

谷川岳警備隊・隊長、伊藤武さんは、2000年に群馬県警谷川岳警備隊に入隊。昨年隊長に就任し、その間100人近くの人を救助しています。


山岳救助の鉄則は『一秒でも早く救助する』こと。

素早い救助に欠かせないのがヘリコプターです。空から遭難者発見に努め、遭難者が見つかれば至急に病院に移送します。

そして、救助の効率を上げているのが『携帯電話』。特に携帯電話の『GPS』機能は遭難者の遭難場所特定に大いに役立っています。


また、遭難者捜索に意外に役立つものに『登山カード』があります。登山カードは入山前に『登山の目的』や『登山コース』、『連絡先』などを記入したものですが、遭難者捜索も『登山コース』をたどっていくと早期発見につながります。


  【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2010年8月29日放送】
  『山登りの難しさを伝え、遭難者をなくして行きたい』
         ドリームメーカー/伊藤武

        【伊藤武さんのマイゴール】
『遭難者ゼロを目指し、2015年までに隊員全員をレベルアップさせ最強のチームを作りたい』

 

クロマグロ完全養殖の全国展開を目指す、岡田貴彦さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜  今回は、クロマグロの完全養殖に成功し、クロマグロ完全養殖の全国展開を目指す、近畿大学職員・岡田貴彦さんのドキュメンタリーです。


岡田貴彦さんは、近畿大学で、マグロの完全養殖という世界初のプロジェクト・『近畿大学プロジェクト』を立ち上げ、日本のマグロ養殖を全て『完全養殖』にすべく奮闘しています。

岡田さんが育てた完全養殖マグロは、2007年頃からデパートなどで一般販売され、最近では卒業証書付の『近大マグロ』として名を知られつつあります。


クロマグロの完全養殖とは、マグロの親に卵を産ませて、卵から稚魚・稚魚から成魚へと、完全に人の手により養殖することで、海の稚魚を育てる蓄養とは異なります。


完全養殖と畜養の一番の違いは、『海から稚魚を獲ってくる必要がない』ということで、

太平洋でのクロマグロ漁獲制限のニュースが流れ、大西洋では取り引き禁止の可能性が浮上してき、稚魚の捕獲も制限され、クロマグロ全面捕獲禁止もありえる今、完全養殖マグロの全国展開は急務です。

シーシェパードの攻撃目標がマグロ漁にも及びつつあることも気になりますし・・・。


さて、『クロマグロの完全養殖』 簡単に実現できるものではありません。

稚魚に与える餌に問題が。
魚のミンチを与えて見ると、『共食い』を始めてしまう。これは、ミンチの約85パーセントが水分で稚魚が栄養失調になった為。

そこで、魚粉飼料を開発。稚魚が好む『旨み』成分を加えた特別な魚粉飼料で、稚魚の食い付きはいいのだが消化不良を起こし大量に死んでしまう。消化不良対策として『消化酵素』を魚粉飼料に加えることで問題は解決。


『奇跡の魚粉飼料』が完成したことで、クロマグロ完全養殖全国展開に弾みがつきました。何しろ新しい飼料で育てることで例年の4倍もの稚魚を大きくすることに成功したのですから。


そして。去年から初のクロマグロ養殖全国展開が始まっています。

天然マグロと完全養殖マグロ、もちろん味の点では比べものにはならないでしょうが、マグロを口にできる最後の砦として、
完全養殖マグロの全国展開が急ピッチで進むことを願います。

『近大マグロ』 どんな味か? 一度食べて見たいものです。

【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2010年2月21日放送】
『養殖マグロを安定供給して行きたい』
  ドリームメーカー/岡田貴彦  ナビゲーター/民部良子

       【岡田貴彦さんのマイゴール】
  『2015年までにクロマグロ完全養殖の拠点を今の5倍にする』

地球外知的生命体(宇宙人)の探査(セチ)にて、地球外知的生命体(宇宙人)の存在を科学的に証明しようと奮闘している、鳴沢真也さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、、地球外知的生命体(宇宙人)の存在を科学的に証明しようと奮闘している、兵庫県・西はまり天文台の主任研究員・鳴沢真也さんのドキュメンタリーです。

地球外知的生命体(宇宙人)の探査のことをセチと言いますが、

セチとは、電波望遠鏡やアンテナで地球外知的生命体からの信号を探し出そうという、夢のある試みで、今回、鳴沢真也さんがセチ計画のプロジェクトリーダーとなり、全国の天体観測所32ヶ所協力のもと、セチが行われました。

日本一の大きさを誇るなゆた望遠鏡で有名な兵庫県立西はりま天文台を初め、高知工業高等専門学校 吾川木星電波観測所、和歌山大学みさと天文台、東海大学宇宙情報センターなど・・・


セチは今から50年前にアメリカで始まり、これまでに基準値の30倍以上の電波を捉えることに成功し、この電波は、ワウ(WOW)シグナルと呼ばれています。


2005年には、岩手県の水沢天文観測所で原因不明の電波が確認されるなど、何度か不明電波が捉えられていますが、その全てが一回きりのワンシグナルで、これでは地球外知的生命体(宇宙人)の存在の科学的証明にならず、

今回は全国の天文観測所の協力の下、地球外知的生命体(宇宙人)の存在の科学的証明を目指してのプロジェクトです。


今回は、以前に基準値の7倍の電波が捉えられたカシオペア座の真下にターゲットエリアを絞り、『同時セチさざんか計画』として行われましたが、同時セチプロジェクトは世界初の試みになり、世界中のメディアの注目を集めました。


地球外知的生命体(宇宙人)の存在を科学的に証明しようとした今回の同時セチプロジェクト、結果から言いますと、残念ながら不明電波を捉えることは出来ませんでした。

天候不良で、アンテナ8、天体望遠鏡12、合計20ヶ所での観測になった点も大きかったかもしれませんが・・・。


同時セチ計画実行中に高知県で電波観測画面の波形に変化が起きたり、和歌山で不思議な電波が捉えられたり、熊本で怪しい飛行物体が観測されましたが、

解析作業を行うと、それぞれ、観測機材のノイズだったり、ロケットの残骸だったりなどで、全て地球外知的生命体からの信号ではありませんでした。


今回の、地球外知的生命体(宇宙人)の探査計画、残念な結果に終わりましたが、アメリカから「日米共同でセチプロジェクトをやろう」という申し出があったようで、このアメリカの申し出と、全国の天文観測所の協力が今回の『同時セチさざんか計画』の最高の収穫と言えるのではないでしょうか。


【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年12月27日放送】
『地球外知的生命体の科学的探査を続けて行きたい』
ドリームメーカー/鳴沢真也  ナビゲーター/庄司麻衣


【鳴沢真也さんのマイゴール】
『2040年までに月と地球、同時セチを実行する』

発光ダイオード LEDを利用し、サンマ漁船用LED漁灯やイカ釣り漁船用LED漁灯で、漁業に革命を起こすべく奮闘している、稲田博史さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、発光ダイオード LEDを利用し、サンマ漁船用LED漁灯やイカ釣り漁船用LED漁灯で、漁業に革命を起こすべく奮闘している、東京海洋大学の准教授である稲田博史さんのドキュメンタリーです。


東京海洋大学で稲田博史さんが研究しているのが、『いかに効率良く漁を行い漁獲高を上げるか』ということです。

漁獲高を上げるために、漁で使う網の開発や改良などを行っていますが、今一番力を入れているのが『発光ダイオード LEDを利用した漁業』です。

昔から行われてきた漁法の『漁火漁』、これは、集魚灯に魚を集めて、効率よく獲る漁法ですが、この漁法は今でもサンマやイカの漁に用いられています。


たとえば、秋刀魚漁ですと、サンマが光に集まる習性を利用し、集魚灯という灯りをともしサンマを集めます。この際、餌は一切使わずに、光のみで集めるのです。

集魚灯は船体の右半分と左半分の二箇所に設置してあり、船に大量のサンマが集まったら、片方だけ(たとえば右側)を消します、するとさんまはもう一方(左側)に移動します。

サンマが左側に集中したらすぐに右側に網をかけ、その右側の網に左側のサンマを誘い込むように一つづつ光をつけていき捕まえます。

光のみでサンマを集め、光の誘導で網に誘い込む。サンマ漁は光こそ命と言っても過言ではない漁です。


さて、そんなサンマ漁ですが、問題があります。

サンマ漁の命の集魚灯、『一隻の船の集魚灯の明るさは東京ドームの明るさに匹敵する』と言われるほどですが、実はこの集魚灯、今は白熱灯を使っていまるため、その明るさを維持するには大量の重油を使います。

一晩に200リットル。金額にして12万円分も使うようです。サンマ漁の期間の4ヶ月で700万円分の重油が消費されるんですね。

今は重油の価格が安定していますが、重油が高騰したときには操業停止になったこともあり、重油頼みの秋刀魚漁、『サンマは石油製品』と言われる所以です。


その集魚灯を白熱灯から発光ダイオードLED漁灯に変えようと努力しているのが、稲田博史さんです。

発光ダイオード LEDは、熱を光にする白熱灯と違い、素子そのものが光りを放つ電子部品で、今一番身近なのが信号機に使われているものですね。


LED灯は従来使われていた白熱灯と比較すると消費電力が20分の1と少なく、しかも漁獲量はこれまで変わらないという優れものです。


発光ダイオードLED漁灯を使えば、サンマの漁期全体で経費を約1000万円削減でき、加えて、LEDは玉切れの心配が無く、白熱電球の交換の為に掛かっていた500万円の経費もいりません。


漁獲量減少の心配がなく、経費の大幅削減が出来る発光ダイオードLED漁灯、漁師がこぞって導入するかと言えばそうでもありません。今現在、LED漁灯で操業している船は2隻にしかすぎないようです。


サンマ漁師が発光ダイオードLED漁灯を導入しない理由、その一は、『見た目が暗く不安』

675キロワットもの電力を使い自分の船はもちろん周りも360度ギンギンに照らす白熱灯に比べて、45キロワットで海面しか照らさないLED灯は、自分の船の周りが暗くなり、「本当にサンマが集まってくるのか?」という不安がある。


サンマ漁師が発光ダイオードLED漁灯を導入しない理由、その二は、『LED漁灯導入の初期費用が高い』

大型船の場合のLED漁灯導入の初期費用は約4000万円かかるそうで、値が安いサンマ漁ということもあり二の足を踏む漁師が多いようです。


稲田博史さん、今サンマ漁船用LED漁灯の更なる改善へ向けて努力しています。

LEDは、光の色を選べるという大きな特徴がありますが、稲田さん、今まで謎だったサンマが好む色を見つけました。

『サンマは青緑色を好む』、これは驚くべき新発見とされ青緑色のLEDを使った実験結果では、白熱灯使用時を上回る成果が出ています。


あとは、『LED漁灯導入の初期費用をどう下げるか?』という問題はありますが、世界的な白熱電球廃止の方向性もあり、今後はLED灯が主流になってくるのではないでしょうか。


 【夢の扉〜NEXT DOOR〜  2009年12月13日放送】
    『LEDを利用して日本の漁業を救いたい』
  ドリームメーカー/稲田博史  ナビゲーター/袴田裕幸

       【稲田博史さんのマイゴール】
『環境と経済に調和する漁業技術を開発し日本の漁業を次代に繋ぎたい 』

奈良公園の若草山の芝の再生に取り組む、京都府立桂高校の課外クラブ「草花クラブ」の顧問を務める片山一平さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、奈良公園の若草山の芝の再生に取り組む、京都府立桂高校の課外クラブ「草花クラブ」の顧問を務める片山一平先生のドキュメンタリーです。


京都府立桂高校は、日本一の園芸校として知られ、将来のスペシャリストを育てる授業を行っており、専門学校としてモデル校となっています。

高校としては日本で唯一大学と同じようにゼミ形式の授業があり、各種ゼミの中でも一番人気のゼミが片山一平先生の片山ゼミ「草花クラブ」です。


片山ゼミ「草花クラブ」で開発したものに、『世界で一つだけの花』があります。

『世界で一つだけの花』は、片山ゼミ「草花クラブ」品種改良した花で、色や形が同じように造られる花が全て色や形がバラバラになるよう改良されていて、一本一本の花の色・形が違うというものです。

また、高さ15cmという『世界最小のアジサイ』のアジサイも造りだしています。


そして、片山先生は、「ウォードの箱」と呼ばれる、水をほとんどやらずに植物が育つ魔法の箱の開発に成功しています。そんな実績を買われ、片山ゼミ「草花クラブ」に奈良県から「奈良公園の若草山の芝を再生して欲しい」という依頼がありました。


若草山は、奈良の中心にある一面が芝に覆われた山ですが、『世界遺産の街・古都奈良の顔』と言うべきところで、年間一万五千人以上の観光客が訪れる観光地です。

その若草山の芝が観光客に踏まれてどんどんかれ始めています。その枯れた芝の復元を」依頼されたにわけですね。


若草山の芝の再生には、世界遺産の森『春日山原始林』保護という目的もあります。

奈良名物の鹿が春日山原始林の木の芽を食べてしまい、このままでは春日山原始林が消滅の危機に瀕しています。

『若草山にシカの大好物の芝を復活させ春日山の鹿を若草山に移動させる』という目的です。


今回若草山に復活させる芝は、『ノシバ』と言って、日本の固有種のため、復元には種を集めるところから始めなければいけません。また、野芝の種は白く硬い殻に覆われているためそのまま蒔いても発芽しないという特徴があります。

で、野芝の種を発芽しやすくするために様々な方法を試みた結果、発芽しにくい野芝の種が最も発芽できるのは鹿の糞の種で、
発芽を促進させるには鹿の胃と同じ状態を作り出すことが必要という結論に達しました。


    【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年11月8日放送】
      『高校生の力で世界遺産を救いたい』
        ドリームメーカー/片山一平

       【片山一平 さんのマイゴール】
『園芸を通じて、夢と自信にあふれる高校生を育てていきたい』

ウミガメ保護のために奔走する亀崎直樹さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、ウミガメ保護のために奔走する、東京大学大学院の准教授である亀崎直樹さんのドキュメンタリーです。


亀崎直樹さんのは、日本の海がめ研究の第一人者で、ウミガメ保護のために、NPO法人「日本ウミガメ協議会」を立ち上げ、会長を務めています。

日本ウミガメ協議会の研究所があるのが、沖縄の黒島。そうですね。NHKの朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』の主人公の波美がウミガメ館の学芸員の亀園を追って取材に訪れたのが黒島でしたね。

亀園さんは、『ウミガメになりたい』とつぶやくほど亀に心酔していますが、亀崎さんも負けてはいません。


亀崎さん、以前は、愛知県の水族館「南知多ビーチランド」でウミガメの飼育を担当していましたが、日本近海のウミガメが危機に陥っていることを知り、退職し、NPO法人「日本ウミガメ協議会」を発足しています。


日本近海のウミガメの危機、それは、ウミガメの死亡漂着に端的に現われているようです。ウミガメの死亡漂着は年間600頭。漂着した亀の甲羅やヒレには傷跡があります。原因は、漁師の網、そして船のスクリュー。

亀は10分間に一回は呼吸するために海上へ上がる必要があるのですが、定置網にかかった亀は身動きできず死亡してしまいます。


そして、砂浜の環境変化。西日本のほとんどの海岸に上陸すると言われるウミガメですが、護岸工事の影響でせっかく海岸にたどり着いても波に流されない安全な所で卵を産むことが出来なくなっています。


また、地球温暖化の影響でウミガメの餌となる珊瑚の減少も影響しています。

亀崎さんが今取り組んでいるのが野生のウミガメの治療です。そして網にかかった海がめのリハビリ。


ウミガメの治療、リハビリに続き新たな取り組みが『ウミガメ用の人工ヒレの開発』

ウミガメ保護に精力的に尽力する亀崎さん。そしてその効果は着々と現われています・・・。


  【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年10月4日放送】
     『傷付いたウミガメを助けて行きたい』
  ドリームメーカー/亀崎直樹 ナビゲーター/大櫛エリカ


       【亀崎直樹さんのマイゴール】
『2030年大自然に生きるウミガメを守りカメも楽しい 人も楽しい 美しい海に!』

動物園の動物たちの為に、完全無農薬で餌の草を育てている西窪 武さん

夢の扉〜NEXT DOOR〜、今回は動物園で飼育されている動物たちのために完全無農薬で餌の草を育てて供給している、西窪 武 さんのドキュメンタリーです。

今現在多くの動物園で飼育されている動物たちの餌は、干し草や野菜・果物が主ですが、それらの物はあくまでも代用食でしかありません。動物たちが食べるべき餌は、今まで生活していた環境で食べていた新鮮な草です。その本来の食に根ざして、動物園の動物たちにも故郷で食べていた草を食べさせてあげようと、日本で唯一動物園に食材を届けているのが西窪 武 さんですね。

東京ドーム8.5個分という広大な農地で無農薬の草を育て、行動展示で大人気の北海道旭山動物園を初め全国19ヶ所の動物園へ飼料を供給しています。また、竹や木は自然に生えているものを買い取り、送り届けています。

西窪 武 さんの考えは、『食育を繁殖や健康につなげる』こと。絶滅が危ぶまれる野生動植物の国際的な取引を規制するワシントン条約締約後、絶滅危惧種の希少動物が多い動物園は今現在飼っている動物たちを繁殖させる必要が高まりました。その動物の繁殖に大いに貢献しているのが西窪 武 さんの育てている完全無農薬の草であり、彼が見つけてきた竹や樹木です。

実際、西窪さんが育てた草を食べた動物たちは本来の生き生きした生活を取り戻しているようですし、繁殖や出産にも貢献しているようです。『餌で動物園に革命を起こした男』西窪さんの面目躍如というところでしょうか。

動物園の動物たちが西窪さんの育てた無農薬の草を食べて元気になるのはいいことですが、よい餌が繁殖や健康につながることは即我々人間にも言えることですよね。食品添加物や農薬の問題、私たちの食の方が動物園の動物の食よりも内容が悪いのは間違いありません。餌で動物が変わるなら、人間も食で変わるはずです。今一度私たちの食の内容を考える必要がありますね・・・。

【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年8月16日放送】
『動物園の動物に食を通じて元気になってもらい、繁殖にもつながるようにして行きたい』
ドリームメーカー/西窪 武 ナビゲーター/山口日記


【西窪 武さんのマイゴール】
『自分の作っているエサで、動物園の動物の子供を増やしていきたい』


腐植土と鉄鋼スラグを利用し、海の再生に尽力する渋谷正信さん

夢の扉〜NEXT DOOR〜、今回は日本の海の再生に尽力する、水中工事の第一人者渋谷正信さんのドキュメンタリーです。

渋谷正信さんは、水中土木工事の潜水士。今までレインボーブリッジや羽田空港拡張工事など数多くの海中構造物の基礎工事を手がけてきましたが、自らが海の環境の破壊者だったことに気がつき、現在、今までの水中工事の経験を生かした海の再生に取り組んでいます。


水中土木工事というのを初めて知りましたが凄い仕事ですね。潜水服を着てシャベルカーに乗り込み海中で海底を平らにして建物の土台つくりを行ったり、柱をボルトで固定したり、水中溶接などもやるんですね。水深20メートルぐらいの所では、潜水病の危険を回避する為に作業時間は三時間までという過酷さです。


自らが「腕の良いダイバーであると同時に環境の破壊者だった」と語る渋谷正信さん。今は自らの水工事の実績を踏まえ、「海を修復するだけの技術があるのは当然」という思いで、海の再生に邁進しています。


水中工事のスペシャリスト渋谷正信さんが海の再生に向けてまず取り組んだこと、それは『海底環境の変化の調査』です。海底の調査の結果判明したのが、『全国の海の海底の磯焼け・砂漠化』という現状でした。


例えば、三重県志摩市では、以前はアラメやカジカなどの海藻の森だった所が完全に砂漠化し海藻は何も生息していません。志摩の海底から海藻が消えた影響で志摩の特産のアワビの収穫量が激減しています。

そして、同じく海底が砂漠化・磯焼けした北海道の増毛町。増毛町では特産の雲丹に影響が出てきています。増毛町の雲丹は大粒で甘いので有名でしたが、その雲丹が身が入っていない、痩せたものしか取れなくなってきました。つまり、雲丹の餌の海藻が無くなった為に成長できていないんですね。


この様に海底の砂漠化・磯焼けは海に生きる生物に多大な影響を与えますが、全国の海の磯焼けや砂漠化の原因は『海と山・森との分断』にその原因があるといわれています。コンクリートでできた防波堤・堤防などで山や森からの栄養素が海に届かず海藻が生長できず死滅しつつあるんです。

アワビや雲丹に限らず、海で生きる生物にとっては欠かすことのできない海藻。海の環境を元に戻すには海藻を蘇らせる必要があります。

今、漁師さんが山や森を育てて、そこからの栄養素を海に行き渡らせる活動も行われていますが、渋谷さんが取った解決策は、『海に人工的に栄養を与える』事です。

海に腐植土と鉄分を与えます。具体的には、中央に腐植土と鉄鋼スラグを置き、周りをコンクリートブロックで囲います。コンクリートブロック部分で海藻を成長させる方法です。志摩の海はこの方法です。

より広大な海底の砂漠化が見られる増毛では、海岸線と沖合いの両方に腐植土と鉄鋼スラグを置く方法がとられました。正確には埋めるんですね。四メートル四方の大きさで深さ一メートルの穴を海底に掘り、そこに腐植土と鉄鋼スラグを埋めていきます。


腐植土と鉄鋼スラグを利用して渋谷さんが取り組んでいる『コンブの森再生プロジェクト』志摩の海でも増毛の海でも着実に成果を挙げています。この活動が全国に広がっていけば、全国の海の再生実現も、そう遠くない日には可能かも知れませんね。

    【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年7月26日放送】
     『海草を根付かせ豊かな海を取り戻したい』
 ドリームメーカー/渋谷正信 ナビゲーター/大櫛エリカ

        【渋谷正信 さんのマイゴール】
『2014年までに、海藻を再生させて、日本中の海を豊かにしたい』

多摩川に天然鮎を復活させる活動を行っている小泉正行さん

夢の扉〜NEXT DOOR〜、今回は東京の多摩川に天然鮎を蘇らせる活動を行っている、東京都島しょ農林水産総合センターの小泉正行さんのドキュメンタリーです。

首都圏を流れる一級河川の多摩川。多摩川といえば今は『多摩川花火大会』や『多摩川競艇』、『多摩川バーベキュー』、『多摩川サイクリング』『多摩川釣り』などで有名ですが、多摩川流域の多くの部分が護岸化されていない為、今でも自然を楽しめる河川として都民に愛されています。

特に釣りに関しては、江戸時代に「多摩川鮎」が名産として幕府にも献上されていたほど有名でしたが、今では天然鮎はほとんど見かけることが出来ないようです。


多摩川から天然鮎が消えた訳は、昭和三十年代の高度経済成長期に著しかった合成洗剤による河川の水質悪化。一時は多摩川の河川が合成洗剤の泡まみれになったようです。その後河川の水質改善が行われ、昭和五十年代から天然鮎が少しずつ増え始めたようですが、それらの天然鮎も河川に設けられた横断堰に遮られて上流まで上ることが出来ずにいます。

河川法では落差15メートル以上の河川横断堰を『ダム』と言いますが、ダムほどではありませんが、多摩川は河口から上流の秋川渓谷に至るまでに落差約5メートルの横断堰が7つもあり、それが天然鮎の遡上を妨げ、天然鮎復活の大きな障害になっています。


多摩川にある横断堰ですが、一応魚道は造られているんですね。その魚道驚くべきことに魚道としての役割を何一つ果たしていません。役人仕事の典型でしょうが、『とりあえず魚道を造った』にしか過ぎません。

天然鮎が遡上するときには川の水量が多く流れの速い所を選んで進みますが、多摩川の横断堰に設けられている魚道は、水の流れも少なく、弱く、中には水の流れが全くない所もあるというていたらくです。多摩川の横断堰の魚道は天然鮎の習性を完全に無視した名ばかりの魚道にしか過ぎません。


小泉正行さん行っているのが、多摩川の横断堰の名ばかりの魚道を天然鮎が遡上できる完全な魚道にする試みです。まずは多摩川で天然鮎を復活させ、ゆくゆくは東京にある河川全てに天然鮎を復活させようという壮大な試み。今着々と多摩川の魚道確保が進みつつありますので、まずは多摩川に天然鮎が復活する日もそう遠くはなさそうです。

    【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年6月28日放送】
     『天然アユを東京の河川に蘇らせたい』
  ドリームメーカー/小泉正行 ナビゲーター/大櫛エリカ

       【小泉正行さんのマイゴール】
『2020年までに、天然アユが自由に行き交い子供たちと一緒に泳げる多摩川にしたい』

ペット先進国アメリカにはアニマルポリスが存在します。

夢の扉〜NEXT DOOR〜

今回は、アメリカのロサンゼルスで、動物専門の警察アニマルポリスSEAACA(セアカ)のキャプテンを勤める、アーロン・レイズさんのドキュメンタリーです。


日本でも犬や猫をペットとして家族同様に飼っている人は多くみられますが、ペット先進国アメリカでは飼い主がペットに対して行う虐待が問題になっているようです。

癒しを得ようとして飼い始めたペットですが、今、飼い主の怒りの捌け口として暴力を受けたり、充分に面倒を見てもらえず餌も与えずほったらかしにされるなど、様々な問題が発生しているようですね。


ペット虐待の問題はアメリカに限らず日本でも最近よく聞かれるようになりました。

インターネットの動画サイトで犬や猫を虐待する様子を流したり、ある作家がブログで『自分の飼っているペットに子供が生まれたらその子の為を思って崖から放り投げる』と書いて問題になったりなどしていますが、

ペット先進国アメリカでのペット虐待関連の状況は相当悪いようですね。

何しろペット専門の警察アニマルポリスなるものまで存在するのですから・・・。


アニマルポリスは単なるお飾りの組織ではありませんね。まさしく動物の警察そのものです。

逮捕拘束の権限も持っていますので。


夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内では、高速道路に迷い込んだ野良犬を捕まえる為に道路封鎖まで行っていました。


また、アニマルポリスは単に動物虐待を取り締まるだけではなく、見捨てられたペットの新しい飼い主を探す働きなど、物言わぬペットのために様々な働きを行っています。


社会状況の悪化に伴い増加している動物虐待。

近い将来日本にもアニマルポリスが誕生するだろうと言われているようですが、

ペットに対して信じられないような残虐な行為をする輩が存在する以上、ペットの安全を徹底して守る為にはアニマルポリスの導入も必要かも知れません。


    【夢の扉〜NEXT DOOR〜2009年3月1日放送】

     『ペットの安全を確保して行きたい』

ドリームメーカー/アーロン・レイズ ナビゲーター/山口日記


     【アーロン・レイズさんのマイゴール】

  『人間によって、被害を受けている動物たちをなくしたい』

阿左美冷蔵の阿左美哲男さんが作り続けていく天然氷

夢の扉〜NEXT DOOR〜

今回は、120年続く天然氷の蔵元の5代目、阿左美哲男さんのドキュメンタリーです。


阿左美哲男さんは、明治23年に 初代の阿左美源治氏が創業した天然氷造りの蔵元を今も引き継ぎ、天然の氷を作り続けています。

昔の冷蔵庫は氷で冷やしていたそうですが、当時の氷は自然の水を凍らせた天然氷で大変貴重なものでした。

そんな天然氷ですが、今は昔以上に貴重な物かも知れませんね。

何しろ今天然氷を造っている蔵元は、ここ埼玉県長瀞の『阿左美冷蔵』と日光の『四代目氷屋徳次郎』 の2軒しかありませんので・・・。

天然氷を作る場所を『氷池』と言うのですが、良い氷池の条件として、『雨や雪がほとんど降らない所』というのがあります。

もちろん、氷が出来る冷たい気温も必要ですが・・・

その条件に、埼玉県長瀞と日光が適しているんでしょうね。

それと、山の中の栄養分を十分に含んだ腐葉土をくぐった水で出来た天然水が美味しいようです。


夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内で氷を食べていましたが、かなり美味しそうでしたね。

天然氷を始めて口にした人は、口当たりの良さを一番感じるようです。

「トゲがなくて口当たりが柔らかい」という感想を、天然氷を食べたナビゲーターの遠藤みずきさんは言っていました。


天然氷の美味しさの秘密は、『氷の結晶の大きさ』にあるようで。

家庭の冷凍庫で急激に冷やし早く作った氷は、氷の結晶の粒が小さく、
水の中の空気が泡として、また不純物なども残されたまま凍ります。

その点自然環境の中で出来る天然氷はゆっくりと時間をかけてできるので、一つ一つの結晶が大きく、境目に入る不純物も少なく、
そんな不純物なども自然に下に押し出されてしまいます。

天然の氷は不純物が少なく、より透明で綺麗なものが出来るようです。


と言うような理屈はともかく、一度は食べてみたい天然の氷で作ったカキ氷ですが、

早く食べないと近い将来食べられなくなる恐れもあるようです。


阿左美哲男さんが天然氷を作り続けて感じているのが、『地球温暖化』

先代の『氷つくりノート』が残されていますが、そのノートの記述内容と、今現在の阿左美さんが行っている天然氷つくりの過程とではかなり違ってきています。

何しろ、1960年と今とでは一月の平均気温が3.5Cも上昇しているようですから・・・。

その証拠に、昔は二回や三回行っていた天然氷の切り出しも、今は一回がやっとの状態です。


天然氷作りから見えてくる地球環境の危機。

阿左美哲男さんは、天然氷つくりを自然環境のバロメーターとして、世界最大の自然保護 NGO のWWF(世界自然保護基金)などで、メッセージを送っています。


   【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年2月22日放送】

    『天然氷を通して 自然環境を 見守りたい』

 ドリームメーカー/阿左美哲男  ナビゲーター/遠藤みずき


      【阿左美哲男さんのマイゴール】

『天然氷は、環境を映し出す鏡。10年後20年後まで、天然氷を守り続けて行きたい。』


追記)

阿左美冷蔵


「日光 天然の氷」製作 ・四代目氷屋徳次郎

遠田晋次さんのたてた、東京大地震の地震予測とは?

夢の扉〜NEXT DOOR〜、

共に活断層の研究者、

『活断層地図』の作成に尽力している名古屋大学の鈴木康弘教授と、

地震予知の専門家、産業技術総合研究所の活断層センターの主任研究員の遠田晋次さんの二人のドキュメンタリーですが、

今回は、地震予知の専門家、産業技術総合研究所の活断層センターの主任研究員の遠田晋次さんです。


遠田さんは、地震が起こればその地域に行き、活断層の位置を確認、地震の予知を含めて関東に起こる直下型地震のシステムの研究も行っています。


遠田晋次さんは、東京の真下は地震の巣があることと、関東は3つのプレートが重なる位置にあるとされていたが、もうひとつ第4のプレートが存在するのではないかという仮説を、『ネイチャー・ジオサイエンス誌』に発表し注目を集めています。


第4のプレートの存在を踏まえて、夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内で、いつか必ず起こると言われる、東京大地震の予測をたています。


遠田晋次さんのたてた東京大地震の予測とは・・・

1923年に関東大震災が起きています。それ以前の関東の大地震は、1703年に起こった元禄地震。その間隔は220年。

海溝型地震の大きな特徴は定期的に起きる事。

それを踏まえれば、次に起きる東京大地震は、2143年ということになります。

今から134年後ですので、少なくても今生きている人は東京大地震は関係ないということになります。


というので一安心かというとそうでもないようです。

第4のプレートによる直下型地震については、その地震の最終発生が1855年の安政江戸地震だとされていて、

その周期とされる140年後という事で考えると、2003年に既に活動期に入った可能性が高いようです。


いずれにしても、正確な地震情報を知る事は非常に大事になりますね。

将来的には、今の天気予報並みに地震予報を知らせるようになりたいという遠田晋次さん。

その目的の一日も早い実現が望まれます。


ちなみに、『地震のせいで起きた火災に対しては、火災保険は適用されません』ので、ご注意くださいね。

今あなたが入られている火災保険を見直して、地震火災保険になっているか確認してみて下さい。

保険の確認も地震対策の一つですからね・・・。


       【夢の扉 2009年1月18日放送】

     『活断層調査で地震の恐怖を取り払いたい』

  ドリームメーカー/遠田晋次  ナビゲーター/川瀬良子


       【遠田晋次さんのマイゴール】

『2030年までに、天気予報のように、信頼できる地震予報を出せるようにしたい』

鈴木康弘さんの活断層地図をみる事を初め、地震対策は必要ですね。

夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、共に活断層の研究者、

『活断層地図』の作成に尽力している名古屋大学の鈴木康弘教授と、

地震予知の専門家、産業技術総合研究所の活断層センターの主任研究員の遠田晋次さんの二人のドキュメンタリーですが、

名古屋大学の鈴木康弘教授から・・・の続きです。


鈴木康弘の目指しているのは、『正確な活断層地図』の作成。

活断層地図は、今現在中部地域しか出来ていませんが、出来るだけ早く全国的な活断層地図を作成し、それをインターネット上で知らせる事が目的です。

地震の発生源ともなり、いざ地震が起きると一番被害を受けやすい活断層域。

その活断層のある所を正確に地震発生前に知る事が出来れば、事前に地震予防が出来、地震被害を最小限にする事が出来ます。


地震対策は企業も必要な事ですが、まずは自宅の地震対策から始めては如何でしょうか?

常備薬、老眼鏡、保険証、非常食、飲料水等などの非常持ち出し品を詰めたものを常に枕元に用意しておくとか、

新聞紙や、ティッシュペーパー・ウエットティッシュ・タオル・傷薬やバンドエイド・靴・軍手・笛・電池が要らない手回し式ラジオライトなどの地震対策 グッズを常に手に届く所においておく事も大事になりますね。

また、地震シェルターなども身近に地震の危険を感じている人は導入しても良いかもしれませんね。


すぐに出来る地震対策としては、まずは、転倒防止です。

冷蔵庫や、タンス・棚・本棚を固定したり、本棚や収納家具の開き扉が揺れても開かないようにし、中のものが飛び出ないようにする事ですね。

また、食器棚や飾り棚・水槽などのガラスが使ってあるものは、ガラス飛散防止の透明フィルムをガラスの破片が飛び散らないようにします。


活断層地図を利用した公共物の地震対策の例として、夢の扉〜NEXT DOOR〜では、三重県にある河原田小学校の例を挙げていました。

丁度校舎の真下を活断層が横切っているのがわかり、校舎が老朽化していることもあり別の安全な場所に校舎を移すという事でした。

このように、活断層の走っている場所が事前にわかると、移転などの対策をたてる事が出来ますね。

移転とまではいかなくても、地震に対する心構えと、先ほどのように家庭での対策も取れますので、活断層地図の存在は本当に有意義なものになります。


戦後のアメリカ軍の航空写真を元に活断層を見つける作業をしている鈴木康弘さん。

今後は、鳥目線で見ることが出来る、『最新3D活断層地図』の作成にも取り組むようですが、

一日も早く日本全土の活断層地図を完成させて欲しいものです。


【夢の扉 2009年1月18日放送】

『活断層調査で地震の恐怖を取り払いたい』

ドリームメーカー/鈴木康弘  ナビゲーター/川瀬良子


【鈴木康弘さんのマイゴール】

『地震を起こす活断層を、事前に見つけることで、被害軽減を叶えたい』


追伸)

地震対策の一環として、鈴木康弘さんの活断層地図をみたいと思いインターネット上で探してみましたが、見つけることが出来ませんでした。

色んな方法で検索してみたのですが・・・

今後、鈴木康弘さんの活断層地図をインターネット上で見つけたら、すぐにここでお知らせしますね。

とりあえず、今見ることが出来る活断層地図の本をご紹介いたします。








活断層調査で地震の恐怖を取り払いたい。

阪神淡路大震災と宮城・岩手内陸地震。

最近起こったこの二つの大きな地震が、共に活断層地震だった事もあり、今活断層地震が注目を浴びているようです。


夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、共に活断層の研究者、

『活断層地図』の作成に尽力している名古屋大学の鈴木康弘教授と、

地震予知の専門家、産業技術総合研究所の活断層センターの主任研究員の遠田晋次さんの二人のドキュメンタリーです。


まずは、名古屋大学の鈴木康弘教授から・・・

地震対策を的確に行うには地震についてよく知る必要がありますが、まず地震について考えていきますね。


地震のタイプには、海溝型地震と活断層型(内陸直下型)地震があります。


地震の発生する原因は、全世界にある『プレート』と呼ばれるものにあります。

プレートとは、地球の表層にある、硬い板状のものだと考えてください。

そのプレートが、全世界で15枚近く、あたかもジグソーパズルのように敷き詰められていて、

そのプレート同士の境界ではお互いに影響しあい、その結果、山脈、海溝、火山活動などを引き起こしています。


地震の発生もそのプレートが原因で、

プレートは、常に移動し互いのプレート同士で押し合いを続けている(プレートテクトニクス)ため、

プレート内部やプレート間の境界部では、異常な力が加わり、常に歪みが蓄積している状態になります。


プレートには、大陸プレートと海洋プレートがあり、海洋プレートは大陸プレートよりも強固で密度が高いため、

2つがぶつかると海洋プレートは大陸プレートの下に沈んでいくことになります。

海洋プレートが大陸プレートの下に沈んでいく際に、その境界線で少しずつ大陸プレートも下に押し込んでいきます。

その押し込みに耐えられなくなった大陸プレートがバネのように一斉に反発し跳ね上がるのが海溝型地震です。



海洋プレートが陸側のプレートを押し、その圧力に耐えかねて岩盤内部の一点から破壊が始まり、地面のずれが生じます。

その地面のズレのことを活断層と言い、活断層が原因で発生する地震の事を内陸直下型(活断層型)地震 と言います。(続きます)



  【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年1月18日放送】

    『活断層調査で 地震の恐怖を 取り払いたい』

   ドリームメーカー/鈴木康弘 ナビゲーター/川瀬良子


       【鈴木康弘さんのマイゴール】

『地震を起こす活断層を、事前に見つけることで、被害軽減を叶えたい』

CAS(Cells Alive System=細胞が生きている)という、魔法のCAS冷凍(超急速冷凍)

CASという魔法の冷凍技術(超急速冷凍)が今話題になっていますね。


「CAS」とは、Cells Alive System (細胞が生きている)という意味です。

その名のように、CASで冷凍すると、凍結しても細胞が破壊されず、味が落ちたり、解凍しても水分が出たりする事がなく、取れたての味を保つ事ができます。


CAS冷凍は、千葉県我孫子の株式会社アビーが開発し、特許を持っている冷凍技術です。

その、CAS冷凍を一般に先駆けて導入したのが、島根県隠岐諸島の中ノ島。

中ノ島は、離島という立地条件のため、がきや白いか、鯛などの海産物もその鮮度を保ったまま競りに出すには困難が伴い、その漁業も危機的状況に。


危機的状況を打開・再生するために新しい冷凍システムを1億円以上の予算をかけて購入。

それが、「冷凍しても細胞が生きている」というキャッチコピーのCASフリージング・チルド・システム。


従来の保存方法の鮮魚を食べた時の美味しさで比較すると、

生が一番で、二番目がチルド、そして一番美味しくないのが冷凍という順番でした。

冷凍された魚が美味しくないと言う理由は、

美味しさが汁となって抜け出す。

食感が悪くなる。

冷凍臭が気になる。

退色して見た目が極端に悪くなる。などです。


つまり、従来の冷凍技術は、-40℃〜-50℃の冷風を直接素材に吹きかけるもので、

当然表面より氷結が始まるのですが、その表面の氷が障害となって、全体が凍結するまでに時間がかかります。


そして、全体が凍結するまでの間に氷の表面に内部の未凍結部分の水の分子が移動する、毛細管現象が発生し、

この毛細管現象により水分蒸発が起こり、離乾燥などの原因となります。

解凍後は、細胞膜が破壊され、うま味成分といっしょにドリップ現象が起こり、味もまずくなり食感も大きく変化します。


CAS(Cells Alive System)はどうかというと、

凍結過程としては、素材を磁場環境の中において微弱エネルギーを付加し、

素材の水分子を振動させながら、水分の氷結晶化を抑え、

過冷却状態を維持し、一気に冷凍します。


均一に凍結されるため、解凍後ドリップが出ませんし、まさに取れたての味を堪能できます。


水分子が凍結前と同じ状態で解凍されるため、素材の鮮度、味、風味などがそのまま戻ります。


また、CAS凍結だと、長期保存が可能です。

最長2〜5年間その風味を損なうことなく保存できるようで、CAS冷凍は、まさに夢の冷凍技術だといえますね。


さて、そんなCAS冷凍庫ですが、現在普及しているのは業務用が主です。

と、思っていたら、三菱電機が既に発売していました。

世界初、瞬間微粒子凍結の「瞬」冷凍で、高品質な冷凍を実現!過冷却現象を利用し食品の内部に...




CAS冷凍魚、果たしてどんな味がするのか?気になるところです。

今、少しずつCAS冷凍された商品が出回っていますので、あなたもその味を確かめてみて、CAS冷凍冷蔵庫の購入を検討されては如何でしょうか?

CASシステム冷凍品 不定貫商品 ドーバーソール フィレー皮無 4枚入り CAS冷凍  北海産 約...




ついに!スーパー冷凍【CAS】で登場!【CAS冷凍】ずわいがに甲羅盛4個セット【送料無料】【てみ...



好適環境水は、山本俊政先生が太古の海に着目し、開発を始め、誕生しました。

以前お伝えした、

岡山理科大学専門学校の山本俊政先生の『好適環境水』に関しての情報です。


『日本人が頭がいいのは魚を食べているから!!』ということは良く言われている事ですね。

魚には、脳や神経組織の発育、機能維持に不可欠な成分の、
ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が含まれている為だと言うわけですが・・・


年配の方に限らず、国民全体が魚は好きで、日本人は、動物たんぱく質の4割以上を魚でとっているようです。

その魚を日本人が食べられなくなる日が近づいているということが最近よく聞かれます。

その原因は、食の魚指向が世界的に広まってきている為。

なんと、漁獲量は、はこの50年で6倍以上に激増しています。


以前(2006年)、アメリカの科学誌サイエンスが、

『このままでは、およそ40年後に全ての天然の魚が全滅のおそれあり』と、衝撃的な予測を発表しましたが、その予測が現実的なものになりつつあるようです。


今後の魚食料危機が叫ばれる中、
魚不足の切り札として期待されているのが、『好適環境水』


『好適環境水』は、以前ご紹介しましたが、

岡山理科大学専門学校の山本俊政先生が開発している、『海水でもない淡水でもない不思議な水』ですね。


『好適環境水』の大きな特徴は、淡水魚と海水魚を一緒に飼育できる事と、水があればどこでも養殖可能な事。

実際に、山本先生は、海から30キロも離れた山の中で、トラフグやヒラメ、タイの稚魚を水槽で育て、鍋の季節に出荷しようとしています。


養殖の一番の問題点は、養殖密度が高くなる事などによる病気の発生で、その病気予防のために、劇薬を使用する事。

しかしこの、好適環境水ならその問題が解決できるようです。

何やら、『自然界では、病原体は海水型と淡水型のどちらかに分かれていますが、

好適環境水は、人工的に作られた自然界にはないものなので、病原体が死んで病気が治ってしまうので、薬に頼らない養殖が可能』なのだとか・・・。

つまり、現在行われている養殖のように、魚の餌の中に薬を混ぜる必要も無くなるという訳ですね。


あと、海での養殖では網に貝類が付着しないように・つまりは網の使用年数を長く保つために、網自体に薬が使ってあり、

網に使用してある薬が養殖されている魚や海に与える危険性も問題になっていますが、その危険な薬も使う必要が無いというわけですね。


環境悪化による海洋汚染のため、このまま海での養殖を続けていくのは限界に近づいている事も確かなようです。


山本先生は、太古の海に着目し、『好適環境水』の開発を始めたようです。

海水魚と淡水魚は、進化をさかのぼればどちらも祖先は太古の海で生きていたはず。

太古の海は、いまほど塩辛くなく単純な成分だったために、浸透圧の調整も必要なかったと考えられます。


そこで山本先生は。現在の海水に含まれる60の成分の中から、魚にとって本当に必要な成分は「カリウム」「ナトリウム」、その他数種類の成分だけということをつきとめました。

そしてこの水の中でなら、海水魚も淡水魚も一緒に養殖でき、

養殖される魚も、浸透圧の調整の必要がないので、エネルギーが少なくて済み、その分成長が速くなるという利点もあります。


また、好適環境水の養殖なら、人工海水養殖に比べ60分の1のコストで済むようですので、養殖を始めやすいですね。


現在、好適環境水の養殖魚として、トラフグ、ヒラメ、タイが出荷され、次のターゲットは、ハマチとシマアジ、そしてその先はマグロと・・・


陸上養殖が難しいとされる回遊魚を山で育てるのが山本先生の夢。


好適環境水で養殖されたマグロが世界の食卓に上るのはそう遠い日ではないかも知れませんね・・・。
















ペットの為の救急車、アニマルドクターカーで出動する塩田眞さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜、今回は塩田動物病院院長の塩田眞さんのドキュメンタリーです。


今、犬のしつけ法などのペットに関する本が売れているようですが、家族構成の変化などの要因も含めて、

自宅でペットとして犬や猫を我が子のように育てている人が増えているようです。


ペットを飼う人の増加と共に求められるのが、ペットのための病院ですね。

ペット病院は今では相当増えているようですが、昼間と比較して夜間に診察を受け付けるペットの動物病院はまだまだ少ないようです。


塩田眞さんが院長を務める塩田動物病院は、ペットの夜間治療を5年以上前から取り入れている動物病院です。

塩田動物病院は、ペットの夜間治療を行っているということだけでも、素晴らしい動物病院だと言えますが、

それ以上に特筆すべきは、ペットの為のアニマルドクターカーという動物用の救急車を3台も稼動させているということです。


アニマルドクターカーは、夜間から深夜にかけて緊急を要するペットの元に駆けつけて、即治療を行う救急車です。

アニマルドクターカーの設備は、AEDを初め、酸素ボンベ、血液検査の機械、もちろん手術台も備え、

車の中ですぐに応急処置や手術などが行えるようになっています。

つまり、アニマルドクターカーは、病院へ搬送する人間用の救急車とは違い、その場で治療を行うための救急車です。

塩田動物病院のアニマルドクターカーは、東京23区を初め、さいたま市や川崎市などまで走り回るようですよ。


尚、今回の、夢の扉〜NEXT DOOR〜の内容のなかで初めて知ったことがありました。

それは、『犬にはチョコレートは禁物』だということです。

例えば、体重10Kgの犬でしたら、チョコレート一枚食べると、50%の確率で死に至るようですので、あなたがもし犬を飼っているのでしたら注意してくださいね。

もしかしたら、犬にチョコレートを食べさせてはいけないということは常識で、私が犬を飼っていないので知らなかっただけかもしれませんが・・・

これは、『チョコレート中毒』と言うそうですが、

アニマルドクターカーがチョコレートの件で緊急出動していましたので、知ることが出来たわけです。


犬がチョコレートを食べた時の救急処置としては、水を使わずに大さじ一杯の塩をのどの奥に入れるように飲ませる事で、

チョコレートを吐かせる事が出来ます。


この方法は、チョコレート以外にも犬が変なものを口に入れたときに可能な緊急処置らしいですので、覚えておいて下さいね。

体重約5Kgの犬で、小さじ一杯の塩を、体重約10Kgの犬で、大さじ一杯の塩を犬の喉の奥に入れ、吐かせるんです。


あと、『ワクチン接種後は絶対に運動させない』  これは、ペットの犬の顔が腫れたとの緊急要請で知ったことでした。


塩田眞さんのマイゴールにもよく表われている様に、塩田さんは、本当にペットが好きなんでしょうね。

塩田さんがどれほど動物・ペットを愛しているかの実例が、その手術内容によって紹介されていました。

傷口の縫い方で、通常皮膚と皮膚、筋肉と筋肉を縫い合わせて傷口を塞ぐようですが、塩田さんは、皮下脂肪と皮下脂肪、筋膜と筋膜を縫い合わせるようです。

この縫い方により、傷口がひきつれも起こさず、感染症の心配がないとか・・・


飼い主にとっては生きる希望ともいえるペットの命を救ってくれる塩田さん。ペットの飼い主にとってはありがたい存在ですね。


     【夢の扉〜NEXT DOOR〜2008年7月6日放送】

    『24時間体制でペットの命を救って行きたい』

   塩田 眞         ナビゲーター/望月みさ

       
        【塩田 眞さんのマイゴール】

『命には限りがある。動物たちの痛みや苦しみを、これからも日々、和らげていきたい。』

好適環境水を使った、『海水を使わない魚の完全養殖』に挑む、山本俊政さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、『好適環境水』 開発者の、岡山理科大学専門学校のアクアリウム学科長、山本俊政さんのドキュメンタリーです。


好適環境水というのは、初めて聞きましたが、好適環境水をうまく使えば『山奥で魚の養殖が出来る』という素晴らしい水ですね。


好適環境水とは、真水でもなく海水でもないという不思議な水です。

好適環境水の中では、金魚や、鮎などの淡水魚と、シマアジや、鯛、カンパチ、ふぐ、ひらめ、さわら、クマノミなどの海水魚を一緒に飼うことが出来ます。


好適環境水は、ミネラルウォーターや、川の水、井戸水などにある粉を入れて作るもので、実はこのある粉に秘密が隠されているんですね。

魔法の粉の正体は、

塩素を初め、ナトリウム、硫黄 、マグネシウム 、カルシウム 、カリウム 、炭素 、臭素 、ストロンチウム、 ホウ素 、フッ素 、リチウム 、べリリウム 、アルミニウム 、スカンジム 、

チタン 、バナジウム 、クロム、 マンガン、鉄 、コバルト、ニッケル、銅 、亜鉛 、ガリリウム、ゲルマニウム、ヒ素、セン、

ルビジウム、 イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、銀、カドミウム、インジウム、錫・・などの、

60種類以上ある海水の成分の中から選んだもの。


海水の成分の中から、魚が生息していくのに必要最低限の成分がが選んであります。

好適環境水は、真水10Lに対して、魔法の粉を10g入れると出来上がりです。


川の水を使って、いや、水さえあればどこでも出来る海の魚の養殖。

これが実現すれば本当に素晴らしいですね。

夢の扉〜NEXT DOOR〜では、

海水を還流させる、『陸上掛け流し』での、あわびの養殖の模様が伝えられましたが、

この養殖法も今問題が起きているようです。

それは、汲み上げる海水自体の品質が年々悪くなっている事。
海水汚染はもちろんですが、原因不明の赤潮の発生です。

そんな養殖の実状ですから、

「好適環境水での養殖が実現すれば素晴らしい事ですね。」という養殖業者の言葉も実感がこもっていました。


海での養殖も色々問題が指摘されていますね。

まず、薬品使用の問題が挙げられます。

塩水の中にズーッとつけたままの囲い網に貝類が付着しないように、また網自体が長持ちするように、

かなりきつい薬品が使用されているようです。

その薬品が、養殖をされた魚や、海に悪影響を与えるというので問題になっています。

例えば、はまちの養殖ですが、

薬の影響などで背が曲がったはまちが、魚市場で安く取引されているということも言われていますね。

そしてその、背曲がりのはまちが、スーパーの切り身や、弁当に使われていると言う事も・・・。

その点、この好適環境水での養殖は、『薬不使用』らしいので、今までの養殖からすると安全性は高いですね。


そして、味ですが・・・

山本 益博さんが、好適環境水で育ったひらめを食べて、「美味しい」と言っていましたね。

「かなりクオリティがかなり高い」とも。 

まー、養殖だという事はわかるようですが・・・

でも、ひらめのエンガワを食べて、「天然物と遜色ない。」と言っていましたので、私達素人には区別がつかないかも知れませんね。


でも、 好適環境水も万能ではないようで、あわびの実験で3日で全滅という記録があります。

何やら、貝類や、たこ、イカなどの無脊椎動物の育成にはまだ成功していないらしいです。

夢の扉〜NEXT DOOR〜での、改めての実験では、濃度を濃くして成功していました。


さて、好適環境水を使っての養殖、今どんどん進歩しているようです。

最後の段階と言ってもいい、『海水を使わない好適環境水だけでの完全養殖』まで来ています。


とらふぐを使っての実験。

今までは、稚魚による中間育成での養殖には成功しているようですが、今回は、『孵化』に挑戦です。

見事、海水以外での孵化に成功、その孵化率80パーセント。
これは、世界で初めての快挙になるようです。


いずれにしろ、好適環境水を使っての、魚の完全養殖が実現すれば素晴らしい事ですね。

好適環境水を使っての魚の養殖、どう進展していくのか、今後も見守っていきたいと思います。



         【2008年5月18日放送】

     『新たな水を利用して、山で魚を育てたい』

  山本俊政           ナビゲーター:こころ


        【山本俊政さんのマイゴール】

『2010年までに、好適環境水で育てた安全な魚を食卓に届けたい。』

最新技術で優秀な盲導犬を増やし、盲導犬不足を解消したい。

盲導犬を必要としている目の不自由な人が今日本では8000人いるそうです。しかし盲導犬の現状はどうなんでしょうか?今日本で現在活躍している盲導犬は952頭(98年日本財団調べ)しかいないそうです。欧米ではかなり普及している盲導犬。でも、日本では欧米に比べ、盲導犬の供給が追いつかないという厳しい現状があります。今回の「夢の扉」は、盲導犬繁殖の専門家、諏訪義典さんのドキュメンタリーでした。諏訪義典さんは、北海道で盲導犬不足を解消するために、全力を注いでいます。諏訪はどういう方法で盲導犬不足解消をやろうとしているのか?諏訪さんの盲導犬不足解消の秘策とは、ずばり『凍結精子』です。諏訪さんは凍結精子を日本でいち早く、盲導犬に活用して人工授精にも成功しています。諏訪さんは、「犬の人工授精」という今まであまりなじみのなかったものに挑戦し大成功を収めています。


話はちょっと変わりますが、同じ犬種の犬でも、盲導犬に向いている犬と盲導犬には全く向いていない犬にはっきりと分かれるようです。諏訪さんは今、単なる『人工授精により犬の数を増やす』というレベルからより高いレベルを目指して活動しています。それは、『遺伝子レベルでの盲導犬の研究』です。つまり優秀な盲導犬のDNAを調べて、その犬が他の犬と違ったDNAを持っていることを突き止め、盲導犬向きのDNAを持った犬同士を掛け合わせより優秀な盲導犬を作っていく試みです。これですと、同じ人工授精で誕生した犬でも、盲導犬に不向きな犬の数を極端に減らす事が出来ます。つまり、より優秀な盲導犬がより多く誕生すると言う事になるわけですね。今後の、諏訪義典さんの挑戦の成果が期待されます。


       【諏訪義典さんのマイゴール】
『視覚障害者が、安心して暮らせるよう、優秀な盲導犬を増やしたい。』

枝村一弥さんの、『事故や病気でマヒした動物たちが、再び歩けるリハビリ医療を確立したい。』

犬や猫の最先端リハビリ医療は、日本大学付属動物病院で受けることが出来ます。

「私の祖父はいつも私に言っていたものです。
今日頑張ったごほうびに明日がやってくると、・・・。」

という、

宮沢 りえさんの素敵なナレーションで始まる 夢の扉 〜NEXT DOOR〜

あらゆる業界・ジャンルで「未来の夢」をめざす
人・グループ・プロジェクトに密着するドキュメント番組

夢の扉 〜NEXT DOOR〜

今回の、 夢の扉 〜NEXT DOOR〜 は、動物たちのリハビリ医療に力を注いでいる枝村一弥さんのドキュメンタリーです。


神奈川県藤沢市にある日本大学付属動物病院、そこが枝村さんが勤務している病院ですが、そこには驚くほど近代的な高度医療設備が整っています。人工心肺はもちろん、CTスキャン(それも3Dの)、MRI、放射線治療装置と、田舎の人間の病院以上の医療設備が整っているといってもいいと思います。

日本大学付属動物病院は、巷で「最後の砦」「病院の中の病院」として有名です。交通事故や病気などで足や身体が麻痺した動物達を連れた飼い主達が、動物神経外科の枝村先生を頼って訪れます。

枝村先生、もちろん手術の腕も超一流ですが、本領を発揮するのは手術後のリハビリです。アメリカで最新のリハビリ治療「欧米式リハビリ理論」を学んできた枝村先生。そのアメリカ留学の成果を日本大学付属動物病院で遺憾なく発揮しています。

「リハビリの第一歩は正しい立ち方を覚えさせることから」そして、手足の屈伸運動。最終的には、枝村先生考案のリハビリ器具による「カートセラピー」をのリハビリ。これにより日本大学付属動物病院のリハビリ医療は大きな成果を挙げています。飼い主とそのペットは家族同然。ペットが歩けるようになり喜ぶ飼い主。その飼い主の笑顔を見るためにリハビリ医療に励む枝村先生。

その枝村先生の【マイゴール】は、

『2010年までに事故や病気で手足が麻痺になった動物たちをリハビリの力で回復させる医療を確立したい。』

吉田 彰さんの 『森を作り、動物を呼び戻したい』

「私の祖父はいつも私に言っていたものです。
今日頑張ったごほうびに明日がやってくると、・・・。」

という、

宮沢 りえさんの素敵なナレーションで始まる 夢の扉 〜NEXT DOOR〜



あらゆる業界・ジャンルで「未来の夢」をめざす
人・グループ・プロジェクトに密着するドキュメント番組

夢の扉 〜NEXT DOOR〜


今回の、 夢の扉 〜NEXT DOOR〜 は、

「原始の宝島」 と呼ばれる、マダガスカル島で、

マダガスカルの自然や動物を守る活動をしている、
吉田 彰さんのドキュメンタリーです。


マダガスカル島にしかいない固有種は、
動物で85パーセント、植物で80パーセントにも及ぶそうです。

その中でも、

神聖な木としてマダガスカルの人にあがめられている 
『バオバブの木』 。


その、 『バオバブ』 を初め、マダガスカルの自然を
回復させようと奮闘している、吉田 彰さん。

自然を回復させることによって、少なくなった野生動物も
増やそうとしています。


吉田 彰さんが働いているのは、 
『ボランティアサザンクロスジャパン協会』


バオバブの木は、別名 「森の母」 と呼ばれています。

世界中にバオバブの木は9種類ありますが、
そのうちの7種類はマダガスカルにしかありません。

今マダガスカルでは、森林の約80パーセントが消滅し、
壊滅的な打撃を受けています。


森林減少の原因としては、

1、燃料としての炭作りに木を使用するため。

2、人口の増加に伴う、建築資材として木を使用するため。

3、同じく、人口増加に伴い森林を農地や牧草地にするため。


マダガスカルの自然が年々少なくなっている状況をみた
吉田 彰さんは、

1990年に、 『ボランティアサザンクロスジャパン協会』 を設立。

100万平方メートルに植林をするという、森林再生の
画期的活動を行ってきました。

そして、これまでなんと11万本の植林に成功。

これは、
面積でいうと東京ドーム5個分に匹敵するとか・・・!!


現在、予定の約20パーセントの植林に成功しています。



『バオバブの木』   いやー、実に勇壮な木です。


マダガスカルの人に、  

「森の母」  「神の木」 を崇められている理由が
よくわかります。

あのような壮大な木が、
一本でも身近に生えていたらどんなに癒されることでしょう。

『バオバブの木』  日本でも育つのでしょうか・・・?



再生した森に、
これも絶滅の恐れがある貴重な動物たちも帰ってきています。


着実に、確実に成果を挙げている吉田 彰さんの活動。


もちろん、

地元のマダガスカルに住んでいる人の手助けがあってこその
ものですが・・・。


       【吉田 彰さんのマイゴール】

『2025年までにマダガスカルの人と動物たちが
                共存できる森を作りたい。』

白石利郎さんの、 『希少動物を守り、未来に残して行きたい。』


「私の祖父はいつも私に言っていたものです。
今日頑張ったごほうびに明日がやってくると、・・・。」

という、

宮沢 りえさんの素敵なナレーションで始まる 夢の扉 〜NEXT DOOR〜



あらゆる業界・ジャンルで「未来の夢」をめざす
人・グループ・プロジェクトに密着するドキュメント番組

夢の扉 〜NEXT DOOR〜


今回の、 夢の扉 〜NEXT DOOR〜 は、


「横浜市繁殖センター」 で、


世界的に希少動物となりつつある鳥の繁殖・育成に
取り組んでいる、白石利郎さんのドキュメンタリーです。



「オカピ」 あなたは、知っていますか?


そう、馬の顔を持ち、ミマウマの足を持つ動物ですね。
常には、アフリカのコンゴで暮らしている希少動物です。


大変珍しい動物ですので、実際に見たと言う方は少ないのでは
ないでしょうか?


「オカピ」 意外にも、 

「世界一綺麗な猿」 と言われる、 「ツウラングール」。

「最も絶滅に近い野生動物」 と言われる、「インドライオン」

「ニューカレドニアの国鳥」 の、 「カグー」

「世界で一番美しいムク鳥」 と言われる、 「カンムリ
シロムク」・・・


など、世界的な希少動物や鳥を見ることが出来るのが、
神奈川県・横浜市にある、 『よこはま動物園ズーラシア』


その、 
『よこはま動物園ズーラシア』 のなかにある、市民にはあまり知られていない貴重な施設。

その施設の名こそ、 「横浜市繁殖センター」 です。


「世界的な希少野生動物の、飼育・繁殖、種の保存に関わる
調査・研究」 を目的として作られた施設です。



ここでは現在、9種類の希少野生動物の、飼育・繁殖、種の
保存に携わっています。


「カンムリシロムク」 を初めとする、6種類の鳥と、
3種類のバク(ブラジルバク、マレーバク、ベアードバク)です。


そこに勤務する白石利郎さんは、

特に、世界的に絶滅危惧種となっている、 「カンムリ
シロムク」 の繁殖・育成に没頭しています。


野生のカンムリシロムクは今9羽しか確認されていないようです。

原産地はインドネシアのバリ島ですが、大変高価に売買される
ために、

乱獲・密猟されついには絶滅の危機を迎えているのです。



白石利郎さんの活動は順調に実績を挙げ、

15年前の10羽から現在95羽まで繁殖・育成に成功しています!!



       【白石利郎さんのマイゴール】
『10年後には、野生のカンムリシロムクを回復させ、野生動物
の大切さを、次の世代に伝えたい。』










Powered by さくらのブログ
Web Analytics