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『宇宙太陽光発電』計画進行中



太陽光を太陽電池を用いて直接的に電力に変換する発電方式の『太陽光発電』(ソーラー発電)、

最近は少し下火になったものの一時は未来のエコ発電として大いにもてはやされました。


『太陽光発電』は、

発電量が日照に依存する為に夜間は発電せず、昼間も天候等により発電量が大きく変動し、

火山灰や降雪等で太陽光を遮蔽されると出力が落ちるという欠点がありますが、

太陽光発電の持つそれらの欠点を全て解消する為の試みが『宇宙太陽光発電』です。


宇宙太陽光発電システム(SSPS)とは、

高度36,000kmの宇宙空間に巨大なソーラーパネルを設置して太陽光を集め、宇宙で電気を作り地球に送るというもの。

今、日本で進行している、成功すれば『人類初』となる壮大なプロジェクトのリーダーは京都大学 生存圏研究所 教授の篠原真毅さん。


地上と違い宇宙では、天候や昼夜に左右されることなく太陽光が照りつけていますので高効率でエネルギーを集められ、

その発電量は、100万キロワットの発電能力を持つ原発一基分に相当するといいます。


宇宙太陽光発電システム(SSPS)の想定される建設方式は、

まず地上から低軌道(地上約500キロメートル)までロケットで部品を多数回打ち上げて、

軌道上で組み立ててから徐々に軌道間輸送機で地上3万6000キロメートルの静止軌道まで移動させる。


ちなみに100万キロワットの発電能力を持つSSPSとなると、なんと2キロメートル四方の太陽光パネルが必要になるといいます。


大気圏外で発電し、大気の透過率の高い波長の電磁波(マイクロ波)に変換して地上へ届けるというものですが、


宇宙太陽光発電システム(SSPS)、問題点がいくつかあります。


まず一番の問題は、莫大な設置コストがかかるということ。


次に、低軌道(地上約500キロメートル)から地上3万6000キロメートルの静止軌道まで移動させる方法がわかっていないということ。


そして、マイクロ波を使って電気を送る際の生き物などへの影響が不明だということ。


それらの問題点を解消すべく、篠原研究室では今も地道な努力が続けられています。


風速を10分の1に、そして風圧を100分の1にまで減らし、受けた風の力を利用して、発電までする「減風・発電装置」



台風時などに特に強烈に感じる風雨などの自然の脅威、雨も恐さがありますが瞬間的に吹き付ける風の恐怖は相当なものがありますね。

巨大なトラックが横転、列車が脱線、歩行者が転倒・・・と、 時に、思いも寄らない事故を引き起こします。


そんな強風を、“そよ風”へと変えてしまう、風速を10分の1に、そして風圧をなんと100分の1にまで減らし、

さらに、受けた風の力を利用して、発電までしてしまうという画期的な装置「減風・発電装置」を開発したのが東北工業大学 環境エネルギー学科 助教/野澤 壽一さんです。


この「減風・発電装置」は、東日本大震災で被災した防風林の再生を目的に開発されたものです。

「減風・発電装置」は、一見何の変哲もない四角い枠組みの風車を使って風の威力を減衰させて、強風のために育ちにくかった防風林再生を目指します。


野澤さんの地元・宮城を襲った東日本大震災。

津波により海岸線の防風林は消失し、強風にさらされた農地の作物や人々の生活にも被害が出ています。

こうした問題に、『減風装置』を活かせるのではないか―。

自然の風の脅威に対し、『減風装置』がどれだけの効果があるのかを試す大規模な実証実験が宮城で始まっています。


『減風装置』、当初は、風を弱めて防風林再生を早めるため、そして将来は減風装置自身が防風柵の役目をするため、実証実験は続きます。



、『現代版・板倉構法』を考案した安藤邦廣さん



夢の扉プラス、今回は、『現代版・板倉構法』を考案したのが、筑波大学 名誉教授の安藤邦廣さんを取り上げていますす。




伊勢神宮や正倉院の一部にも使われている伝統の建築技術の「板倉造り」と、現代の技術を融合させて、

『現代版・板倉構法』を考案したのが、筑波大学 名誉教授の安藤邦廣さんです。



「板倉造り」は、1000年以上もの間熱や湿気から大切な宝物を守ってきた伝統の木造建築技術です。


“家造りはふるさと作り”と考え、老朽化した古民家の再生も手掛けていた安藤邦廣さん。

古民家には、驚くべき知恵が込められていました。


梁はねじれているが、乾燥するとより頑丈な構造になる構法や、茅葺き屋根にあえて草を生やし根っこで家を頑丈にする『芝棟」などの技術です。



安藤さんは、断熱材や合板などを使用せず、ほぼ木材のみで作り上げます。

木材の持つ優れた断熱性、調湿性に加えて、その特性をいかして、震度7以上にも耐える耐震性と防火構造をも実現しました。



「板倉造り」では、厚さ2寸【6センチ)の板が使われていますが、1本のスギで厚さ6センチの板を取るのは難しく、3センチという合理的な厚さを導き出し,

横板の上に立板を組み合わせる『二枚張り』の工法を生み出します。


南三陸町での現代版・板倉構法造りの食堂が完成、まもなく開業する予定です。



世界初の『海に浮かぶ風力発電所』で福島を新エネルギー拠点にしようと奮闘する、福田知史さん



夢の扉プラス、今回は、

世界初の『海に浮かぶ風力発電所』で福島を新エネルギー拠点にしようと奮闘する、丸紅 国内電力プロジェクト部長・福田知史さんを取り上げています。



福島第一原発から約25kmの海上に新たなエネルギー拠点、『海に浮かぶ風力発電所』が誕生しようとしています。


『海に浮かぶ風力発電所』は、

直径80mの巨大風車でこれを福島沖に浮かべ、一般家庭1700世帯分の電力を発電します。将来的には風車を増やし、原発並みの発電力を目指します。


『風の資源』と日本の海洋面積(世界第六位)をフルに活用し、日本を代表する10の企業と大学が取り組む一大国家プロジェクトです。



海に浮かぶ風力発電所を最高に有効活用する為には電気のロスを減らすことが絶対条件です。

東京大学大学院の石原孟教授による打開策は、海に浮かぶ変電所で電圧を高めて陸に送るというもの。

揺れない場所に置くのが常識の変電所ですが、石原孟教授は揺れても壊れない変電設備を開発しました。



そして、『海に浮かぶ風力発電所』が誕生しました。



これまでの洋上風力発電とは異なり、3基の風車と、世界初の“揺れても大丈夫な変電所”を海に浮かべ、その洋上変電所から1本の海底ケーブルで陸上へ送電するというものです。



計画への了解が不可欠な地元漁業関係者との交渉もクリアーし、先日運転開始の日を迎え、見事風車を回うことに成功しました。


“究極の成分分析技術”の『メタボローム解析技術』を開発した冨田勝さん



夢の扉プラス、今回は、


“究極の成分分析技術”の『メタボローム解析技術』を開発した慶應義塾大学 先端生命科学研究所 所長・冨田勝さんを取り上げています。



冨田勝さんが開発した『メタボローム解析技術』は、


唾液や血液、尿などから、代謝物を一度に数百種類も分析することを世界に先駆けて可能にして、病気ごとに代謝物の種類、濃度が異なることを突き止めたことで完成したもので、


唾液からは、乳がん、口腔がんを高い精度で見分けられ、1滴の血液から肝臓疾患を判定できるものです。


早期発見が難しいとされるすい臓がんもわずかなだ液から見つける事が可能です。



冨田勝さんは、研究所のある山形県鶴岡市を一大健康都市とすべく奮闘中で、

特に若い世代への期待が大きく、地元の高校生を助手や研究生とし採用する取り組みを行なっています。



例えば、女子高生がメタボローム解析を使い非アルコール性脂肪肝炎「ナッシュ」の研究をするなど、その成果は確実に現れています。



「夢は持たねば実現せず」冨田勝さんの言葉です。


世界初となる“人工知能”を搭載した国産ロケット「イプシロン」を開発した森田泰弘さん



夢の扉プラス、今回は、

世界初となる“人工知能”を搭載した国産ロケット「イプシロン」を開発した、JAXA(宇宙航空研究開発機構) イプシロンロケット プロジェクトマネージャー・森田泰弘さんを取り上げています。


「イプシロン」は、セルフチェック機能を備えているので、組み立て時から打ち上げまで、ロケット自ら点検作業を行うことが出来ます。


その為、打ち上げ設備も人員も劇的に減らすことができ、たった2台のパソコンと数人のスタッフで打ち上げ準備ができるモバイル管制を実現し、打ち上げコストの半減を可能にしました。



森田泰弘さんは、小惑星探査機「はやぶさ」を宇宙に運んだ小型ロ ケット「M-V」の開発に携わりましたが、コストを問題にM-Vの運用が打ち切られました。



固体燃料ロケットの歴史が打ち切られることが許せなかった森田さんは、コスト削減に向けて試行錯誤の末人工知能を備えたロケット「イプシロン」を開発しました。



そして、仕切り直しの9月14日の内之浦での「イプシロン」打ち上げは見事成功しました。



日本の宇宙開発・ロケット開発の父糸川英夫氏の、「世界に先駆けた開発を目指せ」という精神の元、森田さんのたゆまぬロケット開発は続きます。



疲労のメカニズムを解明し、『疲れ』を数値化することに成功。疲労を回復させる物質を突き止めた、渡辺 恭良さん



夢の扉プラス、今回は、疲労のメカニズムを解明し、『疲れ』を数値化することに成功し、疲労を回復させる物質を突き止めた、大阪市立大学 特任教授・渡辺 恭良さんを取り上げています。


現在、過労死の労災認定者は年間約120人おり、実際に過労が引き金で命を落とす人は数万人と言われています。

「過労死」という言葉はジーニアス英和も記載されていて世界共通語になっているほどです。



今まで疲労の原因は一般的に乳酸とされていましたが、大阪市立大学の渡辺教授は、乳酸は疲労回復を早める為に産出される物質だとしています。


疲労研究は1999年に国家プロジェクトとしてスタートし、これまでに国や企業から、30億円という莫大な費用が投じられましたが、


渡辺さんを中心とする研究チームは、疲労の主な原因物質とされてきた『乳酸』が、むしろ疲れを取る役割があり、別の物質(活性酸素)が疲労の原因であることを証明しました。



さらに、疲労回復に絶大な効果を発揮するある物質にたどりつきました。

それが、マグロや鶏のムネ肉に存在する物質『イミダペプチド』です。


『イミダペプチド』は身体の疲労部分にピンポイントで働きかけるという大きな特徴も持っています。



さらに渡辺さんは、交感神経と副交感神経に分けられる自律神経のバランスを測ることで疲労を数値化することを試み、疲労度計を開発しました。



身体の異常を知らせる 『痛み』、『発熱』、『疲労』は、“三大生体アラーム”と呼ばれていますが、『痛み』や『発熱』の原因を解明した人物はそれぞれノーベル賞を受賞しています。


果たして、渡辺さんのノーベル賞を受賞の可能性は?





CO2からエネルギーをつくる『人工光合成』で燃料を生み出した山田由佳さん



夢の扉プラス、今回は、CO2からエネルギーをつくる奇跡の技術『人工光合成』で燃料を生み出したパナソニック先端技術研究所 工学博士・山田由佳さんを取り上げています。



『人工光合成』とは、地球温暖化の“元凶”と言われてきた、二酸化炭素=CO2を、光と水を使って、エネルギーに変える、という驚きのテクノロジーです。



この『人工光合成』の研究で、世界をリードするのが、パナソニック先端技術研究所の山田由佳さんが率いる研究チームです。



『太陽の光からエネルギーを生み出す』と言っても太陽光発電ではなく人工的に光合成を行う、しかも二酸化炭素=CO2を原料に。


“光合成” は太陽の光でCO2と水が反応し酸素と栄養分が作られますが、それを人工的に再現したのが『人工光合成』で、エネルギーになりうるメタンガスやエタノール有機物を作ろうとしています。



地球温暖化の“元凶”と言われてきた二酸化炭素=CO2を削減でき、エネルギーを生み出せる一石二鳥の素晴らしい技術の『人工光合成』。


世界中の研究者が、その実用化に向けしのぎを削っていますが、鍵を握るのは、『いかにCO2の反応を高めることが出来るか?』になります。



パナソニック先端技術研究チームは理想の光触媒を求め実験を繰り返し、LED照明の技術を利用するという発想で『窒化ガリウム』という理想の光触媒を見つけました。



光触媒から電気を運ぶ電極の前にロスが生じていましたが、そこで山田さんは、研究員が提案した、光触媒を電極ごと水につける方法を試し、人工の光でCO2からエネルギーの源を作ることに成功しました。


その後実験を繰り返し、2012年には、本物のスイッチグラス(雑草)に匹敵するという、世界最高のエネルギー変換効率を持つ人工光合成技術を実現しました。



山田さんは、本物の太陽の光を使って人工光合成でメタンガスを作ろうとしていますが、実験を行ったのち、結果を確かめると、無事メタンガスを作り出すことに成功しました。



山田さんは更に、京都市役所の技術職員・山田一男さんと協力し、ゴミからバイオエタノールを生み出すプロジェクトの残りカスから生まれるCO2を人工光合成に使おうと動き出しています。


海水の“温度差”で、半永久的に発電する『海洋温度差発電』を開発した池上康之さん



夢の扉プラス、

今回は海水の“温度差”で、半永久的に発電する『海洋温度差発電』を開発した佐賀大学教授の池上康之さんを取り上げています。



『海洋温度差発電』は、海の表層部の温かい海水と、深海の冷たい深層水との温度差を利用してタービンを回し発電するというもので、

海洋エネルギーを最大限利用した場合の発電量は、“原子力発電所25基分”にも相当すると言われています。


『海洋温度差発電』は、太陽の熱を蓄えた海水を使いますので、CO2の排出はゼロで、加えて、半永久的に、昼夜を問わず安定して発電が可能という大きな利点があります。


しかも『海洋温度差発電』は、汲み上げた海洋深層水も水産養殖や飲料などに複合利用できますので、非常に優れた発電法です。



実は、海洋温度差発電の原理は100年以上前に考案されていて、この『海洋温度差発電』の研究は40年以上前に始まりましたが、

熱交換器など設備に多額のコストがかかり、採算が合わない為、各国が相次いで研究を中止し実用化には至っていませんでした。


そんな中、世界で唯一研究を続けたのが佐賀大学教授の池上康之さん率いる佐賀大学チームです。

池上さんたちは、「できるわけがない」と学会で否定されても決してあきらめませんでした。


『海洋温度差発電』が、日本だけでなく、資源や水に乏しい世界の国々をも救う技術だと信じていたからです。



そしてついに、今年3月、世界に先駆けて、沖縄県久米島で海洋温度差発電の実証プラントが運転を開始しました。


久米島はミネラル豊富な海洋深層水で知られ、

海洋深層水が、沖縄県車海老漁業協同組合や久米島海洋深層水開発 海ぶどう養殖場で使われている所で、今回の実証実験最適の地です。


久米島町は、海洋深層水を使ったクリーンエネルギーを島の柱にしたい意向でしたが莫大な費用は島の予算では折り合わず頓挫しかけました。


そんな時、ハワイ州立自然エネルギー研究所で、海洋温度差発電の実現に情熱を注いでいたハワイの日系4世ガイと出会い協力を得、

神戸製鋼所の『高伝熱チタン板で表面積を広げることで建設コストが削減可能』との言もあり、2012年1月、沖縄県の事業としてプラント建設が決定しました。



そしてついに、今年3月、世界に先駆けて、沖縄県久米島で海洋温度差発電の実用化への試金石となる24時間連続運転実証プラント運転を開始しました。


海洋温度差発電の実用化への試金石となる24時間連続運転実証プラント運転実験は成功、


久米島のプラントは、海洋温度差による電気を生み出し、実用化への大きな一歩を踏み出しました。



流動成形技術で、木材を金属やプラスチックの役割を持たせることに成功した金山公三さん



夢の扉プラス、

今回は、革新的加工法で、堅い木材を自在に変形し、

金属やプラスチックの役割を持たせることに成功した

産業技術総合研究所の金山公三さんを取り上げています。



金山公三さんは、マツやスギ、タケなど、あらゆる木材を

『流動成形』技術でプラスチックのように自在に変形でき、

衝撃に強く、難燃性も断熱性もある製品を作ることができます。



この、木材の『流動成形』技術が実用化されれば、

今まで、プラスチックやアルミが使われていたテレビの外枠や車のボディーなどが、

木材で出来るかもしれません。



金山公三さんの秘密兵器は世界初のプレス技術で、

それが、木材を自由に成形できる流動成形です。



ポイントは木の細胞の間にあるリグニンという成分で、

ある薬剤を染み込ませ熱を加えてプレスするとこのリグニンが柔らかくなり、

一つ一つの細胞が分離し、滑り動くという現象が起こります。


さらに熱を加えると木はその形のまま固める事が出来、

これが流動成形です。



金山公三さんは今、これまでのプレス加工流動成形から一歩進んで、


金属と同じように押し出したり引き伸ばしたり、

細長く成形できる流動成形を目指して、

新たな挑戦をしています。





JAMSTEC(海洋研究開発機構) 『メタンハイドレート』海洋産出に世界で初めて成功



夢の扉プラス、

今回は、

海底からメタンハイドレートを取り出す世紀のプロジェクトに挑んでいる、


JAMSTEC(海洋研究開発機構)の佐伯龍男さん、中塚善博さん、山本晃司さんを取り上げています。


日本近海に国内天然ガスの年間使用料100年分のメタンハイドレートが眠っていると

言われていますが、


そのメタンハイドレート海洋産出試験が今年3月にJAMSTEC(海洋研究開発機構)の船で行われ、

次世代エネルギー資源『メタンハイドレート』海洋産出に世界で初めて成功しました。



メタンハイドレート埋蔵量調査の佐伯龍男さん、

海の環境を守る中塚善博さん、

そして、実際にメタンハイドレート産出に挑む山本晃司さん。



海面下1300メートルのメタンハイドレート層から減圧法による水抜きで行うメタンガスの産出。



3人の働きによって、メタンハイドレード海洋産出試験45日目にメタンハイドレートガスの産出が始まりました。


エネルギー自給率4%の現状から抜け出し『エネルギー自給国』への希望がみえてきました。


放射性廃棄物中にあるセシウムの吸着剤(HOM)を開発したシェリフ・エル・サフティさん



夢の扉プラス、今回は、

放射性廃棄物中にあるセシウムの吸着剤(HOM)を開発した、
エジプト人科学者・シェリフ・エル・サフティさんを取り上げています。



シェリフ・エル・サフティさんは、

母国エジプトではテレビ番組に出演するほどの、ナノ材料工学の世界的権威ですが、

最先端のナノ材料工学を学ぼうと12年前来日し、
茨城県つくば市の物質・材料研究機構で研究を続けています。


つくば市の物質・材料研究機構で生涯の恩師とも言うべき原田幸明氏と出会います。


原田氏は、
廃棄されたパソコンや携帯電話からレアメタルを抽出する技術の第一人者です。


その原田さんのレアメタルの抽出技術をヒントに、
シェリフ・エル・サフティさんが開発したのが

人体に有害なヒ素の吸着剤です。



バングラデシュなどの東南アジアでは
高濃度のヒ素が含まれている井戸を飲み水に使用し、

飲み水が原因の健康被害が多発しています。


シェリフ・エル・サフティさんが開発したヒ素吸着剤はティーバッグ型で、
出来るだけ気軽に使って欲しいとの気持ちが込められています。



来日から10年目にあたる2011年3月、
福島第一原発がメルトダウン、

つくば市に住んでいたシェリフさんは、親族の説得に折れエジプトに帰国。



エジプトに帰国後も常に日本のことを気にかけていたシェリフさんは、

当時の野田総理が演説で引用した内容に感銘を受けます。


それは、福島の女子高生が創作劇の中で言ったセリフで、


「福島に生まれて     福島で育って     福島で働く     

福島で結婚して      福島で子供を産んで     福島で孫を見て               

福島で最期を過ごす   それが私の夢なんです」  というものです。


折しも、恩師の原田さんから

「今こそ君の技術が役立つと信じていると」メールを受け、
親族の反対を押し切り日本へ戻りました。



再来日したシェリフ・エル・サフティさんは、


飯舘村の放射性廃棄物の保管場所を訪れ、
その量の多さに改めて問題の大きさを感じましたが、

自分達の技術で減らすことができるはずだとも思いました。



その後、つくば市の物質・材料研究機構で
放射性セシウムを吸着する新たな技術の研究に没頭し、

約1年後、HOMと呼ばれるセシウム吸着剤を開発しました。



現在、放射性セシウムを取り除くために、
現在福島で最も使われるセシウム吸着剤は、


表面に無数の穴の空いた粒上の物質ゼオライトですが、
ゼオライトは、セシウムを吸着すると同時にそれ以外も吸着します。


しかしHOMはセシウムだけを吸着でき、
それも水中以外の空気中のセシウムでも吸着できます。


HOMの課題は製造コストですが、

シェリフさんは、HOMの原料を、
二酸化ケイ素と酸化アルミニウムを含む母国エジプトの砂に求めて改善。


放射性廃棄物を焼却し、

焼却灰に含まれる高濃度の放射性セシウムを、HOMを使って取り除くことで
焼却灰を汚染物質ではなくなるようにすることが可能です。


セシウム吸着剤HOMの初めての実証実験が、
今年2月筑波大学のアイトソープセンターで行われました。


HOM2つと、現在使用されている高性能ゼオライトの計3つでのテストです。


実験結果は、ゼオライトが23%吸着、
HOMは2つとも60%吸着というもので、

HOMは、ゼオライトの約3倍の吸着力を持つことが証明されました。


HOMの有効性が証明されたのですから、
一日も早くHOMが普及するシステムを構築して欲しいですね。


汚染から家族を守る専門店 おママばこ

   




天ぷら油燃料を開発した染谷ゆみさん




夢の扉プラス、

今回は、天ぷら油燃料開発者の染谷ゆみさんを取り上げています。



染谷ゆみさんは、2009年にアメリカのTIME誌が特集した、

『世界の環境の英雄たち30人』に選ばれましが、


それは、20年前から始めた

「使用済み天ぷら油」をバイオジーゼル燃料化することに成功した功績を

評価してのものでした。



一般家庭から出る使用済天ぷら油は約年間10万トンで

そのほとんどがゴミとして廃棄されています。



20年前に家業の廃油回収業を継いだ際に、

ある日大豆油を原料にしたバイオ燃料が開発されたことを知り、


「使用済天ぷら油を活用する」ことを決意。



そこから試行錯誤を続け、使用済天ぷら油をバイオディーゼル燃料へと変えました。



天ぷら油燃料開発者の染谷ゆみさんは今『TOKYO油田2017』と題して、


東京都やその近郊の天ぷら油を集め燃料化する計画を進めていて、


廃食油回収 ステーションを200ヶ所から2000ヶ所に増やすことを目標に定めて活動しています。



そして、今年2月には移動式天ぷら油燃料製造プラントの1号機が完成しました。



メタンハイドレート層から天然ガスを取り出す開発プロジェクトリーダーの山本晃司さん




夢の扉プラス、今回は、2013年初放送として、『2013年に本格始動するメイドインジャパンの5つのプロジェクト』が紹介されました。


世界を驚かせる5大プロジェクト、そのドリームメーカー達はそれぞれ、

国産初のジェット旅客機MRJ (Mitsubishi Regional Jet)、三菱リージョナルジェットの開発を率いる三菱航空機社長の江川豪雄氏、

iPS細胞の自動培養ロボットを開発している川崎重工業システム技術開発センター中嶋勝己氏、

世界最高峰の地震シュミレーターを開発している海洋開発研究機構 金田義行氏、

メタンハイドレート層から夢の国産資源を掘り起こす開発プロジェクトリーダーJOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の山本晃司氏、

超電導リニアの第一世代車両『L0系』開発者のJR東海・白國紀行氏の5人です。



今回は、4人目の、メタンハイドレート層から夢の国産資源を掘り起こす開発プロジェクトリーダー、

JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の山本晃司氏を取り上げます。



日本近海に眠るメタンハイドレートの量は日本が使う天然ガスの100年分とも言われ、今、この夢の国産資源を掘り起こすための開発プロジェクトが実用化に向けて動き出しています。

そのメタンハイドレート開発プロジェクトの現場責任者を担っているのが山本さんです。



山本の方針は、「一つ一つ慎重に、確実にステップを踏んで進めていくこと」で、


最 初のステップは、『地中のメタンハイドレート層からメタンガスだけを取り出す技術の確立』を目指し、北極圏での採掘試験は7年にも及びました。


極寒の地での採掘試験は困難を極めましたが2008年にメタンガスの産出に見事成功し、世界初の技術を確立させました。



その技術を使い、2013年1月からメタンハイドレート層から天然ガスを取り出す世界初の海洋産出試験を、日本近海でスタートさせます。


山本さんの「日本を資源大国に」という思いでの挑戦は続きます。



マグネシウムと海水で電気を生み出すことに成功した、北大学教授の小濱泰昭さん



夢の扉プラス、今回は、マグネシウムと海水で電気を生み出すことに成功した、北大学教授の小濱泰昭さんを取り上げています。


マグネシウムは、携帯電話などに使われているリチウムイオン電池の5倍以上の電気を生み出すことができますが、

燃えやすく加工が難しいことや電解液に溶けやすいことなどからこれまで活用されてきませんでした。


小濱教授が使用しているのは『マグネシウム合金』


小濱教授は、宮崎県日向市にある研究施設で『エアロトレイン』の開発をしています。

『エアロトレイン』はプロペラ付きの空中に浮いて走る、消費電力が新幹線の半分以下、高時速500キロという超特急列車です。



小濱教授は『エアロトレイン』の車体の改良の過程でマグネシウム合金を使っていて、

「もしかしたら発電に使えるかもしれない」と思い、実験を行なってみたところ見事に成功したのです。

しかも、マグネシウムは太陽光を当てることで何度でも再生可能です。



マグネシウムと海水だけで電気を生み出すことができますので、小濱教授が開発したのは、『資源が無尽蔵にあり繰り返し使える夢のエネルギー』ということになります。


小濱教授は、マグネシウムを砂漠に運んで最良するというプロジェクトを立ち上げ、

太陽光のスペシャリストで集光型太陽光発電装置を作る三鷹光器の中村勝重社長の協力のもと、

バーレーン大使館関係者にマグネシウム発電をプレゼンする機会を得てプレゼンを行い、興味を持ってもらうことができました。



電池メーカーの古河電池でマグネシウム燃料電池を完成させました。

小濱さんはこのマグネシウム燃料電池を電動三輪車に搭載し、いわきから仙台間の約100kmの走行実験に挑み見事完走しました。実用化は近いですね。



新エネルギーを体験できるおもちゃです。





シェールオイル産出に成功した横井悟さん



夢の扉プラス、今回はシェールオイル産出に邁進する石油資源開発国内事業本部 副本部長の横井悟さんをとりあげています。


微生物が堆積したものが高い温度と圧力で石油に変わり地層の上へと移動しますが、途中で硬い岩盤で遮られて一箇所に大量に溜まり油田ができます。


シェールオイルは、その油田とは別に、地下にある頁岩(けつがん)=シェールと呼ばれる泥岩の層に含まれている石油のことで、

これまで、硬い岩盤の中に閉じ込められた石油を採掘することは困難だとされてきました。



かっては石油王国だった秋田県に眠るシェールオイル。その埋蔵量は1億バレルで、日本の年間消費量の10%をまかなえるものです。



地質学の専門家である横井さんは、以前からこの地下に眠るシェールオイルに目をつけていましたが、

ついに今年10月、秋田県由利本荘市にある鮎川油ガス田で日本初のシェールオイル採掘に挑戦し、見事石油採取に成功しました。



横井さんがシェールオイル採掘のために取った方法は、強力な酸で岩盤を溶かし、中に含まれている石油を汲み上げる方法です。



かっての油田の周りにはシェールオイルが眠っていると言われるなか、今回鮎川油ガス田でシェールオイル採取に成功したことは油田復活という大きな希望につながります。



イモ発電を開発した鈴木高広さん



夢の扉プラス、今回は夢のエネルギー・イモ発電を開発した、近畿大学生物理工学部教授・鈴木高広さんを取り上げています。


火力発電の燃料を石油や石炭の替わりにイモにしたものがイモ火力発電機で、鈴木高広さんは芋発電により国内の電力の10%を賄うことに挑戦しています。


イモ火力発電機開発には、大阪にある町工場・シルバーロイ販売が協力を申し出、そして1年の月日をかけ、ついに昨年12月に完成しました。


芋発電の燃料はもちろん芋、サツマイモを薄くスライスして乾燥させ、電気を生み出す燃料に変えます。

イモは木質チップとほぼ同じ発電量が得られ、コスト面でも石油・石炭・天然ガスと比べても遜色ありません。

加えて、栽培時に光合成で二酸化炭素を取り込むイモは地球温暖化防止にも結びつき、日本の農業を活性化する力も秘めています。


イモ発電は燃料確保のために大量の芋栽培が必要ですが、そこで大きな力を発揮するのが、
鈴木さんが考案した三角棚栽培法です。

三角棚栽培法は、畑地に物干しを頑丈にしたような三角棚を作り、棚に渡した棒に芋の苗と土を入れた白いビニール袋をぶら下げて栽培する方法です。

三角棚栽培法ですと通常の栽培より30倍〜50倍の収穫が見込めます。


全国の耕作放棄地の半分で三角棚栽培法を行えば、日本の電力の約10%を生み出すことができるといいます。


サツマイモ伝来の地とされる鹿児島県種子島、その種子島にある鹿児島県立種子島高校の先生がイモの力で種子島に活気を取り戻す為に鈴木さんに協力を申し出ました。


そして、鈴木さんは鹿児島県立種子島高校の生徒たちと、イモの力で電動バイクを走らせるという前代未聞のプロジェクトに挑みます。

鹿児島県立種子島高校の生徒たちが2か月かけて三角棚栽培法で育てたサツマイモを燃料にして、イモ火力発電機で発電し電動バイクを動かす実験、見事に成功しました。


今年7月、鈴木さんの夢は実用化へと大きく動き始めました。

イモ発電機の開発に大阪府から補助金500万円の交付が決まり、さらに三重県も注目しています。鈴鹿市では農家など約100人が協力し、大規模なイモ栽培がスタートしました。



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過酷な育児環境に悩まされるお母さんたちの救世主となる、未来型ベビーベッドを生み出した藤智亮さん



夢の扉ぷらす、今回は過酷な育児環境に悩まされるお母さんたちの救世主となる未来型ベビーベッドを生み出したのは九州大学 大学院 芸術工学研究員・藤智亮さんを取り上げています。


藤智亮さんが開発した未来型ベビーベッドは、『泣く子も黙る』という優れもの。


赤ちゃんが誕生するとお母さんは文字通り『寝る間も惜しんで』育児に専念します。

寝れずにストレスが溜まるその過酷な育児環境のせいで育児ノイローゼになるお母さんも多いと聞きます。


藤さんが育児の味方となる未来型ベビーベッド開発を始めたきっかけも長女が誕生した13年前に自身が体験した過酷な育児体験。


実際に自分が育児の過酷さを体験したことによって、「自分の代わりに赤ちゃんを揺すって
寝かせてくれる機械があればどれほど助かるだろう」との思いからです。


開発を始めてから、延べ50人の赤ちゃんで実験を重ねること7年、藤さんは『1.8秒の揺れ』を見つけ、赤ちゃんを泣き止ませる魔法のベッド開発に成功しました。


寝かせると瞬時にあかちゃんが泣き止む訳はベッドの魔法の揺れにあります。

頭から足に向かう方向に揺れ幅10センチ、速度は往復1.8秒が、赤ちゃんに心地よい究極の揺れだったのです。

不思議なことに、1.8秒の揺れを1分間続けるとお母さんの一般的な心拍数と言われる67回とぴったり合致します。

そして誕生したのが育児支援ベッド「suima」です。


現在、「コスモスインターナショナルスクール」など、全国の家庭・保育施設・病院などで徐々に「suima」の利用が始まっています。

しかし、高額な値段が壁となり、なかなか普及が進まないという現実があります。


藤さんは値段の壁を打破すべく、製造と販売を担当する「アイクォーク」の立石憲治社長にコストダウンを重視した新しいデザインを提案しました。


新開発の布団スタイルの簡易型ベッドは、実験の結果、自分で寝返りが出来る年齢のあかちゃんはベッドから這い出してしまうという欠点が見つかりました。


そこで藤さんが思いついたのが圧倒的に赤ちゃんに効果があるブラウンノイズという雑音。


ブラウンノイズはジェット機のエンジン音に近いと言われ、赤ちゃんには心地よい音と言われていますが、藤さんは実験を重ね究極のブラウンノイズを開発、再び実験に挑みます。


福岡市の産婦人科病院で新生児にブラウンノイズを聴かせると、泣いている赤ちゃんもピタっと泣き止み、気持ちよさそうに眠り始めました。


そして、コストダウンをはかった布団スタイルの新型ベッドと最強のブラウンノイズを携えて、現在「suima」を使用している2ヶ月の赤ちゃんに寝てもらいました。


初めての寝心地に戸惑い気味の赤ちゃんでしたが、ブラウンノイズを聴かせると見事泣き止み大きなあくびをし、10分後には熟睡しました。実験は大成功です。



藤さんが次に目指すのは大人用ベッドの開発。現代人の多くが陥っている不眠症対策に魔法の揺れを役立てたいと思っています。




子育て奮闘中のお母さんの救世主[suima]はこれです。






地球の凹凸をビジュアル化した赤色立体地図を開発した千葉達朗さん




夢の扉プラス、今回は、地球の凹凸をビジュアル化した赤色立体地図を開発したアジア航測株式会社総合研究所 技師長 千葉達朗さんをとりあげています。


一度足を踏み入れたら脱出不可能と言われ富士の青木ケ原樹海、その樹海でも道しるべとなりうる地図が『赤色立体地図』です。


等高線の地図では山なのか谷なのかわかりづらい地形が、赤色立体地図では3次元的に鮮やかに浮かび上がります。



赤色立体地図のデータは、上空からレーザーを照射し地形の凹凸を計測して収集します。

そのデータを元に赤い色で陰影をつけ、立体的にビジュアル化したのが赤色立体地図です。


陰影をつけるに際して様々な色で試しましたが一番地形の凹凸がわかりやすいので赤い色が選ばれました。



その技術により、上空からは木々に覆われてわかりにくい地形も丸裸にできます。

例えば木々に覆われていてわかりにく、足を踏み入れることが出来ない古墳の形状も手に取るようにわかります。


奈良県桜井市纒向遺跡の箸中に所在する箸墓古墳(はしはかこふん)は赤色立体地図で読み取れる手の込んだ立派な造りから、卑弥呼の墓ではないかとの論争を巻き起こしています。



隠居した後55歳から全国の測量を始め、17年という歳月をかけ、精巧な日本地図を作った伊能忠敬。

当時の測量は三種の神器と呼ばれる鉄くさりと梵天、小方位盤によるもので地形の凹凸を計測することはできませんでした。



千葉さんが赤色立体地図を生み出したきっかけは富士の樹海調査でした。等高線の地図では樹海の状況が把握できず、調査に踏みきれません。


このことをきっかけに千葉さんは地表の凹凸を平面で表現する新しい地図作りを始め、尾根を見やすくする技法と谷を見やすくする技法に目を付けました。


この2つを組み合わせることで、尾根と谷の両方が浮かび上がりましたが、肝心の立体感が足りませんでした。

立体感を持たせたものこそ赤色です。地上の凹凸を最も浮かび上がらせたのが赤だったのです。



千葉さんの夢は、地図の力で日本を自然災害から守ること。今その夢がどんどん現実化しています。


例えば地震をひきおこす断層撮影。

岐阜県本巣市(旧根尾村)を中心とする活断層の根尾谷断層は、赤色立体地図によってより鮮明に断層を観測した結果、実際の長さは想定されていたよりも2kmほど短かったことが解明されました。



地滑りの危険性をも、真っ赤な地図はあぶり出します。伊豆大島の三原山大噴火被害後大島には溶岩導流堤が建設されていますが、これが機能するかのシミュレーションを、精密な赤色立体地図により行うことができました。



そして、東日本大震災で死者・行方不明者が最も多かった千葉さんの故郷・石巻。震災後、故郷の地形の変化を知ることで将来1人でも多くの命を救うことができるかもしれない。千葉さんはそんな想いを新たな地図作りに注いでいます。



面白くて実用的な赤色立体地図、一見の価値ありです。





工場などで捨てられている排熱の有効利用で小型低温廃熱発電装置を完成させた石井吉芳さん



夢の扉プラス、今回は、工場などで捨てられている排熱(お湯、水蒸気、熱風)を有効利用しようと考え、5年間の7歳月をかけついに小型低温廃熱発電装置を完成させた、アルパック理工(株代表取締役の石井芳一さんを取り上げています。


実は、排熱発電そのものは今までも行われていました。


例えば、横浜市資源循環局ではゴミを燃やした廃熱で火力発電所と同じ仕組みを作り出しています。

しかし、この廃熱発電には巨大な装置と高温の廃熱が欠かせません。


今まで大きな工場でしか行われていなかった排熱発電を、町工場や温泉地などの身近な排熱からやろうと試みたのが石井芳一さんです。



廃熱発電は100度に満たない熱では発電機を回すことが出来ませんが、石井さんは100度以下(65度)で沸騰する物質を水の変わりに使うことを思いつき実践します。

具体的には、フロンを使って実験を行いましたがどうしても発電機が回りません。


問題は発電機にあると考えた石井さん、効率良く回る発電機の開発に邁進、試行錯誤の末、5年の歳月をかけ小型低温廃熱発電装置を完成させました。


小型低温廃熱発電装置は、今まで高温の排熱と大施設が必要とされた廃熱発電の常識を根底から覆す画期的なものでした。



鹿児島の国分酒造で行った実証実験、

国分酒造では焼酎を作るときに一日100トンもの85度のお湯が捨てられていますが、このお湯を廃熱発電に有効利用しようというものです。


一般家庭一軒分消費電力の3、5kWの発電を目標に行われた後国分酒造での実証実験、見事白熱電球を点灯させ、さらに家庭用エアコンの5台分の電力を必要とする業務用エアコンを廃熱発電で動かしました。


東京電力が一方的に発表した電気料金値上げ。

高額の電気料金負担に中小企業が悲鳴をあげている今、小型低温廃熱発電の一日も早い実用化が望まれます。



塗る断熱材『ガイナ』を開発した石子達次郎さん



夢の扉プラス、今回は、塗る断熱材『ガイナ』を開発した、日進産業の経営者・石子達次郎さんを取り上げています。


従来の断熱材は発砲スチロールなどが使われていましたが、その厚みは10センチ以上もありました。

石子さんが開発した塗る断熱材『ガイナ』は厚さわずか1ミリですが、優れた断熱効果があります。


実際に太陽の下で「ガイナ」を使って実験しました。

熊谷市役所前で、「なにも手を加えない」、「一般の断熱材」、「ガイナ」という3つのロッカーに温度計を設置して温度変化を計測。


気温は33度、1時間後に温度計で測定すると、なにも手を加えないと62度、一般の断熱材は60度、「ガイナ」を塗ったロッカーは36度で一番温度があがりませんでした。


優れた断熱効果を発揮するガイナ、その開発のきっかけは、ある町工場の「工場が熱いから何とかして欲しい」という言葉からでした。


壁との隙間がなく従来の断熱材は使えない。苦慮する石子さんが目にしたのがチラシ。

チラシの黒い部分と白い部分で熱さが違うことに気付きます。すぐに白いペンキを塗ると工場内の温度が3度下がりました。



温度が下がった要因を徹底的に調べあげた石子さん。その原因は色ではなく色に含まれている物質にあることを突き止めます。


そして、石子さんは太陽の熱を跳ね返す物質を探す事から始め、試行錯誤に末に見つけ出したのがセラミックです。

セラミックの熱を溜めずに放出する特性に目をつけました。



石子さんはセラミックを滑らかな液体にできれば高性能の断熱材になると考えましたが、セラミックは硬くなかなか液体状にはなりませんでした。

ですが、社員の後押しもあり粘り強く研究を重ねた結果、開発から4年後に、遂に塗る断熱材「ガイナ」を完成させました。



完成した塗る断熱材『ガイア』は、ローラーで塗ることはもちろん、スプレーで吹き付けることもでき、厚さ僅か1mmでも効果を発揮することができる優れ物です。



完成したガイナ、飛ぶように売れるかと思いきや石子さんの売り込みの甲斐もなくその後10年間全く売れませんでした。1缶も売れなかったのです。



石子さんが全く売れないガイナに見切りをつけようとした丁度その時、以前売り込んだ建築家からガイナを使いたいという依頼が飛び込みました。

従来の断熱材ではデザイン的に不可能な建築にガイアを使いたいという申し出です。


実際に使われたガイナ、予想以上の効果をあげます。そして、これをきっかけに一気に世間に認められるようになりました。



また、当時JAXAがロケット用の遮熱剤を探していて、石子さんの会社が見事に選ばれロケットにまで使われることになりました。



そして、節電対策として国が石子さんの「ガイナ」に目をつけました。視察にやってきた枝野経産相はガイナの効果の高さ驚き、予定時間を大幅に超える視察となりました。

ガイナは枝野さんから「日本のエネルギー需給を変えられる力がある」という言葉も貰っています。




塗る断熱材『ガイナ』はこれです。






ネイチャーアクアリウムの世界的第一人者の天野尚さん



夢の扉プラス、今回は、ネイチャーアクアリウムの世界的第一人者・アクアデザインアマノ代表取締役・天野尚さんを取り上げています。


ネイチャーアクアリウムはそもそも天野さんが始めたものです。


天野さんが自然水槽と呼ぶそれは、水槽に水草を主体にした地球の生態系の縮図を再現しているもので、その一番の特徴は、水槽内に酸素を送り込むのではなく二酸化炭素を送り込んでいることです。


二酸化炭素を入れることで、水槽の中の水草が光合成を行い酸素を作ります。その酸素で水槽の中の魚が生きていけるというわけです。



水草は非常にデリケートな植物で、かつては、水槽で水草を栽培するのは不可能とされていましたが、天野さん年季が違います。

なんと、地元の、自分が遊んでいた鎧潟が干拓された小学生の頃から水草の研究を始めています。



水草の専門家といっても過言では無い位水草には精通している天野さんですが、自然の水草を水槽の中で同じように生き生きと育てることは本当に難しかった。


何度も何度も水草を枯らす失敗を繰り返したが、気がついたことを書いているノートを眺めていて、『二酸化炭素』にたどり着きます。



「二酸化炭素を水槽に入れてやれば水草は育つ」という確信を得たものの、肝心の二酸化炭素を水槽に入れる方法がわかりません。


試行錯誤を繰り返していましたが、ある時酒場で『ハイボール』を作るときに炭酸水を入れているのを見て気づきを得、即炭酸水を水槽に投入してみますと見事に酸素が発生しました。

これにより、二酸化炭素を入れる水槽が誕生しました。



1月下旬、天野尚さんは環境先進国のドイツ・ハノーファーを訪れネイチャーアクアリウムの作り方を実践してみせるなどのイベントを行いましたが、このイベントには、ヨーロッパ中からファンが押し寄せています。


そして、ある博覧会では、ネイチャーアクアリウムのコンテストが開催されるなど、ネイチャーアクアリウムは日本生まれの環境カルチャーとして定着していて、現在、世界50カ国以上に広まっています。



東京スカイツリータウンにある『すみだ水族館』、そのすみだ水族館の入り口を飾っているのが天野尚さんが手がけた2つの巨大ネイチャーアクアリウムです。

世界最大幅7メートルのネイチャーアクアリウム『草原と石景』。


そして、アマゾンから運んだ流木使い作り上げていった、幅4メートルの『原生林の構図』。

2つとも素晴らしい出来栄えです。間近にじっくりと見てみたいですね。



東京スカイツリーを訪れる際は、『すみだ水族館』の2つの巨大ネイチャーアクアリウムを必ず見ることにします。


スマートフォンの瞬間翻訳アプリケーションを誕生させた志久修さん。



夢の扉プラス、今回は、独自の文字認識技術を開発し、スマートフォンの瞬間翻訳アプリケーションを誕生させた、佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 准教授・志久修さんを取り上げています。


志久修さんは、世界中の全ての文字を読みたいと思っている文字オタクで、長崎佐世保工専の教師を務めながら独自の研究で文字認識分野の最先端を走っています。


文字認識技術とは、画像から文字だけを抜き出す技術で、よく見られるのは、駐車場でのナンバープレート認識や名刺リーダーによるアドレス帳作成などです。


文字認識技術は、

画像の中から文字の部分だけを抜き出しそれをコンピューターに保存されている文字データと照合することで、

志久さんはコンピューターのキーボード入力の代わりにカメラで入力していると思えば解りやすいと言っています。



志久さんが開発した世界初となる瞬間翻訳アプリケーションは外国語にスマートフォンをかざすだけで一瞬にして日本語に訳してくれる技術です。


実用化に向けて大詰めを迎えている瞬間翻訳アプリケーションですが、共同研究をしているオムロンの渋谷氏から課題が出されました。


それは、

文字認識は長方形で行うため、文字を正面から写すと正確に翻訳できますが斜めになると翻訳できなくなるという問題の解決法です。


志久さんが見出した解決法は・・・

斜めの文字を平行四辺形の枠で囲い、それを長方形に修正することで文字認識が可能になりました。


最新瞬間翻訳アプリケーションを搭載したスマートフォンを携えて渋谷氏と韓国へ。


日本人旅行者が年間300万人も訪れている韓国。

中国語でしたら少しはその文字の内容が推察出来ますが韓国語はいくら考えても想像できませんね。当然、日本人旅行者も韓国語には苦労している模様です。


そんな韓国で日本人旅行者に瞬間翻訳アプリケーションを体験してもらったところ、

韓国語の上にスマートフォンをかざすだけで日本語になる、しかもどんな体勢でかざしても読み取れることにみんな驚きの反応を見せていました。



韓国でのスマートフォンの瞬間翻訳アプリケーション実証実験、完全に成功しました。後は、いつ実用化されるかというだけの問題です。



大人がやっても面白い瞬間翻訳アプリケーション、子供が手にしたら次々に翻訳しやめられなくなるでしょう。海外旅行の楽しみが一つ増えることは間違いありませんね。



志久さん曰く、『コンピューターが人間の脳に近づくための第一歩』

の瞬間翻訳アプリケーションを成功させた今、新たな研究・開発はどんなものになるか大変楽しみです。



ローカルヒーロー『琉神マブヤー』の生みの親、畠中敏成さん。



夢の扉プラス、今回は、琉球文化をまもり、世代の子供たちに伝えるため、『琉神マブヤー』というローカルヒーローを生み出した土産問屋・南西産業代表取締役・畠中敏成さんを取り上げています。


今、沖縄で大人気のローカルヒーロー『琉神マブヤー』、今では沖縄全土に知れ渡り、琉銀行のCMなどにも登場する人気ものです。



琉神マブヤー生みの親の畠中さん、

きっかけは心身共に疲れはてていたサラリーマン時代に、その姿を見た土産物店のおばあさんが、『マブイグミ』という沖縄のおまじないをしてくれたことでした。

マブイとは魂のことで、おばあさんは地面に落ちた魂を拾い上げて畠中さんに戻す動作を繰り返しました。


おばあさんの親切なおまじないを受けた時からときから沖縄の文化に大変興味を持つようになり、方言を知らない若い人に琉球の文化・心を残さなくてはいけないという思いを強く持ちます。



琉球の文化を残すために誕生させたのがローカルヒーロー『琉神マブヤー』です。


『沖縄の良さをかえないために、沖縄にとって大切なものを守ために闘う』ローカルヒーロー『琉神マブヤー』は、セリフは全て沖縄の方言を使い、敵を倒さずに最後は許すという特徴があります。



2008年10月から琉球放送で放映が始まった『琉神マブヤー』、


その内容は、沖縄に伝わる伝説(でんせつ)の『9つのマブイストーン』を巡る攻防で、『マブイストーン』を取られるとたちまち今まで出来ていたことが出来なくなってしまいます。



畠中さんが残すべきだと考えている琉球の文化・心が集約された9つのマブイストーンとは、


1、ウチナーグチのマブイストーン(ウチナーグチが使えなくなる)


2、石敢當(いしがんとう)のマブイストーン(石敢當の神通力がなくなり、事故や災害が多発する)石敢當とは、石敢當などの文字が刻まれた魔よけの石碑や石標のことです。



3、テーゲーのマブイストーン(テーゲーじゃなくなる)テーゲーとは『いい加減』のことで、おおらかなといういい意味とともにだらしないという意味も併せ持ちます。


4、エイサーのマブイストーン(エイサーが出来なくなる)エイサーとは本土で言えば盆踊りのことで先祖供養の奉納の唄と踊りです。


5、チャーガンジューのマブイストーン(不健康になる)チャーガンジューは「いつも元気」と言う意味です。


6、 いちゃりばチョーデーのマブイストーン(人類みな他人と思うようになる)いちゃりばチョーデーとは、一度出逢ったら皆兄弟のことです。


7、トートーメーのマブイストーン(うやふぁーふじを大事にしなくなる)トートーメーとは、祖先の位牌のことで、うやふぁーふじとはご先祖様のことです。


8、命どぅ宝のマブイストーン(命を軽く考える)


9、カチャーシーのマブイストーン(カチャーシーが出来なくなる)カチャーシーとは掻き混ぜるという意味で、結婚式などで披露される沖縄の手踊りのことです。



『琉神マブヤー』は県内の最高視聴率は17パーセントと予想以上に大ヒットし、今では学校の教材にも使われるほどまでに子供たちの間に浸透しています。



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このエイサーを見て今までのエイサーの認識がかわりました。

これぞ必見!! 『平敷屋奉納エイサー』      

http://youtu.be/oaKx8trGCbw



  

朝倉哲郎さん開発の絹製小口径人工血管



夢の扉プラス、今回は、絹を材料にした人工血管作りに挑む東京農工大学・朝倉哲郎教授を取り上げています。


『ノーガンハートにローハイド』、これは私が覚えている日本人の死因の多い順番で、脳卒中、癌、心臓病を日本人の三大死因と言われていましたが、

今は、トップはガン(悪性新生物)に譲りましたが、2位が心疾患、3位が脳血管で相変わらず血管の病気でなくなる方の人数は多いようです。


人工血管の歴史は、1952年にアメリカ空軍のパラシュートから作られたポリビニール繊維のものが最初で、それ以降あらゆる高分子繊維が全て人工血管の対象となっています。


現在の人工血管も主に化学繊維で出来ていますが、血栓が出来やすいため6mm未満の人工血管はありません。化学繊維の限界だとされています。

朝倉哲郎教授は、『6mm未満の人工血菅』という、今までの人工血菅の限界に天然素材の絹(シルク)で挑んでいます。



血管の病気の多くは、動脈硬化によって血管が狭くなったり、詰まったりすることが要因で起き、主な治療法としては、

カテーテルと呼ばれる細い管状の治療器具を、ふとももの付け根などに小さな穴をあけて血管へ通して、異常のある動脈まで到達させて治療を行う方法のカテーテル手術があります。

バルーン治療と呼ばれる、風船を血管の中で膨らませて血液の通りを良くするふうせん治療は、カテーテル手術の一種ですね。



カテーテル手術では治療効果が望めない場合はバイパス手術を行います。

バイパス手術とは、患者さんの他の部分(主に太もも)から切り取ってきた正常な血管を、動脈の狭くなっている(詰まっている)部分を避けるようにバイパスを作ってつなぎ合わせることで、血液の流れを取り戻す治療方法です。

そのバイパス手術に人工血管が使用さています。



朝倉哲郎教授が人工血管の材料として目をつけた絹は、タンパク質が主成分で非常に強く、身体になじみやすいという特徴のため、外科手術の縫合糸として重宝されています。

さらに細胞再生能力があることも確認されていて、絹から耳の軟骨や眼の角膜をつくりだす研究もされています。



さて、朝倉哲郎教授の絹による人工血管の研究、着実に歩を進めているようです。そして、朝倉教授の夢の為、絹の人工血管つくりをサポートしている人がいます。


朝倉哲郎教授の研究のパートナーの山崎静夫さんを始め、老舗ニットメーカー・福井経編興業、茨城・つくば市の農業生物資源研究所などです。


福井経編興業では、経編の技術を生かし、農業生物資源研究所では、人工血管に適したDNAだけを探して遺伝子組換え蚕を育てるなどで強力にサポートしています。



そして、再生絹糸で編み方を試行錯誤した結果、口径1.5mmの試作品が完成し、実験用ラットに移植して1年、85%の高確率で血栓ができないという好結果が出ました。

さらに、絹が一回分解して代わりに新しい自分の血管が再生される「リモデリング」という結果も得られました。

伸縮性に問題があるという実験結果も出ましたが、その解決策として伝統工芸『組紐』を活用することを思いつき繊維メーカー・ゴーセンに人工血管作りを依頼。


結果、『伸縮性と強度を合わせ持つ人工血管』が誕生しました。


朝倉教授の人工血管の研究に協力するも、絹製だということで常に懐疑的だった東京大学病院・岡本宏之医師も、

「以前に比べ拡張が抑えられ、現在市販されている化学繊維のものと比べても遜色ない」と言わざるを得ないほどの内容のものが・・・。


朝倉哲郎教授による世界初の絹製小口径人工血管、今後の血管治療を大きく変えるかも知れません。



風レンズ風車を開発した大屋裕二さん。



夢の扉プラス、今回は、『つば付きディフューザ風車』、通称『風レンズ風車』を開発した、九州大学教授・大屋裕二氏を取り上げています。


再生可能エネルギーの一つとして期待されている風力発電ですが、日本の風は風力発電に適していないと言われています。

それは、日本の風はヨーロッパなどと比べると風速が弱く、さらに風向も頻繁に変わるという特徴を持っているためですが、

従来の風力発電の欠点を解消した新風力発電システムを開発したのが大屋裕二教授です。



大屋裕二教授が開発したのが従来の3倍の発電能力を持つ『風レンズ風車』。


『風レンズ風車』の特徴は、自ら風を集めて弱い風でも高出力が見込めるということと、風切り音が発生しないので騒音の問題が無いということです。


そして、風レンズ風車の最大の特徴は,風車翼を囲むように取り付けられた風レンズ(集風体)です。

風レンズは、ディフューザ部分とつば部分から構成されていて、風レンズ風車では流れを遮るようにつばを取り付けます。

それによって発生する渦の作用でディフューザ内により大量の風を集めることが出来るというわけです。


この風レンズを風車に装着することで風車翼に流入する風が増速し(集風効果)これにより弱い風でも発電できるようになります。


風レンズも大きなタイプから(プロトタイプ)リング状の風レンズ(コンパクトタイプ)へ変えることによってよりその性能がアップしています。



レンズ風車のもう一つの特徴は、『洋上風力発電』だということ。

大屋裕二教授は、海風を資源にするために、ヨーロッパでの着床式の洋上風力発電とは異なり、世界で唯一の、風車ごと海に浮かべる風力発電を目指します。


「洋上の自然エネルギーで、日本のエネルギー自給率を上げたい」の思いの下、今後も『風レンズ風車』の実用化に向けてその開発は進みます。 



尚、『風レンズ風車』は、レンズの視認性の向上で鳥が構造物として認識できますのでバードストライクを防止します。


また、『風レンズ風車』は設置場所を選びません。

『風レンズ風車』の高さは13メートル。電信柱を立てるスペースがあれば設置できるようです。騒音もほとんどありませんので、将来は全国の公園には全て設置されているかも知れませんね。



電力供給の救世主になれるか? 平松敬司氏開発の『手回し発電機』



電気を生産する発電方法を調べてみたら、本当にたくさんの発電方法があって、ちょっと驚きました。


ここにそれらの発電方法をちょっと挙げてみますと・・・

石炭・石油・天然ガスなどを燃やしてお湯を沸かし、
その蒸気を使ってタービンを回し発電する、火力発電を初め、

ウランやプルトニウムなどの放射性物質を核分裂させ、
そのときに発生する熱を利用して発電する、原子力発電、

ダムでせき止めた水を落下させて発電する、水力発電、

風の力で発電する、風力発電、

太陽の光を使って発電する、太陽光発電、

太陽の光ではなく熱を使って発電する、太陽熱発電、

波の上下運動によってタービンを回して発電する、波力発電、

地熱でお湯を沸かして発電する、地熱発電、

廃木材からガスを作り、そのガスを燃やして発電する、バイオマス発電、

最近注目を集めている、
人が歩くときの振動や車の走行時に起こる振動を利用して発電する、振動発電など・・・



そした、新たな発電方法『手回し発電』を開発したのが、今回『夢の扉プラス』で紹介された平松敬司さん。

平松敬司さんの開発した『手回し発電機』は、

なんと、発電効率を8%向上させる可能性があり、
しかも、安心で安定的な電気の供給が出来るという優れ物。


平松さんは元大工。電気の専門家ではないというのが発明のポイントです。


平松さんが発電機に興味をもったきっかけは、『ライトをつけると自転車がとたんに重くなること』

つねづね疑問に思っていたこの問題を解決しようと、
大工を辞めたあと自転車のライトを分解し、磁石とコイルの発電機を研究。

問題は、発電機の磁石を回す時におきる、『カクカク』という感じの、
コギングトルクと呼ばれる抵抗だと判明。

コギングトルクとは、簡単に言えば、

磁石位置とコルク位置の関係で起きる抵抗のことで、
くっついたり離れたりを繰り返す磁石の持つ宿命的なものです。

このコギングトルクを無くす方法を研究する中で、コギングトルクが起きていた従来の発電機を2つ重ねることで抵抗が相殺されることを発見、4つの発電機を連結させた模型を完成させました。


特許出願し、共同開発者を求めるも、どこの企業も、どこの大学も相手にしてくれない。

そんなおり、超伝導や電気機器の専門家の京都大学・中村武恒准教授が話をきいてくれることに。

平松氏の『手回し発電機』を目の当たりにして驚いた中村武恒准教授ですが、
もうすでに研究済みの原理と思い、念のため国内外の特許を調べましたが見当たりませんでした。


2011年5月、中村武恒准教授が平松敬司さんの『手回し発電機』を学会に発表すると、国内外からオファーが殺到しました。


2011年9月に平松敬司氏と中村武恒准教授共同開発の『手回し発電機』の第1号が完成し発電実験。

今回の『手回し発電機』の発電実験では、
電化製品の中でも消費電力の高いエアコン(400W)の発電に挑戦。見事、成功しました。



尚、『手回し発電機』は、発電効率を8%向上させる可能性がありますが、

中村武恒准教授は、
「発電効率を1%でも上げると100万kwクラスの発電機が1基不要になる」と言っていますので、

『手回し発電機』今後の電力供給源としての魅力は相当高いですね。



ちなみに、

福島第1発電所の原子力発電機1号機は、古いので効率が悪く、
出力48万kW しかありませんでしたので・・・。


日本の小児集中治療室(PICU)体制を万全なものにしようと奮闘している、静岡県立こども病院小児集中治療センター長・植田育也さん。



夢の扉ネクストドアプラス(+)


今回は向井 理氏をナレーターに迎えて、

日本の小児集中治療室(PICU)体制を万全なものにしようと奮闘している、静岡県立こども病院小児集中治療センター長・植田育也氏のドキュメンタリーです。


集中治療室(ICU)は命の危険がある重篤な患者を専門医のスタッフが集中して治療する施設ですが、

一般の集中治療室(ICU)が全国の病院で806ヶ所、新生児集中治療室(NICU)が全国の病院で265ヶ所あるので比較的知られているのと比べて、小児集中治療室(PICU)はまだあまり知られていないようです。


現に、小児緊急専門医がいる小児集中治療室(PICU)は、

静岡県立こども病院小児集中治療センターと、長野にある長野県立こども病院、東京府中にある東京都立小児総合医療センター、東京世田谷区にある国立成育医療研究センターの全国でわずか4ヶ所しかなく、


小児緊急専門医常駐の小児集中治療室(PICU)不足の影響は、

日本の、生後28日以内の新生児の死亡率は世界最低で1位であるにもかかわらず、1歳から4歳の幼児死亡率は21位と、先進国では最悪という結果にも現れています。



小児集中治療室(PICU)が極端に少ないのは、

小児緊急専門医が極端に少ないことが一番の原因ですが、

加えて、成長期にある小児患者に対応するには多種多様な医療器具や設備が必要でインフラ整備の負担が大きいことや、病院の採算が取りにくいという事も大きな理由です。



静岡県立こども病院小児集中治療センターは、15歳位以下の小児専門の全ての診療科がある総合病院。24時間体制で専門医が常駐し救命緊急治療を行っています。



日本に絶対的に不十分と言える小児専門の緊急医療体制、

それを万全なものに整えようと奮闘している植田育也氏は、高校生の時にテレビで飢餓に苦しむ子どもの姿を見、そのあまりの悲惨な光景に心が揺さぶられ小児科医としての道を歩むことを決意。


小児科医として働き始めると、日本での小児医療の壁にぶつかり、小児救急の先進国アメリカで学ぶことを決意。

アメリカの研修医募集中の病院へ200通もの手紙を出し研修病院探しを行い、オハイオ州にあるシンシナティ小児病院に合格して腕を磨きました。



アメリカでの研修医終了帰国後、

植田さんは日本全国10ヶ所以上の病院へ、PICUを作らせて欲しいというと手紙を出しました。すると、かつて自らPICUを立ち上げようとして志半ばに終わった院長が共感し、アメリカ帰りの植田を長野に呼び寄せ、2001年、国内2つ目のPICUが誕生しました。


その後植田さんは、2007年6月に静岡に静岡こども病院小児集中治療センター(PICU)を作り上げました。


現在、植田さんは小児緊急専門医育成に力を注いでいます。


大人に比べて細心の医療技術を必要とする小児救命緊急治療。
PICU技術を修得してもらうために3年間で将来の小児医療を担う人材を育成しています。


そして、その研修医の一人が、
来年、熊本赤十字病院・こども医療センターで小児集中治療室(PICU)を立ち上げます。


世界一軽く薄い生地『天女の羽衣』を開発し、パリ・オペラ座バレー団で使用され、海外のアパレル業界で大注目されている天池 源受(あまいけ・もとつぐ)さん。



夢の扉ネクストドアプラス(+)

今回は中井 貴一氏をナレーターに迎えて、世界一軽く薄い生地『天女の羽衣』を開発し、パリにあるオペラ座バレー団で使用されたのをきっかけに、海外のアパレル業界で大注目されている天池合繊(株)社長・天池 源受(あまいけ・もとつぐ)氏のドキュメンタリーです。



雨池氏の開発した世界一軽くて薄い生地『天女の羽衣』は、太さが髪の毛のおよそ五分の一という超極細の糸で折り上げられたもので、その重さは1平方メートルあたりわずか10グラムでシルクの三分の一という軽さです。



世界一軽くて薄い生地『天女の羽衣』は偶然に誕生したものです。

ガチャンと一反折ると一万円が入ってくるという『ガチャ万時代』という好景気の時代もあった繊維業界も、中国から輸入された安い繊維の影響で存続の危機にさらされました。


天池合繊も繊維業界で生き残るために独自の技術開発に取り組みました。

それは、極限まで細い糸を折る技術を開発し、「どこの工場でも折れないから」というので天池合繊に依頼のあった産業用シートの折り上げです。



機織り業界では織機の改造がオリジナル製品の開発に繋がります。

天池さんも新しく部品を作ることから始め、織機改造を100ヶ所以上行いました。


超極細の糸、少しでも負荷がかかるとすぐに切れてしまいます。

機織りになかなか成功しまいまま2年半が過ぎたある日、ある社員の操作ミスにより偶然に道が開け超極細糸を使った機織りに成功、産業用シートがやっと出来上がりました。


しかし時はすでに遅く、発注元の会社が倒産、産業用シートだけが残されました。
(尚、この産業用シートはプラズマテレビ用電磁波防護用極薄シートのようです。)


天池さんは大勝負に打って出て、産業用シートを服地として売り出すことを決めます。

世界一薄くて軽い生地、その名も『天女の羽衣』を。



しかし、日本では値段が折り合わず海外への営業を始めます。

昨年、バレーの殿堂、パリ・オペラ座に飛び込み営業をかけると、偶然にも公演に必要で『軽くて薄い生地』を探していたパリ・オペラ座の衣装担当スタッフの目に止まります。

『天女の羽衣』、見事パリ・オペラ座の衣装として採用され、その後海外から取引依頼が殺到しています。



現在は新商品の開発に邁進しています。それは、絵柄が浮かび上がる『エンボス加工』のもの。

金沢の手描き加賀友禅作家・久恒俊治氏と組んで、伝統の染色技法で『天女の羽衣』と融合した新商品の開発を目指しています。



ゼロエネルギー実現の為に太陽光照明(光ダクト)研究に取り組んでいる、新井秀雄さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜  今回は、ゼロエネルギー実現の為に太陽光照明(光ダクト)研究に取り組んでいる『マテリアルハウス』社長・新井秀雄さんのドキュメンタリーです。


ゼロエネルギーとは、石炭や石油といった1次エネルギーを一切使用しないという考え方ですが、
ゼロエネルギー実現に向けての動きは太陽光発電や廃熱利用空調が知られています。

そして、今注目されているのが、新井秀雄さんが研究している太陽光照明(光ダクト)です。


太陽光照明(光ダクトシステム)は、光の源は太陽だけの照明システムで、『究極の省エネ照明』と言われているものです。


太陽の光を室内に取り込むのが『光ダクト』

『光ダクト』は、内部が紫外線を99パーセントカットするアルミの鏡で出来ている特殊な筒で、垂直・L字・クランクなど様々な形のものがあり、その筒で太陽の光を室内に取り込むシステムです。


太陽光照明(光ダクトシステム)は、JAXA(宇宙開発機構)に採用されたことをきっかけに、世界的権威のある『国際照明デザイン賞』も受賞しています。


太陽光照明(光ダクトシステム)は、現在すでに各地の公共施設やオフイスで活用されていますが、初めて採用されたのは今から13年前に沖縄県庁で、今でも活用されています。


新井さんは、新たな挑戦を今始めています。それは、『コンビニ専用の光ダクト』を開発すること。


『コンビニ専用の光ダクト』開発には難しい点も多い。

普通のオフイスは500ルクスで充分に明るいけれどコンビ二では倍の1000ルクスの明るさを必要としている。最低でも800ルクスは必要。

午前9:00から午後2:00まで800ルクスの明るさを維持することが課題に。


加えて、太陽光がたくさん入り込む時間帯は室内温度が上昇し、冷房の負荷が大きくなる。


この二つの課題の解決策として新井さんが考えたのが、『太陽の光を調整すること』


光源が太陽のため、常に動き続けるという問題がありましたが、

その問題の解決策として、角度の違う二枚の鏡を使用することで太陽光の入る量を出来るだけ同じにすることが可能になりました。


現在は公共施設やオフイスに導入されている『光ダクト』一般家庭へ普及するのは少し先のようです。


【夢の扉〜NEXT DOOR〜   2010年12月19日放送】
『ゼロエネルギービルを可能にする太陽光照明を広めて行きたい』
ドリームメーカー/新井秀雄


【新井秀雄さんのマイゴール】
『2016年までに、住宅1万戸、ビル1千棟に、光ダクトを入れて、省エネを進めたい』

温室効果ガス削減ノルマの国際ルールの有効活用で地球温暖化対策を行う青木康次さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜  今回は、温室効果ガス削減ノルマの国際ルールの有効活用で地球温暖化対策を行う排出権専業企業『エコ・アセット』の経営者、青木康次さんのドキュメンタリーです。


地球温暖化対策の為に温室効果ガス削減は絶対に必要な事で、各国に厳しいノルマが課せられていますが、削減余地の多い途上国の温室効果ガスを削減し、その削減量を日本の目標達成に役立てる方法があるようです。

番組では具体的に述べられませんでしたが、温室効果ガス削減の為に必要な資金を意外な方法で手に入れることが出来るとか。

これは、知られざる国際ルールで可能になるらしい・・・。


クリーン開発、排出量取引、共同実施の 3つの京都メカニズムの内のクリーン開発メカニズムがそれに当たるものではないでしょうか。



クリーン開発メカニズム (CDM: Clean Development Mechanism) とは、先進国が開発途上国に技術・資金等の支援を行い温室効果ガス排出量を削減、または吸収量を増幅する事業を実施した結果、削減できた排出量の一定量を先進国の温室効果ガス排出量の削減分の一部に充当することができる制度である。

先進国は少ないコストで削減が可能となり、途上国は技術や資金の供与といった対価が望めるなどの効果がある。【ウィキペディアより引用】



青木さんは中国で活動していますが、そこで具体的に行ってきたことは水力発電所の建設ですが、今新たに豚舎から発生するメタンガス削減・有効利用を図っています。

豚舎にタンクを設置し糞尿から発生するメタンガスを家庭のエネルギー源として利用しようというものです。


今一軒の養豚農家で実験の様子が放送されましたが、ガスの火力も充分に調理できるほどのものでした。これが成功すれば中国だけでなく日本の養豚・養鶏・畜産農家でも大いに活用できますね。


            【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2010年12月5日放送】
            『温室効果ガスの排出量取引で世界を救いたい』
                ドリームメーカー/青木康次

               【青木康次さんのマイゴール】
    『2012年までに世界の温暖化ガス削減目標達成に貢献し、地球環境の改善に努めたい』

温泉の排熱を利用した、究極のエコエネルギーの温度差発電。武藤佳恭。

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、熱の温度差を利用した「温度差発電」という発電法の開発に取り組む、慶応大学教授の武藤佳恭さんのドキュメンタリーです。


武藤佳恭さんは、『行列のできる大学教授』としても有名で、大学教授以外にも、ベンチャー企業や大企業との打ち合わせ、アドバイスに奮闘しています。

武藤佳恭の開発作品としては、世界10ヶ国で使用されている『紙幣判別機』や、『発電床を利用した自動販売機』などがあります。


これまで数多くの発明をしてきた武藤教授が今回取り組んでいるのが、熱の温度差を利用した「温度差発電」という発電法の開発です。

温度差発電は、たとえば『おにぎり発電』というものも可能らしいですね。炊きたての温かいおにぎりの熱と部屋の空気の温度差で発電できるとか・・・。


温度差発電の原理は1821年に発見され、今までにもいろいろな方法で活用されて来ましたが、大規模な活用までには至っていないのが現状です。

武藤教授が今回開発しているのは、温泉地の源泉と温泉地の地下水の温度差を利用して発電をする温度差発電です。


温泉の廃熱を利用してパワーハーベスト(電力収穫)を行おうというこの計画。

温泉の街熱海で『温泉プロジェクト』として本格稼動を始めました。

余ったお湯を利用して発電するという究極のエコ発電、実現し本格的に普及すれば火山大国日本にとって大いに有効活用できそうですね。  


    【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2009年9月20日放送】
   『熱の温度差を利用した発電システムを作りたい』
  ドリームメーカー/ 武藤佳恭 ナビゲーター/中森友香

       【武藤佳恭さんのマイゴール】
 『2015年までに、全ての家庭に温度差発電装置を普及させる』

「羽ばたく水車」の中里勝芳さんと、「非電化製品」の藤村靖之さん

夢の扉〜NEXT DOOR〜

今回は、新しいエコ発電の開発研究に取り組む中里勝芳さんと、非電化製品の発明・開発を続けている藤村靖之さんのドキュメンタリーです。


中里勝芳さんは日本大学で教授を務める傍ら、羽ばたく飛行機の研究開発に取り組み、見事に羽ばたく飛行機のモデルを完成し、約5分間というテスト飛行も成功させました。


中里勝芳さんが今回新たに取り組んでいるのは、水力発電ですが、今回飛ぶ事に成功した羽ばたく翼の発想を水力発電に応用出来ないかと、その研究に没頭しています。


レオナルド・ダ・ビンチ、いや正確にはレオナルド・ダ・ヴィンチが約500年前に夢見た「羽ばたく飛行機」

2006年3月に世界で初めて羽ばたく飛行機を作り上げた中里勝芳さんが、

その、鳥が空中を羽ばたき飛び回る力を、水力発電システムに利用しようということです。


具体的には、鳥の羽の上下運動を水車として働かせ、電気を作り出そうというものです。

鳥の羽ばたきを利用した水力発電の優れている点は、『小さな河川でも、十分に電力を確保できる』こと。


夢の扉〜NEXT DOOR〜番組内では、田んぼ用の水路見たいな所に『羽ばたく水車』を設置し、近くの公民館の電灯3つに明かりをつけ、扇風機をまわすことに見事成功しています。


今後は農家のハウス栽培用の電気供給用に開発を進めていきたいという事ですので、『羽ばたく水車』が今後は田舎の風物詩になるのは、そう遠いことではないかもしれませんね。


夢の扉〜NEXT DOOR〜2008年9月21日放送

ドリームメーカー/中里勝芳 ナビゲーター/川瀬良子


「中里勝芳さんのマイゴール」

『2015年までに、羽ばたく水車を完成させ、温暖化防止に役立てたい』


中里研究所 



そして、非電化製品の発明・開発を続けている藤村靖之さんは、非電化の除湿機や非電化冷蔵庫の開発に成功しています。

これらの非電化製品は、『赤外線の放射冷却』を利用するもの。

昼間に蓄えられた赤外線が夜に放射されるのを利用し、水を冷却し冷やすというものです。


この『赤外線の放射冷却』を利用した非電化製品は、雲の少ない地域のモンゴルに最適なもので、

肉製品の保存に困っていたモンゴルでは、今後増えていくことでしょう。


藤村靖之さんはモンゴル独特の『馬による発電』にも成功しています。

四輪車を馬に曳かせ、その車輪でモーターを動かしバッテリーに充電する方法です。


夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内では、馬に四輪車を約10分間曳かせ、

テレビと照明2日分に当たる充電に成功しています。

ちなみに、2時間馬に四輪車を曳かせれば約7日分の電力を供給できるというのですから、

馬による新発電法、本当に素晴らしいですね。

間違いなく、馬が四輪車を曳いている光景が、モンゴルの風物詩になることでしょう。


夢の扉〜NEXT DOOR〜2008年9月21日放送

ドリームメーカー/藤村靖之    ナビゲーター/塩山みさこ


「藤村靖之さんのマイゴール」

『世界中で、いい人たちが困っている。発明家として、この人たちに、夢と希望をプレゼントし続けていきたい』


非電化工房 

雨水利用システム考案者、村瀬誠さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、雨水利用システム考案者の、東京都・墨田区の職員で雨水博士こと、村瀬誠さんのドキュメンタリーです。

究極のエコ、雨水が世界を救う・・・


『流せば洪水、ためれば資源』

村瀬さんの考えは、この言葉に集約されていますが、今まで流しっぱなしにしていた雨水を、資源ととらえ、有効的に再利用使用というものですね。

地球温暖化の影響で、季節外れの台風などが発生し、台風による洪水被害は増える傾向にあります。

その雨水を、台風などによる洪水対策として、また、飲料水としては利用できないものの、消化や生活用水として、有効利用しようというのが、雨水再利用計画です。

基本的な考えは、『街全体を一つのダムにする』というものですね。


具体的には、各家庭の雨どいから流れる雨水をタンクにためて生活用水として利用するものです。

飲み水ではなく、トイレの水や、風呂の水、打ち水、洗車用に・・・


墨田区全体に、

個人的な雨水の生活用水利用として、『天水尊』という、200Lのタンクが、200軒設置されています。

『雨水横丁』と呼ばれているようですよ。

そして、主に防火・火災対策用水として、『路地尊』と呼ばれる10tタンクが、18ヶ所設置されています。

これらは、今のところ、洪水対策と、生活用水としての利用だけですが、

緊急時にはもちろん、飲み水利用も可能ですね。

煮沸するなり、以前夢の扉で紹介された、炭素繊維を使うなり、飲めるようにする方法はいくらでもありますね。


『21世紀は水の世紀になるだろう』といわれている現在、全世界的に見て、水不足は深刻なものがあります。

今現在でも7億人の人が水不足で困っているといわれますが、このまま進めば、

2025年にはその数が30億人にまで達するようです。


夢の扉では、今回バングラディッシュを取り上げていましたが・・・

人口1億3千万人の国バングラディッシュでは、『水の質』で困っています。

首都ダッカ以外は水道が普及していないバングラディッシュ。

ほとんどの人は今まで、川や井戸の水を生活用水や飲料水にしてきましたが、その中に多量のヒ素が含まれていることが判り、

飲料水に困る人々が増えてきました。


バングラディッシュでの雨水利用法は、経済面を考慮して、雨どいの替わりに、『マイサリー』を、

値段の高いタンクの替わりに、素焼きのかめの、『モトカ』を使うというものです。

幸いな事に、バングラディッシュはまだ大気汚染が少ないので、雨水をそのまま飲む事が出来るようです。


ここで、うまい言い回しが出てきました。

『空に蛇口があります。どこの国でも利用できますよ。』

今まで全く雨水に目を向けていなかったバングラディッシュの人にとって、

雨水の素晴らしい利用法としての空の蛇口の存在を知ることが出来た意味は大きいですね。


今日本の首都圏では、洪水対策として、地下に巨大トンネルを掘ったり、

地下宮殿と呼んでいいような貯水の為の巨大施設を建てていますが、

このような施設を建てるには巨額な費用がかかりますね。


『街全体を一つのダムにする』という、村瀬誠さんの考えこそ、

今本当に必要なものだと思います。


ちなみに、『天水尊』と、『路地尊』の開発者は、徳永暢男さんです。

徳永暢男さんは、 『雨水市民の会』の理事長で、村瀬誠さんは、事務局長です。


       【2008年6月15日放送】

 『雨水を有効利用して大事な水資源を守って行きたい』
 
ドクトル雨水 村瀬誠   ナビゲーター:山口日記


      【村瀬誠さんのマイゴール】

『雨水は地球を救う!2015年までに、雨をためて活かすことが当り前の社会を実現したい!! 』

電気料金削減による省エネ

省エネによるコスト削減に関して最近一番世間の関心を呼んでいるのが電気料金のコスト削減ですね。電気料金の削減は、家計に大きく響いてる家庭での節電はもちろんですが、各企業も節電によるコスト削減を実行しています。特に大きい会社ほど、社外から省エネコンサルタントなどを導入し、節電などの省エネに努めているようです。


社外のコンサルタントを利用する余裕の無い会社は、自社内で省エネ委員やエコ委員などというように担当を決め、出来るだけの節約に努めているようですよ。今は常識になりつつありますが、「暖房の設定温度は20度」、「冷房の設定温度は28度」という具合に、節電に関しての知識を入れるだけではなく確実に実行するための方法を模索しているようですね。


社外のコンサルタントの場合は強く意見も言えるのであまり問題は無いようですが、自社で省エネ担当になった社員はかなり厳しい立場に追い込まれる事もあるようです。特に温度設定などは、体感温度に個人差があり、「あちらをたてればこちらが立たず」状態になるようで・・・。省エネ担当者の悲鳴が聞こえてきそうですね。そんなエコ担当者にとっては、『冷房温度は28度』という具合に明確な数字が世間に認知される事は大歓迎のようです。そうですね。苦情があっても数字を挙げてつっぱねることが出来ますからね・・・。



実はこれほど節電によるコスト削減が注目を浴びているのには訳があります。それは、最近大きくクローズアップされている地球温暖化の問題と節電によるコスト削減が大いに関係しているからですね。地球温暖化が原因で、南極、北極やシベリアの永久凍土が溶け出し、海面が上昇しています。南太平洋の楽園「ツバル」が地球温暖化の象徴として取り上げられています。「ツバル」が数年後には水没するのではないかと言われているのはあなたもご存知ではないでしょうか?

水力発電、風力発電、太陽光発電、原子力発電、火力発電と電気を作る方法は色々ありますが、今日本で1番多く電気を作る発電方法は「火力発電」で全体の約60%をも占めているようです。火力発電は石油、石炭、天然ガスを燃やして発電していますが、燃やした時にCO2(二酸化炭素)を多く排出します。そうですね。地球温暖化の元凶と言われているのがCO2(二酸化炭素)ですね。つまり私達が電気をたくさん使えば使うほどCO2(二酸化炭素)をより多く排出し、地球温暖化が進んでいく事になるんですね。

地球温暖化と節電大いに関係がありますので、家庭でのささやかな節電も大きな意味がありますね。もちろん、コスト削減は一番の目標ですが、『地球環境を守るために節電するんだ』と考えると節電が少しは楽しくなってきませんか?まずは、「暖房の設定温度は20度」、「冷房の設定温度は28度」から始めていきましょうか!!

節電の為の「イニシャルコスト」、「ランニングコスト」、「メンテナンスコスト」

グリーンユーティリティ(Green Utility)の代表の森 幸一氏は、「節電コンサルタント」 ですね。

節電、節約という言葉は最近ではよく聞かれる言葉になりました。電気代、ガス代、水道代、ガソリン代など日々の暮らしでどうしても必要な経費を少しでも減らす努力を行っている人が増えてきたようです。

生活経費削減はもちろんですが、地球温暖化が加速している今、地球環境を守る面からも余計なエネルギーや資源は出来るだけ少なくしていこうという動きがありますから・・・。個人の家庭での節約だけではなく、大きな企業も電力費等の節約に取り組んでいるようですね。


森 幸一氏が代表を務めるグリーンユーティリティは、元々、名古屋大学高温エネルギー変換研究センター長であった、故新井紀男教授を中心にして、電源開発、住友商事、大阪ガス、川崎製鉄、濱田重工業、日本IBM、東洋テクニカの、産学協同で、グリーン(環境)ユーティリティー(電気、水道、ガス)の研究を行ってきた会の名称。その成果の具現化を目指す企業として、2003年に株)グリーンユーティリティ(Green Utility)が設立されたようです。

電気・ガス・水道や環境に関わる最適化業務のアウトソーシング請け負い業を中心に、省エネルギーと地球環境を考えた事業を展開しています。地球環境を考えた「地球に優しい究極の節電」電気使用量が減れば、当然、二酸化炭素の排出も抑えられ、地球温暖化にも反映されていくことが考えられますね。


森 幸一氏は又、「資金のいらない節電」も提唱しています。つまり、安く出来た電気料金から、ある一定の割合をもらう成功報酬というものです。「節電コンサルタント」 森 幸一氏の出番は今後も増えて行く事だと思いますが・・・

森 幸一氏、節電を考える時に一番大事なことは、初期投資にかかる「イニシャルコスト」だけに目を奪われずに、維持・消耗品費にかかる「ランニングコスト」や「メンテナンスコスト」などを含めて総合的に考える事だと言っています。実は、費用対コストの中で電気代がものすごく高いそうなんですが、そこに目を付け、どうすれば安く済むのか考えて、コストを削減出来る機械を作ろうと思ったのが、森氏が「節電コンサルタント」になるきっかけだったようです。


「節電できる」と自信を持って言える機械の開発に成功した森氏ですが、起業回りなどをしても、『電気代が安くなるはずが無い』というところが大半だったようです。そこで森氏はどういう行動をとったかというと・・・。『節電できる機械をまず無料で取り付けて、節電出来なければ取り外します。』と提案して歩きました。その結果が今、株)グリーンユーティリティ(Green Utility)が行っている成功報酬なんですね。


森幸一氏は言っています。『日本には電線をつなぐプロの電気工事屋と機械の安全性を見るプロの保安管理技術者がいますが、彼らは「電気のプロ」ではありません。』『今本当に必要なのは、顧客にとって「電気を本当に有効的に効率よく使うアドバイスをする」という技術者なのです。』と・・・。

まー、一般の家庭はコストの面で森さんの機械を導入するところまでいかないと思いますが、起業、商店に限らず、電気代削減に関しては、「イニシャルコスト」、「ランニングコスト」、「メンテナンスコスト」まで考える事が本当に大事なんですね。肝に銘じて覚えておく事にします。

振動力発電という新エコエネルギー

振動発電、あなたはこの発電方法を聞かれた事はありますか?

先日の夢の扉〜NEXT DOOR〜で私は初めてこの発電方法を知りました。


振動発電とは、人が歩く時に起こる振動や、自動車や汽車が走る時に起こる振動などを、世の中の様々な振動を電気に変えるシステムです。

振動力発電とも言います。


振動発電の開発者は、慶応大学の大学院で振動の研究を続けている速水浩平さん。

速水浩平さんが今開発を進めているものは、床の上を歩くと発電がする「発電床」や、

自動車が道を走る事による発電の「道発電」や、

家庭の電化製品のリモコン自体を発電機にして、つまりボタンを押すことで電気を発生させ電池の必要の無いリモコンなど・・・


振動力発電の原理は、「圧電素子の変形」にあります。

床や道路に薄くて軽い圧電素子を無数に敷き詰め、その上を歩いたり走ったりする力、振動により圧電素子の変形がおき、それにより電気が発生するようです。


速水浩平さんはこの発電法をなんと小学生の時に思いついたと言っています。その発想がようやく今現実のものになろうとしているんですね。


振動発電の発想の原点はスピーカーです。

電気により振動を起こしそれが音になるスピーカーの原理を全く逆に考えていき、振動力発電の開発に着手しました。


振動力発電、これが現実のものになれば素晴らしいですね。

夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内では電車の中での振動力発電の実験も行っていましたが、

電車内では誰も動かなくてもそこに立っているだけで電車の振動で発電が出来ていました。


イヤーこれは素晴らしいですね。全く無駄な時間にしか思えない電車に乗っている時に自分の足元で電気が起こっていると考えると楽しいですよね。

これはもちろん、歩いたり、自動車で走ったりしている時も同じですね。


振動発電で出来る電気は今のところ、「チリも積もれば山になる」程度のものですが、

自分が少しでもエコ的なことに協力できていると考えるといいですね。


首都高速発電プロジェクトも発足したようです。

首都高速発電、
先々は、道路に振動発電装置を敷くことになると思いますが、
今のところ五色桜大橋の下に発電装置を取り付けただけのもので、まだまだ電気の発生量は少ないようです。


でも、もしあなたが五色桜大橋を自動車で通ったら、
「橋の下で発電が起きているんだ!!」と、思ってくださいね。


五色桜大橋の夜間のイルミネーションは振動力発電でまかなう予定だそうですので、イルミネーションをみても、振動発電を実感できますね。


私達の生活が大きく変わるかもしれない振動発電。

速水浩平さんの願いのように、一日も早く『生活の基盤』になって欲しいものです。



夢の扉〜NEXT DOOR〜 2008年2月3日放送

『振動で新たなエコエネルギーを開発していきたい』
 
速水浩平          ドリームナビゲーター:川田亜子



       【速水浩平さんのマイゴール】

『2020年までに発電床を使い、道路発電を実用化したい。』




「節電コンサルタント」森 幸一氏の『究極の省エネ』

究極の節電・究極の省エネを目指す今回の 夢の扉


あらゆる業界・ジャンルで「未来の夢」をめざす
人・グループ・プロジェクトに密着するドキュメント番組

夢の扉 〜NEXT DOOR〜


今回は、
「節電コンサルタント」 森 幸一氏の 『究極の省エネで、
地球温暖化を救いたい』 です。



森 幸一氏は、

名古屋の電気設備会社
株)グリーンユーティリティ(Green Utility)
の代表。


さて、「節電コンサルタント」 森 幸一氏の 手腕はいかに?


「節電コンサルタント」 森 幸一氏が目指すのは、 
「地球に優しい究極の節電」



電気使用量が減れば、

当然、二酸化炭素の排出も抑えられ、
地球温暖化にも反映されていくことが考えられます・・・


電気代節約の一番目は、
岐阜のガソリンスタンド(ENEOSでした)

電気代が月16万円以上あったものが10万円台に。
電気代を3割以上削減に成功。


アクア・ラボ(AQUA・LABO)ペットショップ
水銀灯8灯 ×180W=1440W
から、
反射板を使って、
蛍光灯4灯×45W=180W

何と、八分の一の削減に成功。


岐阜の水明館でも月1000万円以上の電気代の2割削減に成功。


いやー、凄いです。
私たちの生活に欠かせない電気。


各企業でこれだけの成果が出ているのでしたら、
家庭の電気代もかなり節約できるかもしれませんね。


その、
家庭でも出来る電気代節約の例として、

「エアコン」 が取り上げられていました。

室内の床に近い部分と天井に近い部分の温度差が約2度ほど
あるようです。

温度を感知するセンサーは当然天井に近いところにあります
から、

体感温度と設定温度にはかなりの差がでます。

そこで登場するのが、 「気流循環装置」
下から上へ垂直に風を送る装置です。

これでエアコンのセンサーも正しい室温を感知すること
が出来、無駄がありません。

約2〜3割の省エネになるとか・・・。


今開発中なのは、未来の灯り  「LED」
これは、発光ダイオードを使った明かりです。

正確には、「LED面発光パネル」 といいます。


パネルの上下・左右に複数のLEDを設置し、
中央のパネルの面全体を照らし明るくするものですが、

パネルは厚さ約2〜4mmの薄型でなんと曲げることも可能です。

消費電力も約2割で済み、寿命も30年あるとか・・・。


もうすでに、
「LED面発光パネル」 は地下鉄の広告で使用されています。

あと、地下街の広告にも使われています。


あなたが毎日見ている地下広告も、

もしかすると、
「LED面発光パネル」 かも知れませんね!

円柱に張ってあるある広告でしたら、
間違いなく「LED面発光パネル」です。


森さんの報酬は節約した電気料金から、ある一定の割合を
もらう成功報酬というものです。


例えば、
節電のために設置した装置なども森さんの会社が提供します。


もし節電に成功しなければ、株)グリーンユーティリティに
一銭も入ってこないどころか、

逆に大赤字になってしまいますね。


より大きな企業の節電を請け負えば請け負うほど赤字の
危険は増します・・・。



その森さんが、なんとあの超有名企業 「イオン」 の節電を
請け負いました。

かなりの自信がないと出来ないことですね。


まず手始めに 「空調システム」 から、
それがうまくいけば、本題の電気系統へ進むようです。


数千万円の装置を導入して試みた、イオンの 「空調システム
改善」

見事に大成功しました。 なんと電気量が約半分に!!


今後も、「反射板」 や 「LED面発光パネル」を初めとする、
森さんの地球に優しい節電が広まっていくことでしょう!!



【森 幸一氏のマイゴール】
究極の省エネ技術で地球温暖化防止に取り組む伝道師になりたい


森 幸一氏は、名古屋の電気設備会社

株)グリーンユーティリティ(Green Utility)
の代表をしている。


グリーンユーティリティは元々、

名古屋大学高温エネルギー変換研究センター長であった、
故新井紀男教授を中心にして、

電源開発、住友商事、大阪ガス、川崎製鉄、濱田重工業、
日本IBM、東洋テクニカの、産学協同で、

グリーン(環境)ユーティリティー(電気、水道、ガス)の
研究を行ってきた会の名称。

その成果の具現化を目指す企業として、

株)グリーンユーティリティ(Green Utility)
が設立されたようです。
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