通信カテゴリの記事一覧

水中可視光通信を開発した上間英樹さん



夢の扉プラス、今回は、水中可視光通信を開発したマリンコムズ琉球取締役技師長・上間英樹さんを取り上げています。


可視光通信とは、無線通信の一種で可視光線帯域の電磁波を用いた通信方法です。


無線通信は、携帯電話のように電波によるものだけでなく音や光によるものもあり、可視光線とは、電磁波の人の目で確認できる波長・光のことをいいます。


ちなみに、可視光線の前後は、より波長の長いものに赤外線、短いものに紫外線・X線があります。



可視光線の一番の特徴は、可視、つまり目にできる範囲の・光が届く範囲の通信手段だということで、光をどれだけ遠くまで届けることが出来るかが一番難しいところです。


可視光線の二番目の特徴は、人体や精密機器への影響が少ないということ。病院などの電波が利用できない場所などで通信を行う技術として注目を集めています。


そして最近可視光通信技術が進んでいるのは、LED(発光ダイオード)の普及が関係してリます。

LED(発光ダイオード)の大きな特徴は他の照明光源に比べて高速に点滅出来ることで、その高速点滅によってデータ通信を行えます。


上間さんは、可視光通信の中でも最もむずかしいとされ今までの挑戦者が全てやめてしまった水中可視光通信に挑戦しています。

これが実現すれば水の中のコミニュニーション革命が起きると言われています。


中可視光通信の難しい点は、水中では光が屈折しスムーズに届かないことと、光の届く範囲が短いこと。

水中可視光通信実験で、上間さんも当初は一メートルしか届けることができませんでした。


試行錯誤の末の結論は意外なところにありました。

それは、沖縄独特の文化、『テゲー』です。テゲーとは「いい加減」という意味で、良い意味にも悪い意味にも使われます。

今回は、大らかの方のいい意味で、細かいことは気にしないという発想法が成功しました。

つまり、今まで余りにも正確に光を届けようとしていたものを少し雑にしたのです。すると光の届く距離が大幅に長くなりました。


そして、発光ダイオードの光の色も青色の光が最も遠くまで届くこともつきとめました。


ダイバーによる番組最初の水中可視光通信も見事成功し、海中で、ウミガメやコバンザメの様子を伝える楽しげな会話が繰り広げられていました。



上間さんはいま、水中可視光通信を単なるレジャー用だけではなく、別の用途で使ってもらおうと交渉しています。

それは、沖縄の海上自衛隊による不発弾の撤去に役立てて欲しいと思っているのです。



何度かの交渉の末、沖縄の海上自衛隊による不発弾の撤去訓練で上間さんが開発した水中可視光通信技術が試されることになりました。

さて、その実験結果は・・・ 見事成功です。

今回は船上と海中の通信実験でしたが、互いの声が明瞭に聞き取れ、実験に立ち会った海上自衛隊幹部も「良く聞こえますね」と満足げでした。


『船上からの光を見失いやすい』など、水深が深いためのレジャー用とは違った問題点も隊員から聞かれましたが、上間さんは、「今後の改善点として考えていきたい」と意欲満々です。


何しろ、海低到着を海中に浮かべたバルーンで知らせる今のシステムと比較すると、水中可視光通信は格段の進歩ですから。


| 通信
Powered by さくらのブログ
Web Analytics