新テクノロジー『デジタルヒューマン工学』を駆使して、目撃者のいない事故を3Dで再現し、事故の原因を突き止め対策を講じて、子どもの命を守るために奔走する宮崎祐介さん



夢の扉プラス、今回は、新テクノロジー『デジタルヒューマン工学』を駆使して、目撃者のいない事故を3Dで再現し

事故の原因を突き止め対策を講じて、子どもの命を守るために奔走する東京工業大学 情報理工学研究科 准教授・宮崎祐介さんを取り上げています。



公園などで起こる児童の遊具事故。目撃者がいない場合は本当の事故原因は分かりません。

そんな事故の瞬間を、“ビデオを巻き戻すように再現する”という新技術が『デジタルヒューマン工学』です。



『事故の起こった遊具をコンピュータ上に再現し、ケガの発生した状況からシュミレーションを繰り返しケガと一致する事故の状況を突き止める』


目撃者がいない事故でも3Dで再現し事故原因を究明して、予防策を次々と打ち出しています。



次に宮崎さんが作ったのが、転倒時に脳がどう動くかを計測できる『実体モデル』


『実体モデル』は、3Dプリンターで脳の型を作りゲルを流し込んだもので、頭に衝撃を受けた時の脳の動きや状態を知ることが出来ます。



脳は子どものケガで最も多い部分で、死に直結する場所。


『実体モデル』の、子どものダミー人形で実験を行うと、転倒の瞬間その反動で脳は反対方向に揺れ動いていました。

反動の影響が大きいということは、柔らかい床でも脳がバウンドして大きな損傷に繋がるということです。



この実験の結果を踏まえ、宮崎さんは、反動を抑制し衝撃を吸収する理想の床は、衝撃吸収フローリング『セーフケアダイレクト』を開発しています。



宮崎さんが新たに挑むのは、『乳幼児揺さぶられ症候群』のナゾ。

実験の結果、ある事実が判明しました。それは、脳の血管が切れるほどのズレです。



激しい揺さぶりによって様々な方向に不規則な速度で脳が動くと、脳の周りの血管がきれ硬膜下血腫を引き起こします。さらに、呼吸に関連する神経がきれ、脳が腫れることで命の危険もあります。

そのリスクは、転倒や転落よりも激しい揺さぶりの方が高いことが判明しました。


但し、「高い高い」や「乳幼児チャイルド シート」程度の揺れでは、血管が切れる心配はないことも証明しました。



今年3月、厚生労働省は宮崎祐介の研究結果をもとにDVDを制作し、市町村に配布しました。

そして、宮崎さんは、これからお父さんお母さんになる人のための両親学級で揺さぶりの危険を呼びかけています。




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