青野宏通准教授と共に、世界初の磁性を持った人工ゼオライトを完成させた逸見彰男さん



夢の扉プラス、今回は、

田んぼの土から放射線物質のみを取り除く為に、

愛媛大学工学部の青野宏通准教授と共に、

世界初の磁性を持った人工ゼオライトを完成させた、
愛媛大学農学部教授の逸見彰男さんを取り上げています。



福島の原発事故から2年、土壌の除染が進む中ほとんど手付かずなのが農地・田んぼの除染です。


現在行われている表面の土を剥ぎ取る除染法や深い部分の土と入れ替える方法では、

養分や微生物に富む表土が失われてしまいます。



今の豊かな農地をそのまま残し放射性セシウムを90%以上除去できる画期的なものが、

磁性を持った人工ゼオライトです。


ゼオライトとは、火山灰が固まって生成された鉱物で、一般的には猫用トイレ等でおなじみです。

現在は、汚染水の除染で力を発揮しています。



逸見彰男さんがゼオライトに目をつけたきっかけは、『火山灰が降った土は農作物が育ちにくいこと』



逸見さんは、非常に吸着力に優れた火山灰が養分を吸収するのではないかと仮説をたて、

灰がリンを吸着することを発見し、適度に養分を残す土壌改良材=人工ゼオライトを作りました。



ちなみに、ゼオライトには天然ゼオライト、合成ゼオライト、人工ゼオライトの3種類有り、

逸見彰男さんは人工ゼオライトの生みの親です。



逸見さんは次に土の中のゼオライトのみを回収することの研究を進め、

磁力の研究をしていたスペシャリスト青野宏通さんと出会い、

ゼオライトに磁性を混ぜることで回収できると確信、


共に開発を進め、

放射性セシウムを90%以上除去できる磁性を持った人工ゼオライトを完成させます。



人工ゼオライトを大量生産するには良質な原材料が必要ですが、

逸見さんはその原料をタイの籾殻の灰に決めました。



農業王国タイでは大量の籾殻が出ますが、今は肥料としているだけですので、

良質で大量に有る籾殻の灰で人工ゼオライトの大量生産を目指します。



トンファ・ライスカンパニーの協力のもと、

タイに人工ゼオライトの製造拠点が作られ1年以内のスタートが決まりました。



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