有機農法を世界中の人に教える学校、「アジア学院」

有機農法を世界中の人に教える学校、それが栃木県那須にある「アジア学院」です。

「アジア学院」は世界中の農村のリーダーを育てるため、1973年に設立されたNPO団体で、これまでに世界52カ国、1072名の卒業生を送り出して来ました。

そして現在、その中心的人物として活動しているのが荒川朋子さんです。

荒川朋子さんは、ガーナ、カメルーン、インドネシア、フィリッピンなど世界中の国から(主にアジア、アフリカの後進国)集まってきた人に対して有機農法を指導しています。「アジア学院」で9ヶ月間学び、帰国して自分の国の農業に役立ててもらうんですね。


「アジア学院」に後進国の人が有機農法を学びに来ているのには大きな理由があります。

実はこれらの発展途上国の農業政策は、その生産性を上げるために農薬使用、化学肥料使用が絶対のものになっています。

その農業政策による犠牲者が特にアジア、アフリカの各国で今広がっているようです。

現地の人はまだ農薬の恐さを実感していないために農薬の濃さを知るために味見をしたり、無防備な状態で農薬散布をしたり、農薬や化学肥料を購入するために、運営資金が足りなくなり借金地獄に陥り自殺者も出ているとか・・・。

先進国でだんだん使われなくなってきている農薬を買わせる為に、スイス、ドイツ、アメリカの農薬会社がアジア、アフリカに目をつけ、積極的に使わせるようにしているんですね。

そんな自国の農業政策に疑問を持った志のある人がアジア、アフリカから集まってきて「アジア学院」で有機農法を勉強しています。


「アジア学院」の有機農法はどんなものでしょうか?

有機農法の基本は『土を蘇らせること』。

「アジア学院」では、ぼかしを使って土を蘇らせています。
ぼかしとは、『もみ殻くん炭』『鶏糞』『山にある土着菌』を混ぜて発酵させたものです。

農薬の代わりに『木酢液』を使います。木酢液とは、木を燃やした時に出る煙から採るもので煙を冷やした時にでる液体のことですが、独特の臭いがありこれに防虫効果があるといわれています。

「アジア学院」での有機農法授業、各国から参加した生徒達は、各自自分の国の作物を作っていきます。最初は色んな失敗もしながら、自国に帰った時に自分一人で様々な問題に臨機応変に対処できるように荒川朋子さんに鍛えられながら覚えていくんです。


アジア、アフリカの農薬、化学肥料問題も大きいですけれど、わが国日本でもまだまだ有機農法が浸透しているとは思われません。

野菜などに限らず、最近特に生産者のモラルを問われる問題が多発しています。極端に言えば、品物のラベルに表示してある、生産日、生産地、賞味期限、商品そのものまで疑ってかからなければいけない状態にまで来てしまいました。

実際にまだまだ隠された不正表示がごまんとあるようです。

一般に販売されている商品内容に疑問が多い現在、自らの身を守るために、自分の食べるものに関して今からは自給自足が一番の対処法です。

そのためには、有機農法を私達も学ぶ必要がありますね。


      【荒川朋子さんのマイゴール】
  『世界の貧困地域に多くの農業技術を伝えたい』
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