有田焼万華鏡と有田焼万年筆を誕生させ、今新たに有田焼腕時計作りに挑戦している石川慶蔵さん



夢の扉プラス、今回は、有田焼再生の為に新たな有田焼ブランド開発に奮闘する、佐賀ダンボール商会社長の石川慶蔵さんを取り上げています。


400年の歴史を持つ有田焼、17世紀のヨーロッパ。その頃のヨーロッパでは有田焼のような白い磁器が作れなかったので、有田焼の白が『白い金』と呼ばれ一大ブームを起こしました。

あの有名ブランド『マイセン』は、有田焼に大きな影響を受けていると言われているほどです。



有田焼の売上が最盛期の七分の一に落ち込んでいる今、住民の六割が有田焼関連の仕事に従事している有田町民はその影響を大きく受けています。


そんな有田町の活性化のために行動を起こそうと考えて、石川さんが行ったのは新商品の開発でした。



11年前大腸がんで入院した事が大きな転機になりました。自らの癒しのため木製の万華鏡を持込みたのしんでいましたが、周りの人にも見せて上げて、その喜び元気になる姿を見て有田焼で万華鏡を作ることを思いつきます。


そして、まず図書館に通い詰め有田焼に関する本を読み歴史を学びました。ちなみに石川さんは有田焼を梱包するダボール会社の社長さんで、それまで有田焼に関する知識はすくないものでした。



「有田焼で万華鏡を作ろう」と窯元探しを行い、それぞれが独自の手法で有田焼を作っていてそれを外部に出すことにためらいを覚える老舗窯元を情熱を持って説得し、源右衛門窯と香蘭社と共同開発をする迄に漕ぎ着けました。



有田焼で万華鏡を作際に一番の壁は焼くときに起こる収縮でした。有田焼は高温で作るため約12%も縮み変形する難しさがありました。


収縮率が一定になる土作りが出来る職人を初め、高名な万華鏡作家などの専門家を集め、12の異業種プロジェクトチームを作り有田焼万華鏡作りを開始。


そして誕生した有田焼万華鏡は、源右衛門窯と香蘭社それぞれの個性が活かされた素晴らしいもので評判を呼び1億3000万円を売り上げました。



次に石川さん達が取り組んだのが有田焼の万年筆作り。有田焼万年筆も素晴らしい出来栄えのものを誕生させました。

2008年のG8北海道洞爺湖サミットで各国首相への贈答品にも選ばれた程の優れものです。



そして今石川さん達が取り組んでいるのが有田焼の腕時計。極薄の文字盤を有田焼で作るという難題に挑戦しています。


ヨーロッパでは『第二の名刺』と言われているほどの価値を持ち大事にされている腕時計。そんな腕時計で、世界に向けて有田焼の素晴らしさを伝えようとしているのです。



『有田焼万華鏡』





『有田焼万年筆』



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