沖縄を高級紅茶の産地にするため、琉球紅茶『月夜のかほり』を誕生させた内田智子さん。



夢の扉プラス、今回は、沖縄を高級紅茶の産地にしようと奮闘しているティーブレンダーの内田智子さんを取り上げています。


沖縄ティーファクトリー代表を務めている内田さんが作っているのが『琉球紅茶』。


世界三大銘茶は、インドの『ダージリン』とスリランカの『ウヴァ』、そして中国の『キーマン』ですが、 内田さんは『琉球紅茶』を世界三大銘茶に匹敵するまでにしようと頑張っています。


内田さんが紅茶に魅了されたきっかけは、20代のころ夫の仕事でスリランカへ移住したことでした。

スリランカで本場の紅茶と出会い、そのあまりの美味しさに衝撃を受けた内田さんは、スリランカで茶木の栽培や紅茶の製造技術・ブレンド法など、紅茶を1から学び習得します。



その後夫の転勤で移住した沖縄のパイナップル畑でスリランカと同じ赤土を見、加えて、沖縄が紅茶で有名なアッサムと緯度が同じ事を知り、「沖縄だったら素晴らしい紅茶が出来るのではないか?」との思いを強くします。


そして、鹿児島で、明治時代に元徳川家家臣がインドから持ち帰ったアッサム種『べにほまれ』に出会います。

当時は全国で栽培が試みられましたが寒さに弱く幻の品種となっていたものでした。



沖縄の赤土に加え『べにほまれ』との出会いに運命的なものを感じた内田さんは早速会社を立ち上げ2000本の苗木を植えましたが、残念なことに苗木はほぼ全滅してしまいます。

土壌のPH値が原因でした。


徹底的な土壌調査の結果、金武町が紅茶栽培に適していると突き止め、金武町で苗木を植えたいと役場に申し出て、その時対応した職員の与儀さんの尽力で数軒の農家が協力をしてくれることになりました。



苦節10の末誕生したのが琉球紅茶『月夜のかほり』。

琉球紅茶『月夜のかほり』は、100グラム一万円という値段ですが、その美味しさはもちろん、夢のあるネーミングにも惹かれた人が続出、現在売り切れ状態が続いている人気商品になっています。



ティーブレンダーは、畑や収穫時期で味や香りが異なるいくつもの茶をブレンドして理想の紅茶を作り上げていきますが、紅茶の出来不出来はティーブレンダーの手にかかっていると言ってもいいほど重要なものです。

類い稀なる味覚と嗅覚を持った内田さんだからこそ作り上げることが出来た琉球紅茶『月夜のかほり』です。

もちろん、紅茶の製造過程をすべてこなすことも含めて内田ブランドと言ってもいいものです。



理想的な土壌と茶樹との出会い、あとは茶葉の量産ですが、有機無農薬栽培を徹底して世界に通用する紅茶を目指したい内田さんと茶葉の農家との間にはかなり紅茶に対する認識の違いがあり、

その隙間を埋めるべく紅茶の本場ロンドンでの売り込みに農家の人も連れていき、琉球紅茶の世界的な評価を見てもらい、今後の茶葉栽培の糧にしてもらういます。


内田さんの、『沖縄を高級紅茶の一大産地に』の思いは実現するのか?今後の展開が楽しみです。



ちなみに、緑茶と紅茶やその他のお茶はもともとの茶葉は同じですが、発酵の度合いによって、呼び名や味・風味が異なります。

全く発酵させていないものが緑茶で、少し発酵させているのが白茶、完全に発酵させているのが紅茶になります。

黄色は、低温で火入れして水分を減らすという工程を行い少し発酵させたお茶で、黒茶は、湿った茶葉を高温多湿の場所に寝かせ麹菌の力によって発酵させたお茶です。

完全発酵茶が紅茶や黒茶、半発酵茶がウーロン茶や白茶、黄茶、鉄観音茶などです。



私は珈琲派で、紅茶は今までほとんど飲んだことはありませんでしたが、今回の夢の扉プラスを見て、「美味しそうだな、一度飲んでみてもいいかな」と思いました。

試しに飲むならやっぱり『琉球紅茶』でしょうか。


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