農業用パワーアシストスーツ開発に取り組む、八木栄一さん。



今回の夢の扉プラスは、『農業用パワーアシストスーツ』開発に取り組む、和歌山大学工学博士・八木栄一氏を取り上げています。


未来型ロボットとして身体装着型ロボット(ウェアラブルロボット)が注目を集めていますが、

パワーアシストスーツはウェアラブルロボットの一つで、身につけることによって着る人の動作をアシストするものです。


身体装着型ロボット(ウェアラブルロボット)は、既に介護やリハビリの現場では実用化されていて、

身体装着型ロボット(ウェアラブルロボット)を身につけることによって何年間も歩くことが出来なかった人が歩けるようになった実例なども報告されています。



八木栄一氏は元々重工業メーカーで産業用ロボットを開発する研究者だったのですが、

生産効率のみを追求されるロボット開発に疑問を抱き、『人間と共存し、人間を助けるロボットを作る』ことを決意。


『高齢化と重労働に悩む農家の人を助け、農業の衰退を阻止する』為に、現在は農業用パワーアシストスーツ開発に邁進しています。

ちなみに、このパワーアシストスーツは、農水省の委託プロジェクトに認定されています。



当初、八木氏はフル装備型のパワーアシストスーツ開発を試み、3年間をかけて農作業用パワーアシストスーツの1号機を完成させました。

しかし、その総重量は何と40kg以上もあり到底現場での使用は出来ないものでした。翌年26kgまで軽量化しましたが、それでも農家の人の希望の10kg以下にはほど遠いものでした。


そこで八木氏は、パワーアシストスーツを軽作業の収穫作業用のものと重作業の荷揚げ作業用のものという具合に、作業別にすることに。

パワーアシストスーツを2つに分けることで10kg以下の軽量化に成功しました。  



現在、八木栄一博士が開発している農業用パワーアシストスーツは、収穫作業用のものは一定の評価を受けるものが出来ましたので、今は、荷揚げなどの重作業用のパワーアシストスーツ開発に集中しています。



農作業によらず現在重労働で悲鳴をあげている労働現場は多いことと思います。身体装着型ロボット(ウェアラブルロボット)開発が進み、大いに重労働作業員の役にたって欲しいものです。


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