無人トラクター開発に邁進する野口伸さん



無人トラクターが大地を耕し、耕した畑に肥料を、与え種を撒き、果ては育った作物を収穫する。

そんなことを夢想して、現実にしようと奮闘しているのが、今回の夢の扉プラスの主人公、北海道大学農学研究院・野口伸教授です。



農業従事者の高齢化や後継者不足で日本の農業人口は最近10年間で約3割減少し、人手不足が深刻化しているという現実があります。


農業従事者不足への対応策としての無人トラクター開発は、農林水産省からの委託事業となっていますが、野口伸教授は平成26年度の実用化を目指して着実に歩を進めています。



野口伸教授は、北海道大学農学部在学中に広大な農地で長時間に渡り必死で農作業に励む農家の家族の姿を目にして、『農作業の無人化』が出来ないかと考えるようになります。


そして、埼玉県に住む、農業機械の専門家でありパイオニアの行本修さんに弟子入りを志願し、北海道と埼玉を行き来する生活の中から自分の専門外の農業機器の知識を習得していきます。



さて、『無人トラクター開発』ですが、

トラクターを無人で走らせるにはトラクターを即位する光学測量装置が必要でしたが、それが高額だったため、しばらくの間実用化の目処は全くたちませんでした。



そんな野口教授に転機が訪れたのは1997年。

アメリカに農業留学をした野口教授は現地で衝撃の出会いをします。それは、人は乗っているものの完全に自動で農作業をするトラクターです。



農業留学を終え帰国した野口教授は、アメリカの農業を参考に、GPS衛星を使った無人トラクターの開発に挑戦します。

農業機械に関連する死亡事故は年間200件も起こっていることから、無人トラクターの安全性には特に注意を払い、

野口教授開発の無人トラクターは、前方に障害物があるとセンサーが反応し停止します。もちろん人などが飛び出してきても同様に止まります。



アメリカのGPS衛星を使った無人トラクター操縦は思わぬところで壁に突き当たります。

自走中のトラクターが建物の陰や大きな木の陰で突然ストップしてしまいます。原因はデーターの通信障害。


その壁も、日本初の測位衛星『みちびき』が20101年9月に打ち上げられたことで乗り越えることが出来そうです。


日本版GPS『みちびき』を使っての無人トラクター走行実験、見事成功しましたので。
あとは、番組内での 恩師 行本修さんの言葉にもあったように、一日も早い実用化を目指すだけですね!!



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