耕作放棄地の有効利用としての家庭菜園貸し出しを行っている西辻一真さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜  今回は、作物が作られていない農地、いわゆる耕作放棄地の有効利用としての家庭菜園貸し出しを行っている『(株)マイファーム』代表・西辻一真さんのドキュメンタリーです。


耕作放棄地は全国で39万ヘクタールにも及び、埼玉県の広さの土地が耕されることなく放置されているようです。農地の所有者は、基本的に、農地の適正で効率的な利用の責務がありますので、現在の耕作放棄地の問題は深刻だといえます。


農林水産省でも放棄地対策を行っていて、耕作放棄地の問題点として『引き受けて』『作物』『土地』の三つを挙げています。

農業委員会による耕作放棄地所有者への指導や、保証金制度、農地賃借に対しての規制緩和・・・などを行っていて、平成22年度の耕作放棄地の再生・利用に対する支援としては、耕作放棄地再生利用交付金を設け、

再生利用活動に対する支援として、再生作業(障害物除去・深耕・整地等)・土地改良・営農定着(水田は除く)・経営展開の4段階に分け、それぞれ交付金を与えています。


耕作放棄地の障害物除去や、深耕、整地等に関しては、土地の荒廃の程度に応じて10haあたり3万円から5万円。重機を用いる場合は二分の一以内の補助を、

土地改良(土づくり)に関しては2.5万円(最大2年間)、営農定着(作物の作付け)に関しても2.5万円(1年間)、

経営診断、指導、運営、マーケットリサーチや加工品試作、試験販売などの経営展開に対しても定額の交付金が支給されるほか、

農業用機械の導入や農業用施設の整備、水利施設や農道等の基盤整備に関しても再生利用交付金が支給されます。


加えて、農地転用規制の厳格化を行い、たとえば学校や病院などの公共施設への転用に関しても許可不要から協議制にし、違反転用に対する罰則も法人だと罰金が300万円から1億円になるなど厳しくなっています。


耕作放棄地問題、それほど深刻なものだと言えますが、西辻さんが行っているのは、その耕作放棄地の有効利用法としての家庭菜園貸し出しです。

基本的には、耕作放棄地を農家から借り、家庭菜園をしてみたいという人々に、体験農園『マイファーム』を貸し出しています。


ホームセンターでは野菜の種や苗が売れていて、野菜や農業についての本も人気を集めているなど、家庭菜園に興味を持っている人は増えていますが、植える土地がなくあきらめている場合が多いようです。

そんな方にとっては、本格的な農業ではなく、家庭菜園の延長としての野菜や果物作りができる『マイファーム』のシステムは助かりますね。


農地を利用してもらえる農家と、家庭菜園を本格的に行える利用者、どちらにも喜んでもらえるのが体験農園『マイファーム』のシステムで、実際に利用者も増え、『(株)マイファーム』は、設立から3年で年商1.5億社員数46人の企業に成長したようです。


今現在、体験農園『マイファーム』で利用できる土地は全国で50か所とまだまだ少ないですが、近い将来、全国で1000か所、利用者を1万人にまで増やして食料自給率を1%上げるというのが、西さんの夢です。


    【夢の扉〜NEXT DOOR〜  2010年6月13日放送】
 『農業に向き合う人々を増やし耕作放棄地をゼロにしたい』
  ドリームメーカー/西辻一真 ナビゲーター/宮越かおり

       【西辻一真さんのマイゴール】
『2014年までに農業へ向き合う人々を増やして食料自給率を1%向上』
 








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