過疎集落・やねだんの再生に成功した豊重哲郎さん

夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、限界集落の柳谷地区(公称・やねだん)を立て直した、やねだん公民館長・豊重哲郎さんのドキュメンタリーです。


豊重哲郎さんは、やねだんを再生させたことにより、今では『地域再生の達人』として知られるようになりましたが、『地域作りにはリーダーが不可欠』の信念のもと、現在地域再生リーダー作りにもまい進しています。


日本の地方都市が抱える大きな問題に『過疎』がありますが、今現在消滅する可能性のある集落は、全国で二千五百箇所以上あるといわれています。そして、65才以上の高齢者が住民の半数を超える、いわゆる限界集落は7878ヶ所に及んでいると言われています。


豊重さんが公民館長を務める、鹿児島県の大隅半島の山奥の電車もバスも走っていない所にある小さな集落・柳谷(通称・やねだん)もその例に漏れず、14年前は限界集落でした。


やねだん再生のために豊重さんが行ったのは、『行政に頼らない地域再生』

まず行ったのが『自主財源の確保』 

その為に、休耕地でさつまいもを育てて財源にしようと考えています。休耕地でさつまいもを育てる考えをやねだん住民に話しますが、国の減反政策の補助金で満足している高齢者はその話にのってきません。

そこで豊重さん説得する相手を高校生に変えます。そのアプローチ法は、「サツマイモを育てて、東京ドームにイチローを見に行こう」です。見事この作戦が成功し、高校生のサツマイモ作りが始まり、その姿を見ていた住民が少しずつ参加してきて、本格的なサツマイモ作りが始まります。

サツマイモ作りの収益金は、初年度が27万円、3年目で63万円、5年目で90万円。この時点で今まで使っていた化学肥料をやめ、土着菌に黒糖や米ぬかなどを混ぜた肥料を使い有機栽培を始めます。すると、収穫量は増え、加えてできるサツマイモが大きくて甘いものになりました。


次に『やねだんオリジナル商品作り』 

これは、おいしいサツマイモを利用して『やねだん焼酎』を作りました。『やねだん焼酎』原料のサツマイモがいいので、「臭みがなく甘く美味しい」と評判で、今では『幻の焼酎』とまで言われるほどの人気商品のようですね。『やねだん焼酎』を年間1000本作り、10年目で収益が500万円に。


その収益500万円を住民に還元。緊急避難装置や、シルバーカー、寺小屋、そしてこれは大きく全国ニュースや国会でも取り上げられましたが、『やねだん住民。全110世帯に1万円のボーナス支給』


やねだん再生の最終段階として、都会に住んでいるやねだん地域若者Uターンや、全国からの移住者募集などにより、やねだん人口の増加を試みています。


やねだんの地域起こしに刺激を受け、全国から豊重さんの話を聞きに年間4000人もの人が訪れているようです。やねだんに限らず地域再生に成功している所は全国に少なからずあると思われますが、その成功した地域再生のノウハウを大いにアピールし、過疎化に悩む地域の人に役立ててもらう必要がありますね。


  【夢の扉〜NEXT DOOR〜 2010年2月7日放送】
  『行政に頼らず、活性化する村づくりを進めて行きたい』
       ドリームメーカー/豊重哲郎

       【豊重哲郎さんのマイゴール】
 『行政に頼らない地域づくりで日本の集落を変えて行きたい』
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