おからエタノール開発者の長島磯五郎さん。

夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、バイオエタノールの研究者、長島磯五郎さんのドキュメンタリーです。


ガソリンの代わりの燃料として注目を浴びているバイオエタノールですが、実は、大きな欠点があります。

バイオエタノールの欠点とは、

とうもろこしやサトウキビなどを原料として、バイオエタノールを作ることによって、それらの食料が人の口に入らなくなること、

そして、それらの食品不足につけ込んだ投機が増え、より、とうもろこしやサトウキビなどの値段が上昇する事・・・。

つまり、エタノール燃料はできるものの、燃料を作れば作るほど食糧不足を招く結果になります。


そんな、バイオエタノール製造での問題点を全て解消し、加えて産業廃棄物削減もできるという、

一石二鳥のやり方を開発したのが、リサイクルのエキスパートとも呼ばれている長島磯五郎さん。


長島磯五郎さんがエタノールを作る原料とは、その材料を使っても食料価格を絶対に上げない、『おから』です。


豆腐作りの過程でどうしても出来てしまう、おから。

年間80万トン産出され、実際に、『卯の花』として食べられているのは、一割に過ぎません。

残りの九割は全て産業廃棄物として処理されているんです。


では、おからからエタノールを作る方法です。

まず、おからと水、そして苛性ソーダを一緒に混ぜ、90℃に加熱し、約1時間30分煮込みます。

煮込む事によって、繊維をアミノ酸と糖に分解します。

そこに、酵母としてイースト菌をを入れます。

イースト菌は、アミノ酸を餌に増殖し、糖を食べる事によって発酵し、エタノールをつくり出します。

およそ、5ヶ月でエタノールが出来るようです。


この、おからからエタノールを作るときの欠点は、多くの量が出来ない事。

この欠点の解消のために、もう一つのゴミを利用します。

それは、ジャガイモの皮。ジャガイモの皮は、

糖をたくさん含んでいるため、おからエタノール製造の欠点を充分に補います。

それに、ジャガイモの皮も、年間20万トン捨てている、れっきとした産業廃棄物なので、最適です。


2008年3月にエタノール製造プラントを立ち上げた長島磯五郎さん、現在実用化に向けて着々と準備中です。


夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内では、実際に、おからエタノールのみで車を走らせる実験を行い、見事成功しています。


おからエタノールは、有害物質のハイドロカーボンをほとんど排出しないため、全く排気ガスの臭いがしないようです。

走行性も全く問題なし。


ちなみに、静岡県庁でこのオカラエタノールが採用され、2008年秋から実際に使用されるようです。

        静岡油化工業株式会社
         

  【夢の扉〜NEXT DOOR〜2008年7月20日放送】

   『化石燃料に代わる燃料を作り出していきたい。』

ドリームメーカー/長島磯五郎  ナビゲーター/遠山景織子


【長島磯五郎さんのマイゴール】

『2015年までに、ゴミから作る燃料を日本全国に広め、地球温暖化防止に役立てたい。』


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